GATE of VICSION BLOG

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主にドラマ,映画のレビューが中心です.

『バック・トゥ・ザ・フューチャー シリーズ』 考察「ビフはなぜ未来に帰ってきたのか」 #BTTF

2010-10-30 | 海外映画
つい先日,公開25周年ということでBD版のコンプリートボックスが発売されたバック・トゥ・ザ・フューチャー シリーズですが,このブログでも何度か登場したことがあるのではないかなーと思います.

実はこの映画,あまり嫌いな人がいないように,自分も大好きな映画です.

で,一昨日辺りにツイッター上で「どうしてビフは未来に帰ってこられたのか?」という問題が挙がりました.

そこで,ちょっとストーリーのおさらいをかねてタイムチャートを作りながらこの問題を考えてみました.

これが作ったタイムチャート
BTTF_time_chart_v1.00.xlsx ダウンロード | uploader

BTTF_time_chart_v1.00.xls ダウンロード | uploader

エクセルでちゃちゃっと作ったんで汚いです.
で,正直に言っておくと,1つだけ問題が残ってしまいました,
デロリアンが炭鉱から2回掘り出されている」という致命的な矛盾が.

今回はちょっとそれには目をつぶって進めたいと思います(よろしくない

ついでに言うと,かなり間違ってるとも思いますよたぶん


まず,この話の前提を3つ
この映画では,
時間軸が次々と派生していくのではなく,未来が“上書き”される
つまり,未来に存在するべき人物は観測者(ここでは例えばマーティ)を除きそのまま未来に存在し,消えるべき人間は消えてしまう.

次に,
結果として起こる事実は上書きしても起こる
つまり,未来に向けて時間旅行をしても,その未来よりも前に帰還しているなら未来に自分は存在する.

そして,
上書きは変更された過去から未来に向かって徐々にスピードを変えながら進行する.また,そのスピードを一気に上げる引き金も存在する
引き金とは例えばジョージとロレインのキスなどです.このキスで存在の可能性が消えかかっていたマーティの未来が一気に上書きされました.

という前提です.
この先,この前提がガラガラと崩れていないことを願います.(崩れていそう


さて,当のビフですが,ドクがタイムマシンを発明したことと,マーティがスポーツ年鑑で一儲けしようとしたことを踏まえて,過去の自分にスポーツ年鑑を渡すことを画策しました.

そこで,デロリアンを拝借し,1955年に行き,若かりし頃の自分にスポーツ年鑑を渡すことに成功したわけです.
その結果,未来は上書きされ,ビフが億万長者になり,ヒル・バレー一帯は見事な犯罪都市になってしまうわけです.


ここで,1955年から2015年にビフが帰還するシーンが描かれるのですが,一体全体,犯罪都市ヒルバレーはどうなったのか?という問題が本題.

不思議ですね.これ,映画の進行上の都合で片付けていい話ですよね.

でも続けます.
老ビフの作戦は成功したわけですが,それに気がついたドク&マーティが1955年に戻り,スポーツ年鑑を奪い返してしまいます.すると,ビフが億万長者になることもなく,犯罪都市ヒル・バレーも生まれないわけです.やったね.

それでもやっぱりあの時間にビフが帰ってくるのはおかしいだろうと?
ですよね.僕もそう思います.やっぱり進行上の都合に・・・


では,こう考えましょう.
年鑑を取り戻したことで,未来は再度“上書き”されていくことになります.
つまり,犯罪都市は生まれないという事実,ジョージとロレインが結ばれてマクフライ兄弟が生まれるという事実,ドクがタイムマシンを発明する事実,過激派の銃撃を防弾チョッキで防いだという事実,マーティが1955年にタイムトラベルするという事実,85年に帰ってきた後,2015年に自分の息子を助けに行くという事実,ビフにデロリアンを観られるという事実は未来において起こることになります.

ここで,ドクとマーティが2015年から1985年に戻った時点では,老ビフがスポーツ年鑑を渡したことが引き金となって犯罪都市ができあがっていましたが,この時点では出発した2015年の出来事は上書きされていないと考えます.
しかし,犯罪都市として上書きされた1985年ではドクとマーティがタイムトラベルをするどころかタイムマシンすら発明されていないはずなので,この一連のシーンではドク,マーティ,デロリアンその他諸々の存在が消えかかっていると考えられます.
でも,忙しくって気がつかなかったんだよねたぶん.

