映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

新卒面接

2013-04-20 20:38:51 | Weblog
会社の来年度新卒2次面接官をやった。
いつも人事部から依頼を受けるが、忙しくて何回もできない。
ただ現役学生の動向って気になるので1,2回はお付き合いをする。
面接が解禁になった4月からスタートした1次面接を通った志望者の2次面接をやった。
メンバーのレベルは、面接スタート時点が高くてだんだんと低くなる。
それは学生の学力が高い云々でなく、採りたいなあと思う面々が少なくなるのだ。
後のほうになると、いろんな会社を受けたけど落ちて、もはや疲れきっている学生が多い。
就職が良い時期も悪い時期もこれだけは変わらない。

面接をすると、「どうしてうちの会社を受けようかと思ったの?」と聞く。
もっともらしい答えが返ってくるが、難しい表現を使う人が多い。
自分で自分の言っていることがわかっているかな?と感じてしまう。
「高尚なこと言うね」というと、逆にドキッとしている印象だ。

志望理由の中で、環境とか復興とか使う奴も多い。非常に偽善的だ。
元々真逆の発想していた経営者ばかりだった企業が「環境配慮企業イメージ」を打ち出すことになった。むかしの企業は環境を平気で犠牲にしてきたが、今度は同じ利潤動機から、環境配慮を目指すようになった。その路線を是認する学生も偽善的だ。何かと環境という学生には良い点数はつけられない。

何社くらい受けているの?というと、20社以上すでに回っているらしい。
逆に「こいつ内定出したら本当に来るのかな?」と思ってしまう。そういった意味では技術系の社員のほうが専門分野が明らかなんで来る可能性が高い。多少難ありでも採用基準をゆるやかにしてしまう。
文系は時期が後になればなるほどレベルが下がってくることを考慮すると、国立、早慶、マーチ上位校の学校中心の今面接受けている奴らはとりあえず通したほうがいいかもしれない。今いる若い奴と比べてもそん色はない。人事部の判断もあるだろう。どうするかはわからないけど。

面接で掘り下げて聞いてみると、大手証券会社や上り調子の大手IT企業の内定をとっているやつもいた。どうしたの?行かないの?というと、先行きが不安という。ものづくりをしたいといっていた。確かに大学のクラスで大手証券会社行った奴は誰もそのまま勤めていない。良い時は確かにいい。ボーナスも多い。でもアップダウンが激しすぎる。確かにその通りだ。大手銀行だってエリートでなければたいしてもらっていない。しかも、大手銀行では50前半の支店長がすくない。あと残っているのは選抜された一握りの役員しかいない。あとは全部放り投げられる。この事実は学生時代には全くわからなかった。確かに奴の言うとおりだ。逆にその話をした。
一歩上を抜けている実力があればそんな心配もしなくていい気もするが、こればかりは超難関みたいだ。

昨年と違い、今年の新卒は理系ばかり自分の部店に入ってきた。総合職の女性も1人いる。
全く未知数だ。いつも通り技術系の部署で修行するが、たぶん本辞令のときはみんな営業だろう。
家が遠くてアパートを借りなければならない奴がいた。とりあえずホテルを借りた。その話を聞いて、通勤1時間以上かかる女の子が私もホテルをと言い出した。おいおいやめてくれよ。 
そうなったらみんなアパート借りないと難しいもんね。金がいくらあっても足りないよ。
去年も住まいにはずいぶんと注文付いた。そういう奴らはみんな好きになれない。

それでも今年は女性を除き、就職試験を受ける方が優位に立てそうな気がするんだけどなあ。

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