映画とライフデザイン

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ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い

2011-01-22 05:30:53 | 映画(洋画 2006年以降主演男性)
コメディ映画「ハングオーバー」の評判を聞き見たくなった。
調べたら全米で2億7000万$、世界で4億6000万$を超える大ヒットである。円高の今のレートでも380億円強だ。これってすごい!日本の過去最高よりも上だ。
その作品が危うく日本で公開されないままになる可能性があったらしい。ゴールデングローブ賞の作品賞(コメディ・ミュージカル部門)となり、あわてて日本でも公開された。
結婚式を間近に控えた男とその友人計4人が独身最後のバカ騒ぎをしようとラスベガスに繰り出すが、ハメを外し過ぎてわけがわからなくなるドタバタ劇だ。
いやーおもしろい。しかも男性向けの映画だ。

結婚式を2日後に控えたダグは、親友である教師と歯科医、そして婚約者の弟と共にラスベガスでバチェラ-パーティーを開こうと向かい高級ホテルのスウィートの部屋に入る。さてこれから飲もうとする場面から一気に翌朝に話が飛ぶ。



当然のごとく羽目を外し、酔いつぶれていた男たちが目を覚ますとニワトリが歩き回り、歯科医は歯が一本抜け、クローゼットには赤ん坊がいるという状況。しかもトイレに虎が出現する。前夜の行動は、もちろん記憶にない。しかも結婚式を目前に控えた花婿の姿が、マットレスともども見当たらない。残された3人は赤ん坊を抱えながら花婿を探しつつ、前夜の記憶をたどるのであるが。。。。



二日酔いで前日の記憶がない。奇妙な電話の着信があったり、覚えのない領収書があったり、前夜の悪事を翌朝聞いて回ることも正直今でもたまにある。そんな哀しい男のサガを見事にコメディ化した。

バチェラ-パーティーすなわち独身最後の羽目外しを題材にした映画って割と多い。日本盤までつくられた「サイドウェイ」なんてその一種であろう。だいたい結婚式を目の前にすると、妙にバカ騒ぎしてみたくなるものである。自分も若いころは人の結婚式にかこつけて相当遊びまわった。
アメリカの場合、それがもっと習慣化しているのであろうか?これだけヒットするからにはそういう要素があるのであろう。女性を対象にしたラブコメではこれだけはヒットしない。ある意味、男の哀しいサガをうまく映画化している。日本人の我々からすると、ラスベガスなんて、酒バクチ女の3つの遊び要素を完備しているすばらしいスポットがあるのでアメリカの男はうらやましい。中国はマカオがあるしいいなあ!

赤ちゃんはコメディと相性がいい。個人的には赤ちゃんを題材にしたコメディって好きで、コーエン兄弟の「赤ちゃん泥棒」とかは見るたびに大笑いしてしまう。ホテルのバスルームに虎がでてきたのには驚いた。キャサリン・ヘップバーンケイリーグラントのコンビによるコメディ「赤ちゃん教育」に出てくる豹のベイビー同様のインパクトだ。それに加えて、なんとボクシングのマイクタイソンまで出てくる。これ自体「虎」のような存在だ。彼の存在自体がサプライズで笑える。「エスター」で恐怖の波状攻撃としたが、この映画は笑いの波状攻撃だ。


日本の映画配給会社も考えてくれたらいい。このブログでもいくつか取り上げたが、DVDにスルーしている大ヒットコメディがいかに多いことか。宣伝次第でもっと日本でもヒットすると思うんだけどなあ

ハングオーバー!!史上最悪の二日酔い、国境を越える

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