というわけで,スポーツ年鑑を渡すミッションを完遂した老ビフが未来に帰ると,2015年を決定的に変える引き金が存在しなかったためか,繰り返し起こった未来の上書きがまだ完了していないために,元の2015年に戻ってきてしまったわけです.

で,その直後,本編では未公開となっていますが,ドクとマーティが1985年に帰ることが引き金となってスポーツ年鑑ミッションを終えたビフは存在が消えてしまうという結果になるわけです.
まあ,どこかの時点でビフが死ぬという未来が確定したんでしょうね.
というより,このシーンには触れなくても問題ない気もしますが.


ここまでがちょこっと考えた事です.
いろいろ無茶な展開をしているんじゃないかと思いますが(ダブルチェックとかしてない.行き当たりばったり),結論としては,
2015年の未来は“まだ”変わっていなかったためビフは帰ってくることが出来た
ということです.

そこで重要なのはやはりこの3つ
時間軸が次々と派生していくのではなく,未来が“上書き”される
結果として起こる事実は上書きしても起こる
上書きは変更された過去から未来に向かって徐々にスピードを変えながら進行する.また,そのスピードを一気に上げる引き金も存在する
ということです.

こんな感じでどうでしょうか?
以上,報告終わり.


ところで,冒頭に挙げた
デロリアンが炭鉱から2回掘り出されている」という致命的な矛盾
についてですが,簡単に説明しておくと1885年で一度埋めたデロリアンをマーティを1985年に帰すために掘り起こしてしまったので,1955年のマーティはデロリアンを掘り起こすことは“確実に”ありえないのではないかという話.

でもきっとこれ,最終的にドクがあの炭鉱にデロリアンを隠し直したりとかすれば解決する話ですし(元も子もない).ここで挙げた遅延上書きが起こっているとすれば,1885年でデロリアンを掘り起こしたことが1955年でデロリアンが存在しないという事実の決定的な証拠となっていなかったのかもしれません.

わからん,つかれた


(追記:2010/11/01)
とんでもない勘違いでしたね.
マーティが1885年から1985年に帰るために使ったのは自分が1955年から乗ってきたデロリアンでした.
つまり,1885年でドクが炭鉱に隠したデロリアンは炭鉱に残り続け,1955年でマーティが西部時代のドクを助けるために掘り起こすまで残り続けると.つまり,問題はすべて片付けられた?
これでオールグリーンということですか?

やっぱりPART3まで観ておけば良かった(;´д`)トホホ…

ライラの冒険 黄金の羅針盤 レビュー

2008-04-01 | 海外映画
ライラの冒険 黄金の羅針盤』GOLDEN COMPASS

偶然鑑賞券を手に入れたので観てきました.
時間的に吹き替えがぴったりだったので吹き替えで.


ライラの冒険というタイトルから3部作とかになるんだろうなとか思っていましたが,冒頭からその期待は裏切られませんでした.

「黄金の羅針盤」は3部作の第1部である.
第1部はパラレルワールド,
第2部は現実世界,
第3部は二つの世界を行き来する.


なんだかあっという間に終わった感じです.
中盤,若干中弛みな空気が流れていたのでまぶたが落ちそうになりましたが,最後まで観ることができました.

てっきりアレシオメーターをアリスエル卿に渡して何かが起こる所までかと思っていたので,正直あのラストシーンは衝撃でした.
ナルニア国物語もロード・オブ・ザ・リングも実は観てませんが,こんなものなんでしょうか.

コールター夫人たちがダストのことを隠そうとする理由や,ダイモンと子供の引き離しをする理由もいまいちでした.ちゃんと聞いてなかったからでしょうか.

第2部を劇場で観るかといわれれば,1800円は出せない気がしますね.1000円の日に観に行きます.
でもおもしろかったですよ.

どうやら第2部は主人公が別みたいですね.

ライブラリアン:伝説の秘宝 レビュー

2007-12-27 | 海外映画
ライブラリアン:伝説の秘宝』The Librarian: Quest for the Spear

30代になっても学生で考古学オタクのフリンは、ある日、図書館司書<ライブラリアン>という夢の仕事に就く。ところが初出勤の日、図書館から伝説の秘宝が盗まれ、突如冒険の旅に出ることに。そして、人類の運命は彼に委ねられた!(引用AXN)


AXNで放送していたものを偶然発見して視聴しました.
いやあ,いい意味でばかばかしいですね.

設定は面白い.「契約の箱」「パンドラの箱」「エクスカリバー」等,伝説の存在とされているものが実在していてそれを図書館の地下で管理している.
この時点で失笑いや爆笑.

