ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

下農は草をみて草を取らず、上農は草を見ずして草をとる

2010年09月12日 | 趣味と交遊
 この春から、家の近くで10坪ばかりの土地をかりて体験農園をしている。毎月、農業大学の先生がやってきて、講義と実習をしてくれる。春夏野菜はサトイモの収穫を残すのみで今、秋冬野菜への転換期である。じゃがいも、なす、きゅーり、トマト、ピーマン、枝豆、トーモロコシ、春菊やはつか大根などの葉菜類を農業まったく初心者で見よう見まねでやってきた。苦労してつくったとりたてのはつか大根やトーモロコシはうまかった。30数名のメンバーが一緒にやっており、3年くらい継続しているベテランもいるが、同じ種、苗で成果がなぜ違うかまだしかとはわかっていない。今年は猛暑や長雨など天候要因でとまとや枝豆が不作であったが、やはり作り手の姿勢やスキル、普段のメンテの違いがでているのだろう
秋冬のスタートにニンジン、ゴボーの種を1週間前にまき、芽が出始めた。と思いきや雑草だった。農大の先生いわく、「農業とは土づくり、雑草とりなり」。常に雑草をとっていれば発芽かどうかすぐわかる、「下農は雑草をみても雑草をとらず」ですよ。
 コンサル時代に「下農は草をみて草をとらず、中農は草をみて草をとる、上農は草をみずして草をとる」。問題が起こらないよう(目標未達)、常に先手先手で、苦情処理、種まき、根回しをやっておくことと提言していたことが思い出された。企業における5Sは問題の先行発見装置であるわけだ。あらためて日日の草取り、水やり、追肥、害虫対策などが肝要であることを思い知らされた次第である。
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