残念無念、稀勢の里がついに引退を決断した。
(逆光の梅と光芒。ペンタックスK3、50mmマクロ)
大相撲の横綱は常に心技体充実し、毎場所優勝にからみ、勝ち続けることを期待される。先場所から負け続けるなかで横綱土俵入りをしなければならない苦しみは大変なことであったに違いない。土俵の下には金が埋まっていると言われるまったくの実力の世界、大関琴奨菊が陥落してからも平幕で黙々と頑張っているのはたいしたものだが横綱は出処進退は自らが決めねばならない。
16日朝、報道陣に田子ノ浦親方は「昨日(15日)の取り組み後、本人から引退させてくださいと申し出があり、横綱ですから、結果を出さないといけないと、引退に至った経緯を説明したらしい。
稀勢の里は平成14年春場所(15歳)で初土俵を踏み、16年夏場所で新十両、同年九州場所で新入幕とスピード出世(18歳)。23年九州場所後に大関へ昇進、初優勝を飾った29年初場所後に日本出身力士として19年ぶりの横綱昇進を果たした。
新横綱だった翌春場所は13日目に左胸などに大ケガを負いながら強行出場し、優勝決定戦で照ノ富士を下して連覇。しかし、このケガが響いて翌夏場所から休場、連続休場は年6場所制となった昭和33年以降の横綱として最長の8場所まで伸びた。進退を懸けた昨年9月の秋場所は10勝を挙げたが、途中休場した翌九州場所後には横綱審議委員会が異例の「激励」を受けていた。日本人のおおきな期待を背負っての2年間だったが誠に残念無念の一言だね。新横綱になってのケガが不運だったね。万全の状態で綱が張れなかった。
投手のアキレスけん、右ひじの手術、トミージョン〇〇などがメジャーにはある。大谷が打者で今年どれくらいやれるのか楽しみではあるが、稀勢の里の右大胸筋のけがを完治させ、リハビリを行い、常勝横綱としての勝ちパターンの確立プログラムが組めなかったのだろうか、知りたいものだ・・・人気横綱ゆえに完治させるために半年、完全に休むという選択肢はとれなかったのかもしれないが惜しいことだ
32歳、荒磯親方を襲名し指導者としてやっていくらしいが、これからの人生に幸あれと祈るばかりだ・・・・・・・。