しかも新しい司書は30過ぎた考古学オタクの学生.初出勤日に盗まれた秘法を取り返しに行くなんてもうw

ノア・ワイリーのあの微妙なダメ男ぶりがまた面白い.
あの撫肩,上川隆也に通じるものがあります.ぜんぜん違いますが.

しかし「2004年全米TNT局で放送され、年間最高視聴率を記録したアクション・アドベンチャー!」というありふれたキャッチはどうなんでしょうか.
はじめからそこまで期待はしていませんでしたが,それなりに笑えたからいいものを年間最高視聴率が本当だったとしてもそれを言っちゃあねと思うわけですよ.

ラストの「タイムマシンが盗まれた」にはドンだけ盗まれるんだよと思いましたよ.
あの警備はどうぞ盗んでくださいといっているようなものですが.
さすがにタイムマシンが盗まれてはどうしようもないと思います.

時間とタイミングが合えば第2弾も観たいなあ.

レミーのおいしいレストラン レビュー

2007-09-07 | 海外映画
レミーのおいしいレストラン - goo 映画

先週ですが観てきました。

公開中なのでネタバレは伏せるとして。さすがピクサー。レミーの声がはっきりと聞こえてきます。
おもちゃ,虫,魚。人間以外を描かせたら彼らの右に出るものはありませんね。

逆に,人間を描くとどうしても違和感。
しかしこれは「あくまで主人公は人間ではなく,動物やおもちゃ,人間と接する存在」だと考えるなら意図的なものとも考えられます。

鑑賞前においしそうな料理がたくさん観られるんだろうなと思ってましたが,そんなにたくさん出てこなかったので残念でした。

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

2007-08-06 | 海外映画
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 - goo 映画

<ネタばれあり>

西遊記と2本立てで鑑賞したハリポタ。
劇場で観るハリポタは今作が初めて。

その日の昼間に実家にあった『炎のゴブレット』を観たノリだからいいのさ。

レビューとして書くのも今作が初になります。

原作(日本語版)は『賢者の石』発売当初から読んでます。

第1作が映画化されると聞いた時、これはもう7年分連続鑑賞ができるまで観ないと考えていたのですがやはり無理でしたね。
テレビ放送で結局観てしまっています。

本編レビュー

正直、原作『不死鳥の騎士団』は強く印象に残らなかったのは事実です。タイミング悪くあの量が嫌になっていたためでしょうが。

確実に対象年齢が上がっていく映画版なわけですが、『炎のゴブレット』の時点で14歳に見えないところが「おっどろき」なわけで。その分『不死鳥の騎士団』では年齢に関する台詞がなかったので違和感なく鑑賞。

キャストのDaniel RadcliffeRupert GrintEmma Watsonなんかはもう定着してしまったけど、学年が上がるにつれて学生の仲間もどんどん増えていくわけで、今作なんて「ダンブルドア軍団」で一気に増員。ほとんどはこれまでに出てきたキャラクターですが。

結局、何が言いたいのかといえば、新キャラクター、ルーナ・ラブグッドを演じたEvanna Lynchが一番予想外。本を読んだ段階では、完全に学生版トレローニだと思ってました。

goo映画にも書きましたが小説は小説。
映画は小説のストーリーを汲んだ映画としてのシナリオなわけで、ハリー・ポッターに関して言えば、映画は映画で楽しむべきでしょう。
小説から抜けたシーンを探すのはあくまで原作ファンの楽しみなわけで、レビューにあーだこーだ愚痴を書くのはチョットいただけませんな。
読み返す楽しみが増えると考えるのがベストです。

ただ、スポット予告は言いすぎでしたか。
結局額の傷の秘密は今作では解明されません、というかされていても分りにくすぎます。

気に入ったシーンは冒頭、ロンドンの街を騎士団メンバーとハリーが箒で駆け抜けていくシーン。もうみんなカッコよすぎる。

神秘部での戦いのシーンはさすが魔法使いという感じでした。(なにが)
DAメンバーの死喰い人との戦いはドキドキ。あの状況で死者が出なかったのはやはりハリーのおかげか。アクシオとか武装解除術とか使いたい。
騎士団が参戦してからはワクワクでした。閉口呪文使いまくりの大人たちカッコよすぎ。光飛びまくり。死喰い人飛びまくり。
シリウスはあっという間でした。悲しむ暇もないほど。

