心穏やかに・・・

孫育てonlyの日々も少なくなり
和太鼓を楽しみながら時々仕事も行って
愛犬ムクと一緒に充実した毎日を送っています

素晴らしき高野山  前編

2014年09月30日 | 四国お遍路

こちら地方からはそんなに距離も感じない御嶽山

【百草丸】 で身近に感じてる御嶽山

3000m級の山でも気軽に登れる山として親しまれてる御嶽山

(息子たちも幼き頃 母や甥っ子姪っ子たちと登ってます)

「近いうちに噴火するかも」  なんて話もなく まさに 【青天の霹靂】

噴火の兆候が把握されてたらきっと入山禁止だったんでしょうけど

全く予知できなくって≪想定外≫だったとのこと。

自然の脅威恐るべし・・・そんなことばかりを思わされる出来事が続く近年・・・

 

と憂いつつも何か出来るわけでなく 何に注意して過ごしていいのかもわからず

 

なので とりあえず一か月前の話をまとめてみようかと・・・

 

 

 

四国お遍路の総まとめ・・・高野山お礼参りを記さなければ私の中ではお遍路は終わらず。

あんなに感動した高野山・・・今となってはアタマの中に何が残ってるのか

あやふやではありますが 何とか綴っていきたいと思います。

 

 

 

≪高野山≫  ≪奥之院≫  ≪お大師様はまだ生きておられるという信仰≫

≪そうそうたる歴史上の人物のお墓や有名な会社のお墓がいっぱい!≫

などなど・・・ダンボの耳よろしく話しだけはた~くさん聞いておりましたが 出かけたのは初めて。

 

 

高野山・・・あまりの壮大さ 荘厳さにのみこまれ 言葉も出ませんでした。

 

 

8月初めの予定が台風通過のため 下旬に延期され30・31日に出かけてきました。

29名の参加 いつもより1時間遅い名古屋駅8時35分出発 2座席を一人占め。 

走行距離も前回までとは違い 和歌山なので一日目240キロ二日目210キロと少な目。

でもやはり昼食は11時に車内にて 名古屋から積み込んだお弁当をいただくことに。

      

途中からクネクネ道になるので それまでに済ませること と散々言われました。

確かに・・・これでもか・・・というほどクネクネ道をバスは登って行きます。

正午を過ぎた頃 高野山登り口にある 高野山表玄関 【慈尊院】 到着。

 

【慈尊院(じそんいん)】  ご本尊:弥勒菩薩

高野山入り口にあたります。

この慈尊院のある九度山町から高野山まで20キロ 今も一町(109m)ごとに卒塔婆石が残り

歴代天皇や法皇・関白や将軍をはじめ一般庶民が 現在に至る千余年の間 

踏み固められた信仰の表参道で その入り口となる180町石がこの慈尊院にあるそうです。

この先の山道20キロを歩いて登っていくうちに 身に付いた汚れ・穢れ・罪などもきれいになり

神聖なる奥之院へと・・・ということらしかったです。

お大師様のお母様ゆかりのお寺でして  お大師様(当時は空海)を訪ねてきたお母様に

ここに逗留してもらい のちに御廟を建立されたとのこと(当時高野山は女人禁制のため)

ご本尊の弥勒菩薩像は日本で2番目に古い像で 国宝中の国宝とのこと。

 

お大師様はこの慈尊院にお母様を訪ねるため 20キロの山道を月に9回往復されたということで 

この辺りの地名を九度山と呼ぶようになったとのことでした。

 

     

             山門

     

              本堂

      下がって写すスペースもなく全体写せず 

      

    違う角度からの本堂ですが 絵馬・・・見えます?  何やら丸い物が二つ・・・

     

 今は罹患率かなり高く 健康なおっぱいでも取ってしまった海外の女優さんがいますが

     

        青い空 緑の木 噴水もあり・・・こちらの角度からも一枚

                                                         

        お大師堂

    

      こちらで住職さん出演のDVDを見て その後お話を聞きました

お話の内容は ほとんど 案内犬ゴン(紀州犬と柴犬のMIX)ちゃんのことでした。

  

   

映画にもなる って一年前の記事を見つけたのですが。。

 

     

             多宝塔

   

 ここから次のお参り場所へ行けるようなのですが・・・

徒歩では無理があるのか 時間がないのか バスに乗りこみました。

 

 

 

 【丹生都比売神社(にゅうつひめじんじゃ)】

     

     

     一段一段踏みしめ(とばさないよう)渡りなさい と先達さんから言われた橋

     

     下りが結構危ないので 自信のない人は下道を歩いて とのことでした。

 

     

     

    修復中で しかも全体を写せるスペースがないのですが・・・ 

    一つの大きなお社ではなく それぞれの用途別に独立した建物になっていて珍しいとのこと。

 

ここについてはメモ書きもほとんどなく・・・高野明神?が 犬を連れた狩人に化身?

