西川美和監督の処女作ようやく観れました。実にいい作品です。
現代社会でいかにもありそうな話で、家庭崩壊をうまく描いている。観るものを飽きさせない脚本は実に見事で最後の最後まで目を離せない展開であった。
小学校の教員であるつみきみほの家は実直なサラリーマンの父親とその妻、そして要介護の祖父の4人家族である。つみきみほには同じ小学校に働く婚約者がいて、自宅に招待する仲であった。ある日娘が父親に電話すると携帯電話が止められていた。父親の挙動も少しおかしかった。母親大谷直子は義父の介護に疲れかけていた。そんなある日義父が食事を喉に詰まらせて死んでしまう。葬儀を迎えたとき、つみきみほは兄と葬儀会場で偶然出くわす。兄は勘当状態で家を飛び出したはずだが。。。。。
話が実に良く練られている。
小学校の生徒同士の会話に介入する主人公の話、結婚承諾にうかがう娘と婚約者の挙動、ボケた義父がうろたえているのを覚めた目で見る嫁の姿、香典泥棒の話、借金取立てと回収者の話などなど。。。
二重三重にリアルな話が展開していく。どうしようもない家族である。
その家族を取り巻くいくつもの話のつくり方が実にうまい。舅の最期の話など女性的な見方で作られている話もなるほどとうなずけられた。
本当はもっと語りたいがネタばれになりそうなのでこの辺でやめる。
おもしろかった。
現代社会でいかにもありそうな話で、家庭崩壊をうまく描いている。観るものを飽きさせない脚本は実に見事で最後の最後まで目を離せない展開であった。
小学校の教員であるつみきみほの家は実直なサラリーマンの父親とその妻、そして要介護の祖父の4人家族である。つみきみほには同じ小学校に働く婚約者がいて、自宅に招待する仲であった。ある日娘が父親に電話すると携帯電話が止められていた。父親の挙動も少しおかしかった。母親大谷直子は義父の介護に疲れかけていた。そんなある日義父が食事を喉に詰まらせて死んでしまう。葬儀を迎えたとき、つみきみほは兄と葬儀会場で偶然出くわす。兄は勘当状態で家を飛び出したはずだが。。。。。
話が実に良く練られている。
小学校の生徒同士の会話に介入する主人公の話、結婚承諾にうかがう娘と婚約者の挙動、ボケた義父がうろたえているのを覚めた目で見る嫁の姿、香典泥棒の話、借金取立てと回収者の話などなど。。。
二重三重にリアルな話が展開していく。どうしようもない家族である。
その家族を取り巻くいくつもの話のつくり方が実にうまい。舅の最期の話など女性的な見方で作られている話もなるほどとうなずけられた。
本当はもっと語りたいがネタばれになりそうなのでこの辺でやめる。
おもしろかった。