有り得ない話から始まった 【6月のお遍路 その①】
気を取り直し 【その②】 からはいつものように綴りたいと思います。
あらためまして・・・
6月7日~8日 第10回のお遍路 第70番~第79番 10ヶ寺お参りしてきました。
第4回から新幹線利用だったのですが 第10回から最後の第12回までは
第3回までと同じように名古屋駅よりバス・・・一日目は450キロ・二日目は410キロの走行距離。
参加は40名 満席に数人足りないだけということで車内はキチキチ。
添乗員さんは二人 おひと方は以前お世話になった女性。
どんより曇っていたり カンカンに照りつけたり またザーザー雨も降ったりと 忙しいお天気。
幸いお参りする時には傘の必要もなく でも人数が多い・・・よって何かと結構時間はかかりましたが。
7時30分名古屋駅を出発 9時に桂川SAでトイレ休憩し
ちょうど10時に西宮から初めてお見かけする先達さんが乗り込まれました。
今 生かされてることに感謝し
「あれも欲しい これも欲しい」 などという『欲』を捨て
「誰も支えてくれない」 などという心も捨て 支える側に回ったらどうか
我々はそんな年齢に差しかかってるんじゃなかろうか
行き帰りともにこうお話をされ 今までの自分を振り返りドキッとしたり
最近は そうありたい と同じことを思うようになってきたところでの念押しのようなお話に
心して今後を過ごしていきたい・・・ひしひしと思った次第です。
11時30分 とあるPAで積み込まれたお弁当を走行中のバス車内にて食す
【70番 本山寺(もとやまじ)】 ご本尊:馬頭観世音菩薩
山門
本堂
四国霊場では唯一の ご本尊:馬頭観世音菩薩・・・御開帳に2日早いお参り・・・残念!
馬頭観音・・・怒ったお顔の観音様だそうで 『欲』や『悪行』を食い尽くしてくれるそうです。
お大師堂
四国霊場では 31番竹林寺・86番志度寺・75番善通寺とここ本山寺の4ヶ所だけという五重塔
【71番 弥谷寺(いやだにじ)】 ご本尊:千手観世音菩薩
まずは108段を直登
難所のうちの一つで 「いやだに~ いやだに~」 と言われてる【いやだに寺】
また階段が続きます
着いたか? と思いきや 『←本堂』 の案内板
合計何段上ったんでしょう
やっと着いた 本堂
お経を上げてる間に こめかみや首すじから 汗がつつぅ~・・・たらりぃ~・・・
弥陀三尊磨壁仏
本堂から大師堂へ向かう途中の岩壁にあり お大師様が刻んだとされてるそう。
『磨崖仏(まがいぶつ)』と呼ばれ 真言を唱えると極楽往生ができるともいわれてるそうです。
唱える余裕ありませんでした。。。
お大師堂 靴を脱いでお堂の中でお参り (外観撮ってなかった・・)
ここには『獅子之岩屋』 という寺院創建の頃よりあったといわれる洞窟があり(写真は撮ってません)
『弘法大師が9~12歳の頃、この岩屋にて修学(学問)に励まれた』といわれてるそうです。
岩屋の形が 獅子が咆哮をあげた形に見えるから ということでこう呼ばれるそうで
この岩屋の前で信心をおこし参拝することで 『その身につくあらゆる厄災を獅子が食べ尽くし その身を護る』
といわれ信仰されてるとのこと。
納経帳にいただくご朱印とは別のご朱印があったのでいただいてきました。(小300円也)
そういえば 山門・・・あるようですが・・・通らなかったような・・・
【73番 出釈迦寺(しゅっしゃかじ)】 ご本尊:釈迦如来
山門
本堂
お大師堂
お大師様の笠の真上 谷が少し平らになっているところに建物が・・・
写ってました! 奥之院です
境内から50分ほど登った場所にあり さらに100m進むと大師捨身のお行場が。
弘法大師が“真魚”と呼ばれていた7歳の時 我拝師山に登り
「私は将来仏門に入り 仏の教えを広めて多くの人を救いたい。
私の願いが叶うなら釈迦如来よ、姿を現したまえ。
もし叶わぬのなら一命を捨ててこの身を諸仏に捧げる」
と 断崖絶壁から身を投じました。
すると 紫色の雲が湧き 釈迦如来と羽衣をまとった天女が舞い降り 雲の中で弘法大師を抱きとめました。
命を救われ 願いが叶うことを示された弘法大師は 青年になってこの山頂で虚空蔵菩薩像を刻んで安置し
お堂を建てたといいます。
このお話しは今までの先達さんからもよく聞いていましたが フムフム…ここだったのねぇ と納得。
【72番 曼荼羅寺(まんだらじ)】 ご本尊:大日如来
73番出釈迦寺と500mほどしか離れてないので 徒歩で移動
山門
同じ山門ですが境内側には大きな草鞋
本堂
お大師堂
【74番 甲山寺(こうやまじ)】 ご本尊:薬師如来
山門
本堂
珍しい黒衣のお大師様とのことですが お堂の中が暗くて見えません。。
お大師堂
本堂左手には毘沙門天洞窟がありまして
お大師様が彫られたという 毘沙門天様が祀ってあります
境内は子どもたちの遊び場になっているようで 何組もの親子の姿が。
遊具はないのですが 広々していてクルマの心配もなし・・・近くにこんなところがあったら と思いました。
4時50分 ここで一日目は打ちおさめ
5時15分にホテル着 今夜のお宿は 『こんぴらさん』 のお膝元 『琴参閣 』
とりあえず一枚パチリ (二日目の朝です)
またまたツインを独り占め
ぜひ写真に収めたかったお風呂・・・薔薇風呂・・・いい香りがしました!
