GATE of VICSION BLOG

BLOG版GATE of VICSION
主にドラマ,映画のレビューが中心です.

太王四神記(BS2ノーカット吹き替え版) レビュー #002

2008-10-12 | 太王四神記
太王四神記 #002『チュシンの星

西暦375年。虎族の末裔(まつえい)である火天(ファチョン)会は、かつて神の子ファヌンの降り立ったチュシンの地の神檀樹(シンダンス)の上に阿弗蘭寺(アブルランサ)という祭壇を立てていた。王の誕生を告げる“チュシンの星”が輝くのを見た火天会の大長老は、同時に目覚めるとされる青龍、白虎、玄武、朱雀の四神の神器を捜し出して天の力を手にいれるべく、高句麗、百済などの各地へ兵士を送る。
そのころ、高句麗一の貴族ヨン家では現王ソスリムの妹で、当主ヨン・ガリョの妻の陣痛が始まっていた。一方、王の弟オジジの別荘では、臨月の女性が部屋を抜け出し、チュシンの星輝く空の下、人目を避けるように山の中へ・・・。
星が輝きを増すころ、白虎の神器を守る鍛冶(かじ)職人の一家と、青龍の神器を守るジン城の城主に、火天会の魔の手が迫っていた。また、火天会に攻め入られたサビ城では、城主の妻が幼い娘のキハに、生まれたばかりの妹と朱雀の神器である紅玉を託し、床下に隠れさせた。

10年後、ヤン王となった父オジジの教えを守り、息子のタムドクは愚鈍で病弱なふりをして目立たぬように過ごしていた。火天会に育てられたキハは、神殿に神官見習いとして送り込まれる。
(引用NHK)

前回のレビュー:太王四神記 レビュー #002


というわけで前回の話からの続きを.

四神が東西南北にちりばめられ,ファヌンが自分の無力さを認識し,半ばやりにげ感の残る方法で天界に帰ったわけです.

そしてチュシンの星が輝く夜,つまりチュシン王が生まれたときにそれを迎える四神も同時に目覚めるわけですが,その場所が東西南北なのかという話です.

雲師は百済・チン城,百済は朝鮮半島の南西部にあります.
風伯は高句麗・黒水靺鞨,地図上で見ると朝鮮半島の北にあります.
雨師は高句麗・コムル村,まあ,位置はハッキリしませんが,北東なんでしょう.
朱雀は百済・サビ城,今で言うところの扶余郡というところ.

四神が配置された方角と目覚めた場所を表すとするならば,

四神:配置→目覚め

雲師:東→南
風伯:西→北
朱雀:南→東
雨師:北→西

こうなります.
方角が右回りに90°ずれています.
つまり,ファヌンが治めていた神話の時代とタムドクの生まれた三国時代では方角が違ったと.
それとも決定的な勘違いを自分がしていると.


チュシンの星が輝く日,真のチュシン王が誕生するという.
おそらく,チュシンの星が輝いていたのはその日の0時から24時までですね.

前回の放送を観て,どこかで「ホゲが生まれたときは輝きが鈍かったような」という発言をした記憶がありますが,これは勘違いみたいですね.

昼間でもその存在がハッキリとわかるほどに輝いていたチュシンの星ですが,タムドクが生まれた瞬間によりいっそう輝き,その光を見たヨン・ガリョが「今生まなくては」といった直後にホゲが生まれたと.

つまり,天が示したチュシン王はホゲではなくタムドクであると.

玄武の神器に関して前回こんな事を書いてます.
>火天会であっても玄武に守られているコムル村を襲うことはできなかった

二回目の感想としては,玄武に火天会の手が及ばなかったのは「その光に気がつかなかったから.」だと.
パソンを火天会から守るためになんかスーパーアイテムを使って霧をつくりだしたので,あれの強力版で村ごとというよりも山ごと消していた可能性もありますが.

ホゲの母がなぜあそこまでホゲをチュシン王にしようとしていたのかがわかるような気がしてきました.

スジニがキハを国内城で見かけたとき,お互いに視線でその存在を確認し合っていましたが,あれはやはり姉妹であるゆえんなのでしょうね.

キハはどんなことがあってもスジニを守らないといけない.
この事が終盤で影響してくると?そうだっけ?

キハをホゲが助けたのは火天会の策略だったわけですね.
あれを計画した大長老よりもあのタイミングを正確に計っていたサリャンの方がすごいです.拍手喝采,スタンディングオベーションです.

キハみたいな子に視界の隅でうろちょろされたらそりゃあ,ホゲもタムドクも気になってしまうでしょう.火天会の策略だとは知らずに.ウッヘッヘ


最新の画像もっと見る