ダンブルドア×ヴォルデモートの戦いはなんというかまああれですね、ヨーダ×ドゥークー。

この調子だと次回作も見に行きかねません。


劇場に映画を見に行く楽しみの一つが、待機中の作品の予告と特報なわけです。

西遊記を観ると決めていた時点で、九月公開のHEROの予告編目当てでした。
今回のHEROは法廷劇みたいですね。予告を見ていると『容疑者 室井慎次』が似ているなと。まあ、あれもある意味で法廷劇だったわけですから。
期待。期待。

ハリポタは偶然見た感じなので完全にノーマークでした。
なのでワタリ@デスノートがいきなり出てきたときには正直びっくり。
と、次の瞬間にはLが。二人とも例の魔法少年の話をしているではないか。と思ったそのときワタリが来年にはLの秘密が明かされると発言。
この特報は予想外でした。『スピンオフ L』

早い話が楽しかったわけです。

デジャヴ レビュー

2007-03-18 | 海外映画
デジャヴ - goo 映画

2006年、アメリカ

監督
トニー・スコット Tony Scott
製作
ジェリー・ブラッカイマー Jerry Bruckheimer
出演
デンゼル・ワシントン Denzel Washington
ヴァル・キルマー Val Kilmer
ポーラ・バットン Paula Patton
ジム・カヴィーゼル James Caviezel



観てきました。
下調べもなしに観たので、いろいろ想定外だったので80点です。
程よくネタバレを織り交ぜつついきますよ。

前述しましたが、鑑賞前の基礎知識が「デジャヴ」「助ける」この2単語だけだったためストーリーは、デッドゾーンやトゥルー・コーリング(観てない)のような一種のSpiritualityの含まれる作品だと思ってました。

ところがこれはSF。サスペンスと書いてあるSFです。
似てるといえば「マイノリティ・リポート」でしょうか。
キャストにデンゼル・ワシントン、製作がジェリー・ブラッカイマーという情報もオープニングで知りましたよ。

冒頭のシーンは予想通りでしたが、あそこまで派手になるとは思いませんでした。
中盤から登場するある装置。これがストーリー上かなり重要になってきますが、その欠陥がまた疑問を呼ぶという素晴らしさ。
説得力に欠けるというんでしょうか、「あれはできるのになぜこれはできないのか。」という疑問に対して個人的に納得のいく答えが返ってきませんでした。
発想は素晴らしい。鑑賞後にチラ見しましたが、パンフレットで本広克行が書いていたようにその発想はなかったですね。

肝心のストーリーはよく出来てはいるものの、解決したように見せかけて何も解決していないというオチが。

これから鑑賞する皆さん。
オープニングはしっかり見ておいたほうが良いですよ。
期待は裏切らないと思います。

CUBE2(2002) レビュー

2006-11-27 | 海外映画
CUBE2(2002) - goo 映画

キャスト
Keri Matchett ケリー・マチェット (Kate Filmore)
Geraint Wyn Davies ジェラント・ウィン・デイヴィス (Simon Grady)
Grace Lynn Kung グレース・リン・カン (Sasha)
Matthew Ferguson マシュー・ファーガソン (Max Reisler)
Neil Crone ニール・クローン (Jerry Whitehall)
Barbara Gordon バーバラ・ゴードン (Mrs. Paley)

スタッフ
監督
Andrzej Sekula アンジェイ・セクラ
製作
Ernie Barbarash アーニー・バーバラッシュ
製作総指揮
Michael Paseornek マイケル・パサーネク
Peter Block ピーター・ブロック
Betty Orr ベティ・オァー
Mehra Meh メーラ・メー

あらすじ
心理療法医のケイトが目覚めた時、彼女は冷たく光るCUBEの中にいた。同じくそこにいたのは経営コンサルタントのサイモン、盲目の学生サーシャ、技術者のジェリー、老婦人ペイリー。みんな、どうしてここに来たのかも、なぜここにいるのかもわからない。そして、彼らに襲い掛かる数々の不条理な殺人トラップ(罠)。果たしてケイトはCUBEから脱出できるのか!

