ゼフィランサスって白花だけかと思ったらピンクや黄色もあった。
[白いゼフィランサス]
[黄色いゼフィランサス]
[ピンクのゼフィランサス]
この中で白色の花は「タマスダレ(玉簾)」と呼び、ピンクのゼフィランサスは「サフランモドキ」と呼ばれている。
色の違いで名前が違っているのは珍しい。
- 学名:Zephyranthes
- 英名:zepher lily、Fairy lily、Rain lily
- 科名・属名:ヒガンバナ科ゼフィランサス属(タマスダレ属)
- 原産地:アメリカ、西インド諸島
ゼフィランサスに似た花に、ハブランサスという花もあり、ちょっとややこしい。
[ハブランサス](iroiro-photoより)
花を見るとゼフィランサスとは違っているのが何となく分かると思う。
一番はっきりした違いは、ゼフィランサスは上を向いて咲き、ハブランサスは少し横を向いて咲くということだった。
でも、たったこれだけの違いで区別するのかな?
花によっては上向きなのか、横を向いているのかはっきりしないものもあるんじゃないかな?
ということで、更に違いがないか調べてみた。
そうしたらやっぱり違いがあった。
それは雄しべ。
ゼフィランサスは均等な6本の雄しべで、花弁から突き出ているようにはっきりしている。
それに対し、ハブランサスの雄しべは花弁に隠れ、大きさが不均等で数もバラバラのように見える。
花の違いはやっぱり実物を見て比べない良く分からない。
ゼフィランサス、ハブランサスの両方ともレインリリーと呼ばれている。
なぜかというと、雨が降るとその水分が刺激になって花芽が成長し、花を咲かせる性質があるそうだ。
だから水をやる時、上から雨が降るようにかけると花が良く咲くらしい。