午前、娘がやってきてルミエールへ妻と3人で買い物。週一定例行事。孫娘の長崎、佐世保修学旅行のお土産をもってきてくれた。楽しく有意義な旅であったようだ。もう来年は中学生、早いものだ。
午後、3年ぶりに車で15分の山家宝満宮での岩戸神楽にでかける。写真仲間の作品にたびたび神楽の写真がでてきたのででかける。
神社階段下の空き地には車が十数台駐車、神楽の笛太鼓の音がきこえてくる。階段をのぼる。少々息切れがする。ここ1~2週間のくしゃみ対策の薬の影響かも知れないね。神楽奉納はすでに始まっていた。最前列に小学生の一団が陣取っていた。
筑紫野市のHPによるとこの山家岩戸神楽は毎年十月十七日山家宝満宮で奉納され、昭和二十九年復興当時の演目は,神供(じんぐ)・手草(たぐさ)・敷蒔(しきまき)・天神(てんじん)・両刀(りょうとう)・榊舞(さかきまい)・四神(ししん)・荒振神(あらぶるかみ)・事代(ことしろ)の九番でしたが,現在では問答鬼(もんどうき)が追加されてる。特色は,筑紫の国号起源を伝える麁猛神(あらぶるかみ)をモデルにした演目があること。岩戸神楽18番のうち13番が演じられる。神楽殿のまえにひかれたブルーシートの観覧席の最後尾に陣取る。隣のケーブルテレビのスタッフの女性がみていたプログラムを写させてもらう。
神楽の起源については,元禄六年(一六九三)にすでに神楽殿が建立されていることから,さらに古くさかのぼると紹介されている。
撮したい演目はあらぶるかみの水まき。天神のあとのようだ。ケーブルテレビも同じ狙いのようだ。女性スタッフがカメラマンと話していた。
いよいよ始まる。三脚をすえてスタンバイ。観客もわかっていて演者がひしゃくで水をまき散らすたびに歓声。水の飛沫をもっとダイナミックに写すにはポジションがまずかったね。もっと演台に近づいて見上げる位置で撮るべきだった。
次の演目が問答鬼。
鬼役が客席におりて本殿に駆け上がってゆく。
希望者の幼児を鬼がかかえて本殿で健康祈願。子供が泣き叫ぶ。
じっと見つめている幼児もいる。面白い。3時半、九博の時間が迫ってきたので撤収。最後の演目の天の岩戸は何度もみているので今回はパス。
16時前、九博、ボランティアルーム着。今年最後の特別展、オークラコレクションが10月2日から始まっている。明治の財閥、大倉喜八郎と息子の喜七郎の平安から近代までの珠玉のコレクションが一挙公開されている。
明治維新による激動の時代、日本の近代化に貢献した偉大な実業家、大倉喜八郎(1837~1928年)多種多様な事業を展開する一方、廃仏毀釈の流れの中、貴重な仏教美術品などの海外流出を食い止め、日本初の私立美術館「大蔵集古館」を開設、息子の喜七郎(1837~1928年)は父の遺志をつぎ、イタリアで日本近代美術展開催などを完全支援。明治の財界人はすごいね。
16時半、九博を愛する会メンバーとボランティアを対象に特別観覧会スタート。館長挨拶のあと文化財課のYさんがオークラコレクションの解説、その後特別観覧。国宝の普賢菩薩騎象像や古今和歌集序など観覧。現在、東京の大蔵集古館が全面リニューアル中。その展示品が一挙、九博に集まっているというわけ。必見のコレクション。多くの人に見てもらいたいものである。18時半帰宅。