以上goo 映画より抜粋。



goo映画では前作よりも高い点数をつけました。80点。

内容は前作の結果を踏まえた上でのCUBEの進化です。
前作でも描かれたCUBE脱出の謎ですが、今回の設定では副題にもなっている「hypercube:超立方体」がキーとなっているのでわかりにくいのは仕方がありません。実際結論までの過程は省かれていますが。
その分かなり無茶な展開になってもなんといいますか納得というか、これはこれでおもしろいとしかいいようがなくなってしまいます。

前作でのキューブは部屋によって色分けされていましたが、今回のキューブはどの部屋も白。これがまた「どこまで行っても同じ」という恐怖を生むんですね。

で今回の主人公はKeri Matchettおわかりですね。インベイジョンではマリエルです。

『カンパニーマン』は観たので、『NOTHING』を観たいのですが、いつになるやら。

CUBE(1997) レビュー

2006-11-26 | 海外映画
CUBE(1997) - goo 映画

<キャスト>
Maurice Dean Wint モーリス・ディーン・ホワイト (Quentin)
Nicole de Boer ニコール・デ・ボアー (Leaven)
Nicky Guadagni ニッキー・ガダーニ (Holloway)
David Hewlett デイヴィッド・ヒューレット (Worth)
Andrew Miller アンドリューミラー (Kazan)

<スタッフ>
監督
Vincenzo Natali ヴィンチェンゾ・ナタリ
製作
Mehra Meh メーラ・メー
Betty Orr ベティ・オァー
脚本
Andre Bijelic アンドレ・ビジェリック
Vincenzo Natali ヴィンチェンゾ・ナタリ
Graeme Manson グレイム・マンソン

<あらすじ>
ある日突然、立方体の部屋の集合体である異空間に、理由も不明なまま閉じ込められた人々。警察官のクエンティンをリーダーに、数学を専攻する少女レヴン、中年の女医ハロウェイ、この建造物の実体を知らされぬまま外壁だけを設計させられたというワースらが脱出を図る。

以上goo 映画より抜粋。



衝撃作とか騒がれていましたが、個人的なことを言えばそこまで衝撃でもなかったような。ドッグヴィル(2003)のほうが衝撃です。
基本的にセットが1つというのはすごい。

で、主要キャストの一人が我らがマッケイことDavid Hewlettですよ。
彼がでてるからV.Natali監督の作品を観るというのもあります。
かなりキーパーソン。最後の最後までいいポジションにいます。

キューブの謎が理論的に解明できたところは評価すべきところか。

25年目のキス レビュー

2006-10-19 | 海外映画
25年目のキス』- goo 映画

主演と製作総指揮にドリュー・バリモア。

高校に潜入取材することになった新聞記者の話。

ラブストーリーとしてはすごくおもしろいわけではない。
全体的にまとまってはいますが、もう1エピソード欲しかったような気もします。

劇中、ドリューがだんだん綺麗になっていきます。冒頭とエンディングではもう別人です。
脇役も注目。潜入後ジョジーが初めて友達になったAldysに『ディープ・インパクト』で脚光を浴びたリリー・ソビエスキー Leelee Sobieski。まあ、他の作品がわかったのは彼女だけですが、皆さん脇役らしい演技をしてます。

銀河ヒッチハイクガイド レビュー

2006-10-09 | 海外映画
銀河ヒッチハイクガイド THE HITCHHIKER'S GUIDE TO THE GALAXY

とうとう観ました。
レンタルが開始された時から観よう観ようと思って今に至ります。

よかったです。冒頭の「SING ALONG SONG」耳から離れません。イルカたち、気がつかなかったのは僕らの責任だ。

アーサーいいところに住んでますね。いつかあんなところに住んでみたいです。

正直言って途中までトリリアンが地球人かどうかわからなかった。
いきなり宇宙船に出てきたときはこいつ宇宙人だったのかと思いました。

ヴォゴンの宇宙船から放り出されるシーンは笑いました。「そっちかよ!」

無限不可能性ドライブ。不可能に近い偶然を一時的に可能にしてしまう装置。
夢があります。

「黄金の心」号がアーサーとフォードを拾ったのは無限不可能性ドライブが不可能を可能にしたかららしいです。2人が浮かんでいる場所を「黄金の心」が通過するという不可能が可能になったから。

各所で笑わせてくれました。どのシーンを切り取っても面白いです。
「面白い」なんて便利で説得力のない言葉でしょう。
地球人は3番目。ましてや地球は「究極の問い」を求めるためのコンピュータ。バックアップがある。

製作サイドの考え方から既に良作です。
「丸いボールに向かっての演技では、本当の演技ができない。」
観てるほうもCGよりもぬいぐるみだろうが何だろうが本物のほうがいいですからね。
一方で作りこむところは作ってます。
惑星製造現場は最初「どんなアトラクションだよ。」と思いましたが、あれは壮観です。あのボックスに乗りたい。アーサーのあの表情わかります。

マーヴィン。

はっきりいってうまく表現できません。レビューとしては最悪です。
観てください。とりあえず観てください。

ドラマのほうも観ますか。

インファナル・アフェア

2006-05-22 | 海外映画
今日は書くぜ!
さて『インファナル・アフェア』のレビュだぜ!
テンションは高くないぜ!

