小さな公園の花壇もすっかり夏仕様になって、ベゴニアのあった場所は観賞用のトウガラシに変わっていた。
このトウガラシの種類は「ミモトウガラシ」で、高知県にある見元園芸店のオリジナル作品。
花が終わって赤、黄、紫など色とりどりの実が付いていた。
[これも"ミモトウガラシ"]
[まだ花も残っていた]
唐辛子のこと
唐辛子が渡来した経緯はいくつかあるが、その中の一つがコロンブスに関わるもの。
コロンブスが胡椒などの香辛料を求めてその産地だったインドを目指した話は有名な話。
当時は香辛料が高価で貴重だったから。
ポルトガルから東に行けばインドに行けるのに、地球は丸いから、西から回ってもインドに着くと思ってしまった。
そして着いたカリブ海の「サン・サルバドル島」。
この島をインドと勘違いしてしまった。(だからこの辺りを西インド諸島、先住民はインディアンと言うらしい)
更にそこで栽培されていた唐辛子を胡椒の仲間とまたまた勘違い。(意外とそそっかしい人だったのかも)
そして唐辛子をポルトガルに持ち帰り、ヨーロッパ中に広めた。
その後、日本にポルトガル人の宣教師が来た時に持ってきたのだが、その時は薬用や毒としてだった。
これは江戸時代の前、戦国時代の頃のこと。
そして、江戸時代に入ってから食用となり、葉や実を楽しむ観賞用のものも生み出されたということらしい。
学名:Capsicum
英名:Chile pepper
科名・属名:ナス科 トウガラシ属
原産地:南アメリカ~北アメリカの熱帯地域