花守

四季の花はそれぞれやさしく咲きこころなごみます
折々に咲く花を守りこころかすめる思い出など綴ってみたいです

悲しいできごと

2016年02月23日 14時17分04秒 | 日記
すこし陽がさしてきたので裏庭に出て明日のお客さまの準備に
椿 侘助 黄梅の花をきって心地よくて少し大きい声を出して詩吟を

いつのまにか垣根越しに初対面のひとが「詩吟ですね・・・・・」と笑顔で
そして「近所の石田さんという人がよく詩吟をやっておられるので解ります」と言われます
私の声でも詩吟に聞こえたのだ
そして「やさしい声ですね」と言われるのです
私少し驚きです
平素から私は自分のこと人さまから見ると“鬼婆的存在か”と思って
いましたので
そう言われた人は本当に優しい顔の方でした

その方は少しだけお話ししていかれましたが
それは想像もできない程に悲しいことでした
ご子息さまのお嫁さまが37歳で亡くなられたと言われます
教師で少し離れた官舎に住んでおられたご子息さまと小学5年生の孫さんを
傍に呼び寄せてお二人のお世話をされているそうです
悲しいですが聴くことしかできなくて
「またいつでもお寄り下さい」と摘んだばかりの黄梅と侘助を
差し上げました