わだつみの華

あなたの心という大海原を
心地よい風が渡っていきますように

(記事はリンクフリー)

世界平和の祈りについて

2010-10-15 09:56:19 | 癒し
 世界平和の祈りは、すべてを調和させる祈りであります、我々人間の

内と外、この地上、地球世界の陰陽、そして、宇宙の大調和という

大神様の大法則を、おのずから発展させ、大法則にのっとった、

光そのものの祈りであります。


 私が、今ここに陰陽ということを申しましたけれども、たとえば、

月は、つねに中空にありながら、太陽の陰になっていて、昼間は

私どもの眼に見えません。

 それだからといって、月の光が、少しもなくなった訳でもなんでも

ない。ただ、自然の摂理、神のみこころによって、月は夜、光を

もってあたりに照らすことになっているのであります。


 これを、言いかえますと、陰陽それぞれの働きがあるのだという

ことになるのであります。

 太陽には、眩しい程の光がありますが、月は又、月明かり、月明

といってやさしい光がある。それぞれの持場があり、それが、陰と

陽という働きとなって、お互いを助け、引き合っているのであります。


 ところで、このような働きは、神様の愛の光を受けてなされるので

ありますが、人の思い(我)というものが、段々幅をきかせて参り

まして、一口にいうなら、人間が本体をまちがえてですね、我を自分の

主人だと思ってしまって、おもいをはこびらせてしまったものですから、

この自然の働きというものが、まっすぐにゆかなくなってしまった。

 それ程、人間の我というものは、増大してしまったんです。


 陰陽というものは、すべての働きの根元です。自然の運行

そのものなわけですね。それが、人間達の自分勝手な思いで曲げられて

しまった。自然破壊にしてもそうです。天変地異、みんな、これは、

戦争にしても何にしても、人間の他をかえりみない我から出発してるんだ。


 このまま放っといたんじゃあ、地球は滅びてしまいます。それで、

今迄色々な人や祈りが出たけれど、最終的に、

 世界人類が平和でありますように

 という世界平和の祈り言、光明の真言を私を通して、大神様が人類に

おろして下さった。

 すべてのものは、この自然にしても生き物達にしても、植物も鉱物も、

無機物といわれるものも、そして私たち人間も、すべてのものは、調和、

大調和という宇宙の大原則——神様の愛のもとに生きて、存在することが

できるわけです。


 その調和がこわれかけているなら、それをもう一ぺん、元の状態に、

業の状態に、もどさなきゃなんない。そのもどすについて一番力のある、

光にみちた、愛に満ちた祈りは何かというと、世界平和の祈りなんです。


 天命という祈り言がありますよね。

 私達乃天命が完うされますように

 と祈る。

 これは深い深い、祈りなんです。つまり、天命という神様のふところ

深くずっとずっと奥のもう何といっていいかわからない大愛と一つになる。

 自らも愛の光明となり、他を照らして、そして、気付かない内に、

神様の愛の光の一筋になるという天命を、我々人類は皆持っているわけです。


 それを、教えて下さった、指し示して下さった祈りです。

 我々はどこへ帰ればいいのか、神様の愛の中。ね、このことを天命という

言葉でもってさし示して下さった。

 だから、私どもは、この自分を愛し人を愛しのなかに、自らの天命のなかに

帰ってゆけばいいんです。

 ここに帰一すればいい。この祈りは大宇宙そのもの。神様の愛、

すがたそのものをあらわした言葉なんです。

 やさしい祈りです。けれどずっと奥へ入ってくとどこまで深いか分からない。

 そりゃあそうです。神様の愛の祈りなんだからー。


 天命というのはね、あなた方、この世だけの天命を指すんじゃない。

 何百生も何千生も永遠のいのちを生きる私ども人間のいのちの天命を

さすんです。個人の天命であると同時に宇宙の天命なんだ。

 わかりますか。さっきから、陰陽陰陽といったけれど、私達のなかに

宇宙があるんです。自在のいのちがあるんです。


 人間のいのちというのは、神の分生命分霊です。光そのものなんです。

 その本体は神様の愛。もうすべてをいつくしみ、調和させずにはおかない

という愛、つまり、大宇宙に満ちている大愛、大調和ともとは一緒なんです。

 だから、私どもは、誰も彼も、一人のこらず神様の子供なんです。


 人間をこうして生かしているのは神様の愛です。そして、その人、私たち

一人一人のなかに小宇宙があるんです。

 私達の本来心はそれを知っていて、ふるさとである大宇宙の大宇宙神を、

母親を求める子供のように追い求めているんです。

 呼び合っている。

 その呼び合って生きる存在なんだということを、余分なものをのぞいてね、

生命をスッキリと神様の方に向けて、思いではなく、祈りで愛で満たして

いって、それで、個人も人類も、この地球全体を愛でいっぱいにして

変えてゆこう、光明でいっぱいにしようというのが世界平和の祈り。大元へ

帰る祈りなんです。

 よろしゅうございますか。

 それではどうもありがとうございました。

                      五井 昌久