映画とライフデザイン

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映画「前田建設ファンタジー営業部」高杉真宙&永井豪

2020-09-20 18:26:43 | 映画(日本 2019年以降主演男性)
映画「前田建設ファンタジー営業部」は2020年公開の作品


「前田建設ファンタジー営業部」は漫画のマジンガーZの格納庫を設計するというミッションに基づき前田建設の特別部隊ファンタジー営業部の社員が奔走する話である。会社でも前田建設の社員から話を聞いて映画館に見に行った人もいた。意外に観客がいたという話だ。下請け業者もいっぱいいるしね。優先順位は後になりDVDスルーである。

そもそもマジンガーZというのを漫画でもTVでも見ていない。格納庫って何?って感じだったが、緊急事態発生でマジンガーZが出動する場所なのだ。アニメの出動シーンが映り、プールが開いてその下から飛び出してくる。文章で説明するより見るのが早い。


映画に出てくる技術屋の奴らがいかにも専門バカ丸出しだけど、そういうキャラっていいよね。でもこんな金にならないこと業務時間外でよくやるよ。という感じである。

2003年前田建設工業のオフィスの片隅にある広報グループの若手社員ドイ(高杉真宙)がパソコンに向かっている。そこにグループリーダーのアサガワ(小木博明)がやってきて「マジンガーZの格納庫を作ろう」と声をかけられドイは適当に答える。広報グループの同僚であるベッショ(上地雄輔)、エモト(岸井ゆきの)、チカダ(本多力)も会話にはいってくるが、まだ半信半疑だ。


グループリーダーのアサガワはいう。空想世界では、毎週のように、さまざまな建造物が、作っては壊され、作っては壊されている。マンガやアニメの世界、その空想世界にある建物を実際に設計して顧客に提案するのだ。

かくして、アサガワに巻き込まれる形で広報グループは、マジンガーZの地下格納庫を作る依頼をファンタジーの世界から受けたという体裁で、検討に向け始動する。アサガワが上層部やマジンガーZの権利元に次々と根回しをし、部員たちも創意工夫を凝らしていく。

最初は、冷ややかだったドイも、渋々ながらも巻き込まれた部員たちと共に、掘削オタクで土質担当のヤマダ(町田)、クセの強いベテラン機械グループ担当部長のフワ(六角)、さらに社内だけでなく社外からも協力を得て、前代未聞のミッションに立ち向かっていく。

⒈徐々にのってくるメンバー
リーダーが突然マジンガーZの格納庫作ろうよと騒ぎ出す。こいつ何興奮しているの?と思う。躁鬱病の躁状態だ。部下の広報部員は何となくしらけている。周囲にいる社員連中たちは奇異の目で見ている。でも今回のプロジェクトに参画するメンバーがそれぞれに分担して、設計や施工のためにノウハウを知ろうと社内の専門オタクに聞いているうちに一気にやる気が増強する。


女性の広報部員が土木の地質のオーソリティの話を聞きに行っても眠くなるばかり、でも地質オタクが夜遅くまでかかりっきりになるのにつられる。女の子も徐々にのってくる。最後には掘削や残土処理の積算と工期算定を報告していた。こういうシーンっていいよね。


でも、こういうのは労基署が見たらどう思うんだろう。課外と言いながらパソコンログオフしているわけではないので、残業代支払っているのか?とか査察に入られたら大騒ぎになるだろうなあ。立憲民主党の連中どももこういう映画は嫌がるだろうねえ。

⒉永井豪と思春期
久々出てきたね。永井豪、このじいさんてっきり前田建設の社長かと思った。


マジンガーZが昭和47年スタートとなると、自分も中学生になってクラブ活動もあり洋楽に強い関心をもつようになった。趣味嗜好がもっと大人びていたのである。同じころの永井豪作品で言うと、「デビルマン」も知らない。逆に「ハレンチ学園」は真逆でクラス中みんな漫画読んでいたし、TVも見たし、映画館にも向かった。思春期に入ったころで、親の目をかすめてじっと見る。世間ではバカな教育ママたちは低俗番組と大騒ぎである。別にいいじゃんと思うけど、ヒステリーBBAには困ったものだ。


一躍人気になったのが児島美ゆきでTVも映画も主演。でもバストトップは見せてくれない。二代目十兵衛の渡辺やよいが映画で見せてくれて小学生の自分には超刺激的だった。実家の従業員と同級生と見に行って、同級生が思わず自分の股間を触って、固くなっているのか確かめる。その記憶が50年近く前だけど鮮明に記憶に残る。

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