九博ボランンティア、環境部会のトラップ制作に赴く。文化財に悪さをする有害生物の侵入経路を把握するためのインジケーター(他の博物館ではトラップと称する)の作成作業。十数名のメンバーが集まっていた。なんやかやおしゃべりしながらの作業。全館に400か所ばかり設置されてる。粘着剤のついた透明板に設置場所、交換回数を描いたシールをはりつける作業。2週間に1回交換して有害生物や塵埃の侵入点検。
環境ボラのメインの仕事はこのトラップ作成と交換。月に2回行われる。どちらかというと面倒な交換作業にはボラの集まりが悪いようだ。ボラの交換作業は来館者のある1,3,4Fの60か所のみ。残りの収蔵庫などは科学科のスタッフが交換作業を行う。
約1時間でインジケータ作成は終了。今、実施されている特別展、三国志をみるべく3Fに。ボラのIDカードをみせて入館。この特別展は来年1月5日までのロングラン。入場者はすでに5万人を超えたらしい。展示物がすべて撮影OKとか。FZ300をとりだし順次みてまわる。
今、なぜ三国志か?日中文化交流協定40周年記念らしい。数十年前、吉川英治の三国志を読んだ記憶がある。三顧の礼や桃園の誓い、赤壁の戦い、死せる孔明なんとかを動かす?、うろ覚え。三国志は日本人にわりと人気のある物語のようだが群雄割拠の三国時代に登場する将軍や軍師などの人物像から地球規模の競争下におかれているビジネスマンたちが勝ち抜くための処世術を学ぼうとするのかさだかではない。
とかく、魏、呉、蜀の三国のなかでも蜀の劉備玄徳や三顧の礼で招いた軍師諸葛孔明、玄徳のナンバー2の関羽などが英雄視されるが多分に三国志演義などで誇張された側面があるとか。
今回の特別展は現実に残された遺物によってリアル三国志を体感してほしいというのが狙いらしい。
赤壁の戦いなど映画化などされている軍師孔明策略で偽の船をしたてて、それに曹操軍に攻撃させて、十数万本の矢を一挙に確保した場面などが館内天井に矢がめぐらされ壮観。
魏呉蜀の前の後漢時代、黄巾の乱を平定して実権を握りつつあった曹操の墓が発見され、残された副葬品が意外と質素で、比叡山を敵視した信長と同じように、儒教に距離をおいて、変革を進めようとした乱世の姦雄イメージの曹操の実像をしってもらおうというわけだ。というわけで三国志演義で作られた偶像のリアル面をじっくり検証していただきいということか。まああと2~3回は見ることで理解を深めることにしよう。
8日午後、地元のコミセンの文化祭準備で写真を搬入。9~10と会館を利用して活動している文化サークルがそれぞれの作品を披露しあう。われわれの写真愛好会が実施する年3回の写真展の一つ。地元の親子ずれ、ジジババたちが見に来る地域の秋祭り、文化祭。パネルをくみたてフックをかけて展示準備。
14時過ぎから展示作品の個々の説明、合評。いつものパターン。9~10と文化祭が実施される。明日の午後、当番にあたっている。わいわい、がやがや楽しむことにしますかね・・・・
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