ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

180815 敗戦記念日、310万人の戦没者、民間人100万人?先日の日米ソフトボール決戦、太平洋戦争を想起させる!!

2018年08月15日 | アフターセブンティ

 平成天皇皇后が出席される最後の戦没者慰霊式典が催された。310万人の日本人が第二次世界大戦、太平洋戦争で亡くなったとされている。そのうち軍人が210数万人、民間人が約100万人(沖縄以外の日本本土で70万人が米軍に殺されたとか)2発の原子爆弾と焼夷爆弾による絨毯爆撃で日本全土が人もろとも焼け野原にされてしまった。無差別殺戮である。しかし、日本人は隣国とはちがい、骨の髄からアメリカを恨むというようなことはしなかった。寛容な国民なのか?!日本人も他国でそうしてきたからか?私は小中高校とこの間の歴史教育をどう受けたか記憶が定かではない

 先日の世界ソフトボール。日本はアメリカに負けて三位決定戦でカナダを撃破して、再度決勝でアメリカと対戦。メジャー、プロ野球、高校野球、いろいろあるがソフトボールは結構スピード感があっておもしろい。あの大きなソフトボールが日本の絶対エース上野がなげると球速が115キロ台になるとか、体感スピードでは大谷並の160キロ台とか。日本の打線は二刀流藤田の2本塁打などタイブレイクで6対4とリード、日本が優勝かと思ったアメリカがその裏、すぐさま同点においつきそして逆転タイムリー、2連覇を果たした。

 日本はあまりにも上野に頼りすぎた。カナダ戦もふくめてこの暑い中、ダブルヘッダーで162球も一人で投げ続けたのだから力尽きますよ。アメリカは全員がホームランを打てそうで投手も5人をフル活用、かわってくるピッチャーがパワフルパワフル!藤田もよく打ったがリードすれどもすれどもすぐ追いつかれ最後には力尽きた。

 このソフトボール決勝戦をみていて、70数年前の太平洋戦争を想起した。真珠湾攻撃に際し海軍の山本五十六元帥は1年間は大暴れして見せますがそれ以上は保証できません。アメリカの産業力を知っている山本五十六は1年以内に有利に立って平和交渉にもってゆき終結させる構想を持っていたとされる。連合国との開戦当初は日本軍は連戦連勝、ほとんどのアジア領土を占領、石油資源を確保。破竹の勢いであった。日本軍は強かったのだろう。

 ところが海軍上層部の意思疎通不足でアメリカ空母を沈めるどころか反対に味方の空母を沈められ、圧倒的なアメリカの空軍力、産業力の前に逆転され、制空権をおさえられ、沖縄をやきつくされ、日本本土を射程圏に抑えられてしまった。そして原爆が広島、長崎に2発もおとされ一瞬のうちに20万人が殺戮された。この段階でまだ一億総玉砕などというばかな軍人幹部がいたとか。昭和天皇の英断で15日、無条件降伏の玉音放送がされたというのが日本歴史の教えるところ。

 終戦前後、軍の公文書はことごとく焼却されてしまい戦争の真実がどこにあるのか定かではないらしい。真珠湾奇襲攻撃で日本が戦争を仕掛けたとされているが、日露戦争以後の20世紀近代史でアメリカが黄色人種日本の台頭を一番恐れており、第二次大戦でも日本を壊滅させるチャンスを米大統領が虎視眈々と狙っていたとか。真珠湾攻撃はまさに米大統領にとって渡りに船であったとか、占領軍司令官マッカーサーもこのあたりの真実については知っていたとか・・・真実は?

 戦後、経済一辺倒で日本は再興、アメリカにつぐ経済大国にまで上り詰めた。今は中国にその座をゆずったが日本はマクロでは経済は順調のようで日本人は一見幸せそうではある。しかし、沖縄の基地問題、北朝鮮の拉致被害者、日常茶飯事の殺人事件、政治家、財界人、芸能人、スポーツ関係者のモラールハザード、末法の世の中のようにも見える。まさに占領軍アメリカの志向したとおりの国になったと言えるのでは?・・・・・・・

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 180813 「ひぐらし鳴く」立秋... | トップ | 180817 地元のパープルプラザ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

アフターセブンティ」カテゴリの最新記事