花守

四季の花はそれぞれやさしく咲きこころなごみます
折々に咲く花を守りこころかすめる思い出など綴ってみたいです

蛇口

2016年02月20日 11時21分21秒 | 日記
私はその昔 国鉄(JR)駅のホームに流し場と水道が設置されていたのを
覚えています 水道の蛇口は上に向けてあるものもありました
時には水が流しっ放しの蛇口もあったりして
列車の乗客も停車時間によってはホームに降りて利用きたものです

私が印象的に思い出すことは上り列車で大阪に旅行したときのことです
当時ようやく電化された頃でした 岡山~大坂間は電化されていましたので
岡山に着いたら駅のホームの水道で顔を洗おうと思っていました
旅行だからといって当時としてはお洒落に白いレースのワンピースを着て
いましたがそのレースの穴から石炭で走る汽車の煤煙がいっぱいワンピース
を通過して下着に溜まっています きっと顔も黒ずんでいたでしょう

駅のホームの水道はそんな旅人の憩いの場所でもあったでしょう
今ではそんな水道の蛇口も全く姿をなくしています
便利な時代にかわり停車時間も少なくなり旅人も煤煙に汚されることもなく
喉の渇きなど飲料水はいくらでもペットポトルで求められます
時代は風景も情景も人のこころも替えて通り過ぎていくものなのですね



クリスマスローズ遅くなってつぼみをつけています