ストーリーを簡単に説明するかい?

18歳にしてマフィアのボスから警察に潜入することを命じられたラウ。
同じくマフィアの潜入捜査をすることになったヤン。
人生を入れ替えられた二人は、それぞれの使命の下、それぞれの組織で成長する。
2002年、警察はヤンから大きな取引の情報を手に入れ、覚せい剤勢力の一斉検挙をもくろんだ。ところが、相互に機密情報が漏れたため、取引も検挙も失敗に終わる。同じく、双方が内通者の存在を否定できなくなった。
両組織が裏切り者探しに乗り出した。
ヤンとラウの人生が交差し始める。

こんなカンジ。
面白かったよ、テンポも悪くなかった。
欠点を挙げろといわれても困る。ストーリーを完全に把握できてない可能性があるから。
『TUBE』よりもどきどきしたかな。まぁ、本質的なものが違うんだけど。
音楽も良かった。脚本は突っ込まない。
ナンダカンダいって早くⅡⅢが観たくなる作品。よかったDVDで観て。

前から思ってたんだけど中国出身の人って名前カッコいいよね。
トニー・レオン、アンディ・ラウ、アンソニー・ウォン、ケリー・チャン。
みんなハリウッドの人みたいじゃない?これってほとんど本名なの?みんな芸名?

トニーなんて日本人にはまずいないよね。アンディも。
あ、中国ってファーストネーム・ファミリーネームの順番?
レオンさんちのトニー君なの?それともトニーさんちのレオン君?誰か教えて。



面白い映画ってさ、個人的にはいくつかに分けられるの。
①見た瞬間に『これはキタ!』ってカンジでどんどん回りに話したくなる作品。いろいろ調べて、自分の知識が増えていくのに役立つ。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー3部作』がそれにあたる。
昨日の平成教育委員会見た?3の日本製云々のところが出題されてた。
②同じく『キタ!』って思うんだけど、その後頭の中でストーリーの反復が何度も行われる作品。大げさに人に勧めない。『インファナル・アフェア』はこのパターン。
③完全に単発で面白いと思うやつ。少したつとストーリーが思い出せなくなってくる。いい例はないな。

皆さんはどうですか?映画の楽しみかたって人それぞれ違うものです。

今日はこんなカンジで締めます。
熱力学が難しすぎるぜ!
SGレビュは今度一気に行くから待っててね。

人間のエゴ

2006-01-22 | 海外映画
 ドッグヴィル見ました。よかったです。
 広い空間の中に白線で家や道路の外郭を引き、小道具等のセットは必要最小限だけ。公開当時からずっと見たかったのですが、ここにきてやっと見ることができました。
 一番最初に感じたのは、正直に言うと「難しかった」ということです。ストーリーは明確でした。
 ロッキー山脈のふもとにある村『ドッグヴィル』。ある日ドッグヴィルにギャングに追われた一人の美しい女性が現れる。彼女の名前はグレース。村人たちは最初、彼女を受け入れようとしなかったが次第に心を開くようになる。彼女が警察に追われているのを知るまでは。
 理解するのは簡単でしたが、見終わった後に少し考える必要がある映画は、面白いけど大変なわけです。だから「難しい」

 この映画「アメリカ3部作」なんですね。続編は「マンダレイ」。ドッグヴィルを去ったグレースは奴隷制度の残るマンダレイという村にたどり着く。
 いつになるかはわからないけど、確実に見ます。ただ、グレース役は二コール・キッドマンからブライス・ダラス・ハワードに変更なんですね。少し残念。続編をやるなら続投してもらいたかった。ブライス・ダラス・ハワードってロン・ハワードの娘さんなんですね。


 さて話は韓国に移します。昨年韓国で『波浪注意報』が公開されました。チャ・テヒョンとソン・ヘギョを主演で送る「世界の中心で愛を叫ぶ」のリメークです。日本での公開は今秋だそうです。劇場に行くかわかりませんが、そのうち絶対に見ます。
 それよりも見たいのは『B型の彼氏』。なんでかって?もちろんイ・ドンゴンがでてるから。そこに尽きます。