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映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

サマーウォーズ

2011-05-11 08:02:39 | 映画(日本 2000年以降主演男性)
「サマーウォーズ」は細田守監督が描くオリジナル長編アニメーション映画だ。数学が得意だが気弱な高校2年生の健二は、憧れの先輩・夏希に頼まれ、彼女の実家で夏希のフィアンセとして過ごすことになる。健二はネット上の仮想空間OZで起きた事件に巻き込まれ、その影響が現実世界にも波及するという話だ。仮想空間とは正反対の長野県上田市の田舎を舞台にして人情とハイテクの両面を描くアニメだ。


東京の高校2年生である主人公小磯健二は、数学が得意な高校生だ。しかし、数学オリンピック日本代表の座を取りそこないがっかりしていた。夏休みにふとしたきっかけから憧れの先輩、篠原夏希に誘われて長野県の上田市を訪ねた。向かっていた上田には夏希の曾祖母陣内栄がいた。陣内家は室町時代から続く旧家で、栄の90歳の誕生日を祝うため、各地から多彩な親戚が集まってくる。そこで健二は突然、夏希から将来のフィアンセを装うよう頼まれる。健二は困惑しながらも栄のために4日間の滞在をすることになった。



その夜、不審な数学クイズのメールを受け取った健二は、数学好きの虫が疼きだし夜を徹して解答する。翌朝、仮想都市OZに出現した謎のアバター“ラブマシーン”は、完全無欠と思われていたOZ管理棟のパスワードを入手する。健二を始めとする多くのアバターにクイズ形式で解析させていたのだ。OZの心臓部に侵入したラブマシーンは4億人以上のアカウントを奪取、現実の世界を一変させてしまう。緊急通報システムと交通管理システムを麻痺させ、警察や消防署、病院は機能しなくなり、大混乱に陥っていったが。。。。


都市部の風景だけを映すだけのではなく、田園地帯を臨む上田を舞台にしたところがこの映画の成功したところであろう。オタク達だけが登場しての仮想空間での争いという一面では見るものも疲れてしまう。誰もが夏休みにはのどかな田舎で過ごしたいものである。なぜ上田?と一瞬思ってしまうが、真田幸村の反目の戦いという歴史的ルーツを引っかけた部分もあるのであろう。

大学の時、合宿はいつも長野の高原地帯でやっていた。その途中で先輩の出身地である上田にも寄ったことがある。最近は変わったかもしれないが、典型的な田舎だった。
劇中、親戚の一人に上田高校野球部員がいて、高校野球の長野大会をテレビで映し出す場面が出てくる。こういう時は、架空の高校名を出すのが一般的であるが、上田高校、松商学園とリアルな名前をだす。なぜか自分の人生の中で、不思議なくらい上田高校出身者に縁がある。高校の理科の教員が上田高校出身、大学のときにはクラブの1年、2年先輩、1年後輩にも上田高校出身者がいた。クラスメイトに1人いた。会社に入ってからも6年間世話になった支店長が上田高校出身、重要顧客にもいらっしゃった。みんなまじめな人たちだ。大学の時宴会芸で先輩たちが上田高校校歌を歌っていた。これが実にいい歌で、関係ない連中までこの歌を覚えてしまった。真田の戦いを連想させる格調高雅な歌だ。実は今でも僕はこの歌をそらで歌える。奇妙な話だ。自分の出身校以外でさびだけでなく歌詞まで正確に歌えるのはこの歌だけだ。そんなこともあり、この映画に妙に親近感があった。


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