ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

安全神話の落とし穴

2010年09月10日 | 辛口ひとりごと
 車を降りての後方安全確認をせず、バック。ミラーの死角にあった銀行駐車場入り口の50センチほどのポールにバンパーをあててしまった。任意保険に含まれていない自損事故である(自損を含ませると保険料が倍になるらしい)。私鉄駅踏切近くのいつも不便に感じている地銀の駐車場、「空」の表示で狭い道路から進入、が軽のスペースしかあいておらず、そのままバック、後方の状況を確認すればよかったのだがポールにあててしまった。小さな子供でなくてよかった。
 さっそく、販売店にもちこみ見てもらうと、バンパー交換、トランクのしまり具合調整やなにやかやで20万円はかかるという。バンパーといっても最近の車はプラスティック一体型成型品で一部が損傷しても全部交換せねばならず、衝撃吸収のためにすぐのめりこむようになっておりバンパーの役割をはたしていない。船の周りにタイヤをつけて岸壁にあたっても船は大丈夫といった機能ではない。そうするとバックカメラのついていない車はその都度おりて後方を確認せねばならないことになる。
 性能、燃費、安全性、快適性、デザインなど設計ポリシーをどう考えるべきか。機械任せの自動化はかねがね怖いと思っていた。車が海に落ちることを考えて設計はしないのだろうが窓の開閉などすべて電動だとマニュアルで脱出できない。先日、東京水没というドキュメントをやっていたがこのような危惧が現実味をおびてくる。衝突防止の車が開発中らしいが、車の後方もセンサーかなんかでバンパーにものが10センチくらいに接近したら警報音で知らせるようなのがあればいいと思うがどうだろうか
 世界1安全と自称する日本の新幹線も300キロ以上で走っているのに乗客はシートベルトもしないし、駅の警備などもきわめてアバウトなものだ。爆発物をもっての乗車を防げるのだろうか、まっこと心配。
 いつも銀行の女性には駐車場の問題でクレームを出していたが自損事故ゆえ、文句をいうわけにもいかず、人身事故にならずよかったと前向きに考え、65にもなったことだし、もっと慎重な運転を心掛けよという天の声と考えることにしたしだい。販売店には修理ポイントを重点個所のみにして半額でやってもらうことにした。
コメント
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