慈尊院のゴンちゃんは このワンちゃんの再来とか? 

ついこの間世界遺産に登録された一部分だとか?

あぁ・・・よくわかりません・・・リンク貼っておきました。

 

 

     

再びバスに乗って細いクネクネ道をあがる途中では 新しい道路が出来つつあります。

えっと・・・何とか駅から奥之院までだったか・・・直通道路を建設中

  (高野山開創1200年に間に合わせたかったようですが無理とのこと)

出来あがればマイカーは規制され 公のバスか観光バスのみの通行になるのではなかろうか・・・

という奥之院案内人さんの話でした。

 

     

       突然赤門・・・大門 が姿を現し

     

        次には 修復中の 中門 が見えてきて

その後町並み出現!

現れ方がほんと突然で 見間違い? 幻? こんなところになぜ町がある? って感じ。

お店の看板とか自販機とか 下界(?)と全く変わらない風景なんですけどね。

標高800mにある高野山町・・・住民3600人のうち1000人がお坊さんだそうです。

     

      

この期間は想像を絶する参拝客でぐちゃぐちゃになりそう と案内人さんは今から不安だそうです。

奥之院を詳しい話しをしながら案内できる人は現在24名のみ。

この時期は高野山大学の学生が駆り出され 詳しい話しも出来ず 

ただ案内するのみになるとのことです。

 

【金剛峯寺(こんごうぶじ)】 

高野山真言宗総本山  

高野山全部が一つのお寺さんという考えで ここはいわゆる総務部的役割を持つお寺さんとのこと。

もともとは秀吉公が御母堂のために建立したお寺で 初めは 【青巌寺】 と言われたそう。

     

           入り口です

     

      お寺さんの板塀や土塀に引かれたこの線・・・気付かれたことありますか?

      5本線が一番位の高いお寺さんになるそうです。

      京都の有名な寺院・・・ほとんど5本線です  先日も33間堂の横を通りましたが

      しっかり5本線入ってました。

     

          山門

もうそれはそれは立派なお寺さんで 広い境内でいくら引いても全体の姿はフレームに収まりません。

     

          山門から入った正面

     

        左に振ればこんな感じ

     

      屋根の上に乗ってるものをズームすれば・・・≪天水桶≫ 火事対策だそうです

 

    

          後ろを振り返れば 鐘楼

    

    

        本堂を右手へ進み

     

       ここから堂内を一巡(有料) これよりすべて撮影禁止

  

何とかの間  何とかの間  何とかの間・・・とめっちゃくちゃたくさんの部屋があり 

その襖の絵もほとんど狩野派ということで 絵心も興味もな~んにもないわたしでも 

「ほぉ~・・・へぇ~・・・」 心を奪われ 言葉もほとんど出ません。

お庭も素晴らしかったです。

お茶とお菓子をいただきながら 短くはありましたが住職さんの法話も聞かせていただきました。

これまで数あるお寺さんを訪ね廻って来ましたが  ここで初めて

「なんだかすごく心が穏やかになれる! できるものならこのままここに住み修行したい・・・」

そんな気持ちになりました。

このあと 壇上伽藍とか奥之院も行きましたが わたしはここが一番心に残りました!

 

 

そして夕方5時に 【西門院】 宿坊に到着 

中止になった8月初めの宿坊は 『廊下に座りお庭を眺めていると心洗われる』 ということでしたが

そことはことなり 遥か昔には上総・下総の藩士が訪れた時に泊まった というお寺さんでした。

(藩ごとに滞在するお寺さんが決まっていたとのこと)

     

     

         山門

     

         本堂

     

      本堂を右手に見ながらここから上がって それぞれ割り振られた部屋へ

障子を開けたら・・・

     

         もう布団が敷いてあり なぜかドッキリ! 

         (重い掛け布団でしたがぐっすりZzz・・・)

     

        立派な襖絵二面に囲まれた8畳間を一人占め     

     

  床の間には 般若心経の掛け軸   その下にはなぜかアイヌの木彫りが鎮座

 

襖一枚隔てた隣りには男性が   廊下とは障子一枚隔てただけ

廊下を歩く人のスリッパの音がペタペタ・・・話し声ももちろん筒抜け

でもそのおかげで 朝寝坊せずにすみましたけど(アラームに気付かなかったのです)

 

     

        夕食はもちろん精進料理

お腹に優しい優しい食事  わたしは量的にもぴったりでしたから

アルコールを飲まれる方や 女性でも食欲旺盛の方には物足りなかったかも。

 

朝は6時半より 狭くてすっごい寒くて線香の煙が充満する本堂にておつとめ

     

      7時朝食   日本食もいいかも?  でもやっぱりコーヒーが飲みたい・・・

     

