映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

パーマネント野ばら  菅野美穂

2011-10-25 05:30:45 | 映画(日本 2000年以降主演女性)
パーマネント野ばらは西原理恵子の漫画の映画化である。海辺に面した高知の田舎を舞台にした人間ドラマだ。離婚の末に一人娘を連れて故郷に出戻った娘と母の2人で営む海辺の町の美容室「パーマネント野ばら」に集まる女性たちを見ているだけで楽しい。


海辺の町にある美容室“パーマネント野ばら”は、離婚して一人娘を連れて出戻った主人公こと菅野美穂と、その母こと夏木マリが切り盛りしている。パンチパーマをかけたおばさんたちの憩いの場所だ。母の夫こと宇崎竜童は、他の女の家に入り浸っている。家に戻ってくるよう言っても帰らない。主人公の友人こと小池栄子は、フィリピンパブを経営している。その夫は店の女の子と浮気ばかりしている。それなのに金の無心ばかりしている。主人公の別の友人こと池脇千鶴は、ギャンブルに溺れたあげく行方不明となった夫の身を案じる日々を過ごしている。そして菅野美穂は高校の理科の教師こと江口洋介と恋に落ちているということであるが。。。。

都会から離れた田舎の港町では、こういう話がいつも繰り広げられているんだろうなあ。そんな感じだ。
それぞれの俳優が個性を発揮して自分らしさを見せている。女たちの夫たちはどれもこれもぐうたらばかりだ。それでも離れられない。女に稼ぎがないとどうにもならない。一生懸命頑張っている。
特におもしろかったのは飲み屋のママ小池栄子のふるまい。自分の男が店の女に手をつけるのはいつものことと理解はしているんだろうが、強烈なやきもちをやく。笑える。彼女の出ている映画にはずれがない。いい俳優さんになった。


高知県宿毛市小筑紫町栄喜というところが舞台だと知った。なんせ自分にとっては数少ない行ったことない都道府県の一つである。地図を見た。高知市よりかなりはなれているではないか。海を渡れば九州だ。でも素敵な海辺の町だと感じた。地形がいい。海岸線の美しさは絶品だ。そこに素朴な人たちが生きている。

高知出身の西原がつくる作品なので、うまい具合にロケ地が設定されたのであろう。こういう場所を知るだけでも良かった。





コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« グーグーだって猫である  ... | トップ | アウェイク »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

映画(日本 2000年以降主演女性)」カテゴリの最新記事