映画「先生の白い嘘」を映画館で観てきました。
映画「先生の白い嘘」は鳥飼茜の同名漫画を奈緒主演で三木康一郎監督が映画化した作品。原作は未読。長身のモデル体型の美女というより普通の女の子が主演を張る作品の方が直近で目立つ。どこにでもいる系女子の杉咲花、古川琴音と続き奈緒主演のこの映画に着目する。予告編で奈緒が教員だということがわかるが、事前情報なく映画館に向かう。日本映画のドラマは最近貧困で気の毒系ばかりでどうかと思っていたが、久々に若者の性に着目する作品。うわさ通り奈緒の熱演が際立つ。
高校の国語教師の美鈴(奈緒)は親友の美奈子(三吉彩花)より早藤(風間俊介)と婚約した旨伝えられる。美鈴は6年前早藤に強引に犯されてから、よからぬ関係を無理やり強要されてきた。直近でも早藤との縁が切れず困っていた。その頃美鈴が担任をもつクラスの男子高校生新妻(猪狩)に年上女性とホテルに入ったといううわさがクラス内で広まる。個別に真相を確かめると、その話は真実だと聞かされる。美鈴は動揺してしまい隠していた本音を吐く。それをきっかけに新妻が美鈴に急接近するようになる。
予想より見応えのある作品だった。
途中までは往年の日活ポルノを思わせるストーリーだ。普段まじめな女教師の乱れなんてストーリーは多かった。女教師と生徒のイケナイ関係なんてAVにもありがちだ。ただ、この作品は15禁であっても濡れ場目当ての作品ではなく、もう一歩踏み込む。踏み込んだ先は面倒な展開だ。少し違うが、「こちらあみ子」を連想した。
何より奈緒の好演がすばらしい。「告白(コンフェクション)」では出番が少なかったのでなおさら役柄への没頭を感じる。友人の彼氏との性的付き合いから抜けられない女で、いつでも逃げれば良いのに抜けない。イヤでイヤで仕方ない男にハマる世界は韓国のキム・ギドク監督が得意とした世界だ。相手の彼女とは性的に何もしていないと聞き、自分の方が性的に優位に立っている気持ちがあるのだろうか?映画では露骨に見せないが、そんな気持ちをもっている気もする。でも最終はキレる。
一方で映画内での憎まれ役風間俊介が、映画を観ている自分にもむかつかせるイヤな男を演じる。ここまで一般人で性格破壊の男はいない。秘密を握ったヤクザのような威嚇をみせる。しかも、粗暴でラストに向けてはやりすぎの展開だ。演じている風間も精神的にこの役はしんどかったのではないか。よくやったと思う。
三吉彩花は「ダンスウイズミー」での躍動感ある好演が光る。美形なんだけど、背も高すぎな上にキャラが中途半端で主役をやらせてみる題材がないのかもしれない。今回は、随分と頑張っている印象を持つ。夜の営みをずっと避けてきた彼氏が急にやる気になって交わる演技では胸をもまれる。ブラジャーを取らなかったのは残念。ここで脱いだら良い役柄がもっと回ってくるのではと観ながら思っていた。
それにしても、この作品映画comの評価は3点未満と最低。これもビックリだ。意地悪でもされているのでは?どうも中途半端に性描写がある物語の一般評価が最近きびしい印象をうける。日本映画で若手が誰も脱がなくなるんじゃないかという懸念を最近持つ。
映画「先生の白い嘘」は鳥飼茜の同名漫画を奈緒主演で三木康一郎監督が映画化した作品。原作は未読。長身のモデル体型の美女というより普通の女の子が主演を張る作品の方が直近で目立つ。どこにでもいる系女子の杉咲花、古川琴音と続き奈緒主演のこの映画に着目する。予告編で奈緒が教員だということがわかるが、事前情報なく映画館に向かう。日本映画のドラマは最近貧困で気の毒系ばかりでどうかと思っていたが、久々に若者の性に着目する作品。うわさ通り奈緒の熱演が際立つ。
高校の国語教師の美鈴(奈緒)は親友の美奈子(三吉彩花)より早藤(風間俊介)と婚約した旨伝えられる。美鈴は6年前早藤に強引に犯されてから、よからぬ関係を無理やり強要されてきた。直近でも早藤との縁が切れず困っていた。その頃美鈴が担任をもつクラスの男子高校生新妻(猪狩)に年上女性とホテルに入ったといううわさがクラス内で広まる。個別に真相を確かめると、その話は真実だと聞かされる。美鈴は動揺してしまい隠していた本音を吐く。それをきっかけに新妻が美鈴に急接近するようになる。
予想より見応えのある作品だった。
途中までは往年の日活ポルノを思わせるストーリーだ。普段まじめな女教師の乱れなんてストーリーは多かった。女教師と生徒のイケナイ関係なんてAVにもありがちだ。ただ、この作品は15禁であっても濡れ場目当ての作品ではなく、もう一歩踏み込む。踏み込んだ先は面倒な展開だ。少し違うが、「こちらあみ子」を連想した。
何より奈緒の好演がすばらしい。「告白(コンフェクション)」では出番が少なかったのでなおさら役柄への没頭を感じる。友人の彼氏との性的付き合いから抜けられない女で、いつでも逃げれば良いのに抜けない。イヤでイヤで仕方ない男にハマる世界は韓国のキム・ギドク監督が得意とした世界だ。相手の彼女とは性的に何もしていないと聞き、自分の方が性的に優位に立っている気持ちがあるのだろうか?映画では露骨に見せないが、そんな気持ちをもっている気もする。でも最終はキレる。
一方で映画内での憎まれ役風間俊介が、映画を観ている自分にもむかつかせるイヤな男を演じる。ここまで一般人で性格破壊の男はいない。秘密を握ったヤクザのような威嚇をみせる。しかも、粗暴でラストに向けてはやりすぎの展開だ。演じている風間も精神的にこの役はしんどかったのではないか。よくやったと思う。
三吉彩花は「ダンスウイズミー」での躍動感ある好演が光る。美形なんだけど、背も高すぎな上にキャラが中途半端で主役をやらせてみる題材がないのかもしれない。今回は、随分と頑張っている印象を持つ。夜の営みをずっと避けてきた彼氏が急にやる気になって交わる演技では胸をもまれる。ブラジャーを取らなかったのは残念。ここで脱いだら良い役柄がもっと回ってくるのではと観ながら思っていた。
それにしても、この作品映画comの評価は3点未満と最低。これもビックリだ。意地悪でもされているのでは?どうも中途半端に性描写がある物語の一般評価が最近きびしい印象をうける。日本映画で若手が誰も脱がなくなるんじゃないかという懸念を最近持つ。