TanteOLのキドアイラク

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贅をつくした生活・・・ホーフブルク王宮

2009-10-21 09:33:45 | Travel



今日は、13世紀以来ハプスブルク王朝の歴代君主が住んできた王宮のお話。

長い歴史の間に増築が繰り返され、
最終的に旧王宮、新王宮、スイス宮の3セクションとなったそうです。
旧王宮には、フランツ・ヨーゼフ1世、皇妃エリザベートらが使用した
金銀食器や陶磁器の数々を展示する博物館があります。



王宮では、5000人もの人々が働いていたそうです。
食器の数もハンパじゃありません。
そのどれもが、工房でていねいに手作りされているわけですから、
気の遠くなる話です。



これは、オーストリアを代表する磁器工房アウガルテンの食器。
マリア・テレジアによって、皇室直属の磁器工房となりました。
これは、マリア・テレジアの名前がついたシリーズ。
現在も買うことはできますが、
コーヒーカップ1客で35000円くらい・・・



複雑かつ美しく折られたナプキン。
「皇帝のひだ」と呼ばれるくぼみには、プチパンが置かれました。
このたたみ方は、宮廷の極秘として、
今も代々選ばれた担当官にだけ口伝えで受け継がれているそうです。



ひときわ目をひいた30mもあるセンターピース。
センターピースとは、
テーブルの中央に置く、高みのある装飾品のことだそうです。
たくさんのロウソクがともされて、
鏡になった下の部分にその光が反射して、更に照明効果が上がったそうです。




食器に詳しくない私でも知っているマイセンも、
所せましと展示されていました。
ゴウカです~





一番気に入った東アジアの磁器を集めたコレクションの部屋。
高価な伊万里磁器ばかりです。
タメイキが出ました~

あ、ダンナさんは電話をしているのではなく、音声ガイドを聞いています。
私が以前訪れた頃には、日本語のガイドは少なかったのですが、
今はずいぶん増えたようですね。
展示品のところどころに表示されている番号を入力し、説明を聞きます。
よくわかっていいのですが、
かなり時間がかかることと、ちょっと肩がこります・・・



この後、皇妃エリザベートの生涯を知ることができる
「シシィミュージアム」もたっぷり見学しました。
お恥かしい話ですが、ミュージカル「エリザベート」の内容を
初めて認識しました~

私自身、以前はこんなにしっかりと見学していなかったので、
ハプスブルク家の歴史についても勉強でき、
とてもよかったと思いました・・・