渡辺哲也(一級建築士・絵画作家)「多彩画の世界」また日常のささいな事などを綴っています

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「プロセス&ディテール」シリーズ、Part46

2019年09月26日 17時25分10秒 | 「多彩画」(絵画)など
「プロセス&ディテール」シリーズ、Part46
ディテールのスケールを100円玉と比較するシリーズ、第46弾!
「田舎道」[透明水彩で近所の風景を描く]です。
この作品は、[線遠近法と空気遠近法]を意識して描きました!

「線遠近法」、つまり透視図法です。
対象物を水平に見る場合、目の高さはこの水平線(HL)と同じ高さです。
そして勾配が無い限り、全ての消失点がこの線上に集まります。
このロケーションは道が緩やかにカーブしていきます。
各電柱間ラインを繋げてみると、消失点(VP)が少しづつ移動しますが、常に水平線(HL)上にあります。
そして透視図法で注意すべきところは、影にも消失点がある事です。
逆光ぎみに落ちる各電柱の影は、平行ではありません。
そのラインを繋げてみれば、影の消失点(VP)は水平線(HL)上にあるのです。

「空気遠近法」、簡単に言えば「遠くのものは色が変化し、境界がぼやける」と言うことです。
近くの山は緑も濃くはっきりと見えますが、遠くの山は薄くぼやけて青味がかかります。
①→②→③へと、ぼけていき青味をかけて遠近間を演出しております。

仕事柄でしょうか、このような「線遠近法と空気遠近法」を使った構図や描き方が大好きです!

この作品の製作工程動画を現在ストーリーズで流しております!









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