19日夕刻、帰還。18日に大分での第39回九州国画写真展最終日、ギャラリトークや表彰式、作品引き取りがあるので、それにひっかけて久しぶりに3泊4日の軽キャンツアーを敢行。前々から湯布院の蛇越峠からの朝霧風景のことが頭にひっかかっていたので思い切っていくことにしたという次第。天気も15日午前中は雨模様だが夕方以降は晴れ予想、雲海や霧にはばっちりということで勇躍11時出発。筑紫野ICから九州自動車道、大分自動車道をへて玖珠ICでおりて、阿蘇九重国立公園のど真ん中、標高1000mの長者原ビジターセンターにナビをセット。
ところがなんとなんと霧が出始め、センターラインの白い線を頼りに走るほどの強烈濃霧、長者原のレストハウスに着いた頃は周囲全く見えず。
スタッフの女性も昼から晴れるはずだんたんですがねと思案顔。長者原ビジターセンターはどこですかと尋ねたら道路をわたった向かい側とのこと。まったく見えない。おまけにしんしんと冷えてくる。
左右からの車に注意しながら道路を横断。濃霧の中にビジターセンターの案内が見えた。
暖炉がもえる事務所にいた係員の男性に聞き取り。10年勤務しているとのことだったが、この霧は晴れそうにない、夜中もマイナス4度との予報がでていますよという。湯布院は盆地なのでさらにひどいという。蛇越峠を下見する予定が大番狂わせ。多少寒さは我慢して温泉でも入ったらどうですかといって立ち寄り湯の地図をくれた。明日はすっかり晴れるでしょうという。
周辺はタデ原湿原で2005年にラムサール条約湿地として登録されている。めずらしい植物や野鳥の宝庫。やれやれ、大自然が相手ではどうしようもない。湯布院におりるのはやめて温泉を物色、安いところは4時前後で終了。ちょっと高いが九重星生ホテル山恵の湯に行くことにする。車ですぐのようだがこの濃霧でうろうろするのはちと怖い。防寒装備をして濃霧の中を歩いて状況チェック。いけそうなので車で出かける。
さすがに西鉄のやっているリゾートホテルだけにきれい。風呂も結構でした。夏など屋上から天の川ウオッチなどできるらしい。1時間余りゆっくりしてビジターセンターの駐車場に車を止め、60Wの電気毛布をセットして、調達していた弁当と酒で夕食タイム。電気毛布は結構暖かいが次第に体も冷えてくる。マイナス10度OKというシェラフだが当てにならない。着こむだけ着こんで普段飲まない睡眠導入剤を1錠のんでシェラフに潜り込む。さてさてどうなることやら。明日は晴れてくれて湿原散策などできればよいがとおもいつつ眠りについた。
それではまた明日のブログで続編を・・・・