ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

120620 政治屋は 選挙に負ければ ただの人

2012年06月20日 | 辛口ひとりごと

台風4号が和歌山に上陸、まともに日本縦断かとおもわれたが少し東にづれて大被害をまぬがれよかった。農園がどうなっているかチェックに出かける。倒れないように土寄せしていたトーモロコシが3本ばかり倒れていた。折れてはいないが支柱を四隅にたてて防止策をこうじてきた。今日の収穫はもう終わりに近いレタス、なす2本、ミニトマト5個、ピーマン6個。

本日の収穫物をつかった夕食に舌鼓をうちながらテレビを見るとG20を初日でひきあげてきた野田総理が民主党の両院総会で消費税法案への合意をもとめる挨拶をしていた。代表選挙後のノーサイド宣言の実践を訴えていたが小沢サイドはノーサイドとはいっておらず、今も党のトップの足をひっぱている。やっとこさ自民、公明との三党合意をとりつけたのに本家本元がこのていたらくはあきれてものが言えない。小沢先生に当選させてもらった小沢チルドレンは国民の反対している消費税をとおせば自力で選挙に勝てる自信がないので、政治献金問題で控訴されている小沢氏に未練たらしく縋り付こうとしているのではないか。マニフェストなるものは今まで政権をとったことがなかった民主党が国民に口当たりのよい政策を熟慮をかさねず、並べたに過ぎないのではないか。こんなことは米軍基地を国外か少なくとも県外にもってゆくとまったく裏付け、成算のないことを沖縄県民に平気でくちにした鳩山元総理の発言をみれば党の体質体制が与党として体をなしていないことがわかる。世界情勢は刻々変化し、資本主義体制そのものの変質、見直しが必要になっている折、なぜ消費税をあげなくてはいけないのかの国際的視野に立脚しての発信が不足している。確かに消費税があがればもろもろ生活ボリュームの縮小は必要となり年金生活者には影響がでる。しかし世界経済の破たんが引き金になり日本経済が破たんすればもともこもない。

東北エリアのがれきをやっと北九州市が受け入れを決めてくれたようだが風評被害や将来的な子供への健康被害への心配など反対論者のいうことは全国の市町村どこでも同じだ。目先の損得問題で話をしていてはがれき問題は解決しない。そこに政治家の政治屋でない大局的な判断決断がいる。「政治屋は選挙に負ければただの人」。そういう意味ではマニフェストにも書いていない、あきらかに国民からノーと言われそうな消費税増税をもちだした野田総理には拍手を送りたい。が言い出すにはそれを実現する受け皿をしっかり構築して発信すべきでなかったかと思う。沖縄基地問題と根っこは似ている。民主党はすでに分裂している。とにかく法案を通して、解散総選挙にもってゆくべきではないか。

これは第一線をしりぞいた年金生活3年目にはいった元企業戦士のたわごと、ひとりごと、私見である。楽しく食事をしないとせっかくの料理も味気なくなる。きょうはなんだか無性にぼやきたくなり一筆啓上させていただきました。

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