        わたしの部屋の反対側の廊下からはお庭が望めました

  

    鯉が泳いでる池から上に目を転ずれば 緑濃い木々が鬱蒼と・・・

   

これ・・・山門上部なんですが なぜにこんな写真が?と思いきや 

どなたでしょう・・・

お不動様? この方がおられたから撮っていたんでしょう。

 

8時25分    【壇上伽藍(だんじょうがらん)】 へと出発・・・バスで数分の距離です。

 

 

 今回も長くなりました・・・二日目は後編へと続けることにします。

 

 

 

 


最新の画像もっと見る

10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (みるきー)
2014-10-01 08:19:09
北海道
信州
高野山・・・
ひえ~~~、駆け巡ってる感じ!
いいなぁ
私、娘っ子の引っ越しなどで
ちぃちゃんの面倒をみておりまして・・・
自分の時間が無くなって
ヨッコさんの頑張りを、実感しましたよ。
返信する
Unknown (どら)
2014-10-01 11:25:06
やっぱり想像以上に行きたいけど コリャァ=
ダメだわ。宿坊も 大きくてスゴイらしいけど・・・
確かに 信者さん達は この様な環境で修行したいでしょうね。
コレだけ 管理するのは
ブログ観光にしておこう 

あの仲良し夫婦は ただ今家の中で陣取り合戦中らしく 可笑しいねぇ~~。
まだああして 意地はれるのも元気な証明だわ。
返信する
宿坊の ()
2014-10-01 15:09:08
襖絵をナマで観てみたいです。

後編待っています。
返信する
お待ちしてます (鬼の目にも涙)
2014-10-01 20:37:40
後編!
返信する
思い出します (シナモン)
2014-10-02 07:36:00
ブログの書きながら 思い出されてるでしょうね
私も 金剛峯寺の思い出が強いです
古いけれど ぴかぴかの廊下を歩き
若い修行中のお坊さんが 毎日 磨いてるんだと思うと
つま先で歩きたくなる思いでした
所々庭が見え 草取りや掃き掃除をしている若いお坊さんをみると
なんだか 泣きそうになっちゃったのを思い出しました

ヨッコさんのおかげで 私まで 静かな気持ちになれました
ありがとう
後編 お待ちしてます
返信する
みるきーさんへ (ヨッコ)
2014-10-03 11:07:17
その合間に太鼓の練習も行ってますよ~
これもばたるが健康だからできることで
何よりありがたいです

お引越しの手伝いはちぃちゃんのお世話担当でしたか…
お疲れ様…というより嬉しさが大きかったんじゃない?
それが朝晩毎日毎日ず~っと一緒だとになることも。
逃げ出したくなる時があるのよ
知恵がついてきたのか…ばたるの言動に一段と疲れを感じてる最近です。
返信する
どらさんへ (ヨッコ)
2014-10-03 11:18:38
下手な写真や文で素晴らしさをお伝えできないのが残念!
宗派や信仰は全く関係なくお参りできるそうですし
海外からのお客さんも多かったですよ。
ぜひお出かけください!
百聞は一見にしかず…やっぱりあの雰囲気・空気を味わって欲しいです!
のんびりゆったり…時間が取れる時がきたらぜひ!

さすがどらさん…あの「テンプレ状態です」の一文で状況がわかるとは
私は『また日本脱出』かな?と思っちゃいました
返信する
獏さんへ (ヨッコ)
2014-10-03 11:25:30
絵についても全く無知なわたしなので
『西門院』の襖絵もいつの時代のものかどなたのものかもわからず。
聞けば良かったな…とちょっぴり後悔。
金剛峯寺の襖の絵…すごいです!
ぜひ実物を!

高野山・・・まぁ何しろ想像を絶するところ
感動しましたね!
返信する
鬼の目にも涙様へ (ヨッコ)
2014-10-03 11:31:47
相変わらずダラダラと要領を得ず、下手な写真と文章

それでも後編待っててくださるとは…ありがとうございます!
今日UPできるかも…です。
お暇な時にでも目を通してくだされば嬉しいです
返信する
シナモンさんへ (ヨッコ)
2014-10-03 11:46:50
シナモンさんも金剛峯寺が強く残ってらっしゃいましたか!
同じですね!
お寺さんの中を見学しながら同じこと思ってました。
あれだけの建物・お庭をあんなにきれいに保っていられるのは
修行されてる人々のおかげ…私もその一員になりたい!
そう思いましたね。
とっても穏やかになれ「よっしゃ!この調子でいこう!」
その時は心からそう思ったけど…今はちょっと穏やかじゃなくって情けないです。

「あれ?そうっだったけ?」
読まれててそんなことを感じたところなかったですか?
あんなに感動したのに記憶が薄れてるところが多くてね
間違ってるところ教えてくださいね
返信する

コメントを投稿