赤黄ピンクオレンジ 色とりどりの薔薇がプカプカ 「花びらをバラバラにしないでください」 との注意書きが。。
6時45分 夕食
鯛釜飯・・・これが小さ目茶碗に1杯半・・・私としてはちょうどいい量で珍しく完食
そこでふとお品書きに目がいき・・・・・ありゃ!? 讃岐ぶっかけうどん!?
そっか・・・だからご飯少な目だったのね。 えっ!?赤出汁!? ダメだ~!・・・もう満腹。
おうどん1本だけ食べて・・・でもケーキとフルーツは全部食べたりして。。
全く眠れず夜中12時まで読書 1時・・2時・・2時半・・この辺りで眠れたようです。
朝5時半出発で お仲間さんと出かける約束をしてまして 5時のアラームで起き 急いで身支度!
この話はまた【番外編】で綴ろうと思ってます。
今回も長くなってしまったので ここでいったん終わることにします。
毎度 見る度に ナント 階段の多い修行だこと!!
年配の人も多いのに 皆さんスゴイわぁ~~
ただただ ため息です。
この参拝に バスの鍵事件
今回の馬頭観音様 ちと気になりました。
私が土・日楽しんでいます。お馬の運動会 不幸にも運動中に事故に遭い亡くなる(悲しいことですが予後不良という表現で薬殺処分)お馬さんも最後に走った運動場の馬頭観音様に祀られています。
私も応援していたお馬さんと悲しい別れをした後馬頭観音様の元で安らか過ごして欲しいと思っています。
今日は少し本題を外れてしまいましたが お許し下さい。
残りあと僅か満願成就を無事に迎えられますように
次回も楽しみにしています。
よろしくお願いします。
足腰が強いうちにしか出かけられないわね。
階段を ヨジヨジだわさ。
大きなわらじ。 これなら アタイも履けるわ~~
街なかにある『フラット』なお寺さんは何だか物足りなく思うようになってきましたがね
私よりずいぶん年配の方々も、腰が曲がった女性も
み~んな本堂・お大師堂まで行ってお参りされてます。
すごい健脚・パワー溢れてることに感動しますね。
【番外編】というか【おまけ編】でもっともっと≪階段≫を見て頂こうと思ってます!
骨折などすると≪安楽死≫…これは知ってました。
可哀想と思うのは素人の思いでしょうか
お馬さん自身にとっては幸せなことなんでしょうか。。
小食の私は食べ切れずに残すことが多く、もったいないなと毎回思う食事内容です。
あとは来月の四国最終回、再来月高野山お礼参りを残すのみです!
むちゃくちゃ遅れることもなくちゃ~んと階段上がっておられるので。
元気な(元気と思ってる)うちにいろんなところ出かけたいけど…そうは問屋が卸さず
許される範囲内で楽しみたいと思います!
大きな草鞋でしょ?
鼻緒にあの華やかなリバティの布巻いたら可愛い}かも
そういえば布草鞋作り、流行ったことがありますね。
私は作ってない(作れない)けど…何足もいただきましたわ。
階段・・・キツイわぁ。
左足が、おかしくて・・・
平坦な道も、ぎくしゃくしてる私です。
キー紛失大騒動、
は~~、ドライバーさん、ヨッコさんがいてくれて
良かったね。文句だけ言って盛り上がるより
一緒に探してくれるお客様で!
カタツムリの可愛い「絵」
上手だわぁ。
私も時々左膝がおかしくなりますが。
いつまでも自分の足で元気に出歩きたいですもん
大事にしてくださいませ。
見るだけで筋肉痛? 鍛え方足りませぬぞ
『金倉寺』…行ってきました、今UPしました!
ここだよね? 勘違いしてないよね?
こちらは階段のない街なかのお寺さんなんですね。