映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

6年目の追想

2013-08-25 09:00:11 | 家族
この夏休みは娘の学習指導に明け暮れた。
ともかく疲れた。ブログ更新もままならない。

7月の初めに模擬テストがあった。
英語の点数が悪い。読解が全然できないという。英単語の習得が進んでいない。
そこでまずは7月中旬英単語暗記からスタートした。
8月4日にあるセンターマーク模試に向けてスタートした。
カタカナでの発音まで書いてあるような単語集を使った。ベースになる1400単語を7月に2週間で覚えた。
もう宇宙語にしか英語長文が見えないという状態は脱却した。
センター模試は60%を超えるくらいまで来た。
夏休みに入って学校でセンター長文対策の特別講習をやってくれた。これはよかった。英文の慣れができた。センター形式の英語長文を50分で解いて、その解説をするというやりかただ。英単語をある程度覚えた後なので効果的だった。
予備校その他には行っていないし、これまでいったことがない。それだけに助かった。

学校の課題になっている英文法語法問題集を2周した。といっても最初は答えをマーカーするだけ、1回目は流すだけだ。2回目は自分の夏休み6日間を使ってやった。
1197問ある問題を1日200問づつやった。これはいきなり解いていき、できないものをチェックするやりかただ。きつかったが自分の夏休み中に終了した。
そのあとも苦手部分に絞って、同じ文法問題集をやっている。
7月初旬気がつくと英語は壊滅的状態まで陥っていた。反復練習で少しづつよくなっているという段階だ。

世界史はまず1年、2年から今までの中間期末テストで出題された問題と模試の復習をした。
まずは中間期末で出題されている語句を覚えて、世界史の概要をつかむのである。
それに加えて「世界史5分前」という軽い問題集をやった。これはよくできている本だ。
その結果8月4日のマーク模試は70%までいった。上出来だ。偏差値60程度まで戻る可能性もある。
そのあと自分の夏休みにセンターの過去問をやっている。
世界史Bになった1997年以降の過去問はすべて2回以上解いた。今は3回目だ。
私立の一般入試向けの対策というより世界史の全容をつかむのにはもってこいである。
最初は45~55%くらいの正答率だ。入試問題なので仕方ない。2回目以降は80%~90%にアップする。
11月にはセンター全過去問正答率100%をめざし、そこからディテイルに進む。

一年の夏に入るくらいから、今年5月末まで普段の家庭学習の時間がほとんどゼロに近い状態だった。毎日夕方7時までやっている部活で頭がイカレタのだ。
学校のテストは1年最初は真ん中くらいが、2年はほとんど底辺を彷徨った。
勉強しなければ成績が悪いのは当然だ。少し持ち直してきたかもしれない。
習慣というのは凄いものだ。あれほど何もやらなかった人間がよく立ち直ってきた。

自分が苦手なだけに国語をあまりやっていない。
これは少しづつやるしかない。本来は自分が得意な数学をやりたかったがもう無理だ。
ここでできた習慣をいかに来年2月まで継続させるかが勝負であろう。

今年の夏、上映している映画にみたいものがあまりなかった。
DVDで旧作を割と見た。ゴッドファーザーⅠ、Ⅱ、Ⅲ通しで見た。ブログに「ゴッドファーザーⅡ」の記事を書こうとしたら頭が混乱してまとまらない。その他にも韓国映画の「悪魔を見た」なんて映画は凄かった。「チェイサー」「殺人の記憶」レベルの韓国らしいクライムサスペンスだ。書きたいことがありすぎて記事にならない。「塀の中のジーザスクライスト」も半分書いてブログ記事がまとまらない。そろそろ準備に入る。

本はそれでもずいぶんと読んだ。想像したものと違って楠木建「戦略読書日記」が実におもしろかった。一橋大教授で今でも本屋に平積みになっている「ストーリーとしての競争戦略」の著者である。会社の研修の教科書として以前熟読した。
「戦略読書日記」の中に21冊プラス1冊(ストーリーとしての競争戦略)取り上げられている。22冊ののうち読んだことのあったのは4冊だった。単なる読書論だったら2000円以上もする本は購入しないのであるが、楠木教授が取り上げた本の中に小林信彦「日本の喜劇人」があった。驚いてすぐレジに向かった。
この本はすぐれものである。同じく小林信彦作「植木等と藤山寛美(現題:喜劇人に花束を)」「おかしな男 渥美清」も含め自分は何回も読んでいる。ここで楠木教授が「日本の喜劇人」で書いている文は絶品だ。他もしびれる。
その後、井原高忠、石井妙子、広木隆、内田和成、笠原和夫、平尾勇司、若桑みどりの本は読了した。柳井正とハロルド・ジェニーンの本は好きな本で書棚にあり、再読した。これらについてはあとで触れたい。
楠木教授はノンフィクションがお好きなようだ。自分もその影響受け伝記を3冊(またまた井原高忠、町井久之、グリーシャ・ペレルマン)ほどピックアップして、通勤時に読了した。読書というのは連鎖していく。一つの本を読むとそれに関連した本が読みたくなる。広がりができていい。

知的な夏だったが、インプット中心だった。7月は英単語を娘と一緒に1400暗記するところから始まったが、アウトプットの時間がなかなかとれていない。熱い夏が終了すると同時にそろそろアウトプットに移行するころかな?

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