GATE of VICSION BLOG

BLOG版GATE of VICSION
主にドラマ,映画のレビューが中心です.

ドクター・フー レビュー S2#025

2008-02-23 | ドクター・フー
S2#025『危険なお絵描き』Fear Her

前回:ドクター・フー レビュー S2#25


何度も言いますが,その手の形は誰でも出来ます.

宇宙の旅人アイソラス.
太陽フレアに引っかかって地球に落ちてきたって近くを通る方が悪い.

舞台は2012年7月27日,ロンドンオリンピック開会式当日.

ラスト,ドクターが聖火を持って走ってましたが,ランナーが本当にこけて走れなくなったらやっていいんでしょうか.ああいうこと.

そういえばLONDON2012の放送はBBCがやる予定になってますが,このシリーズがこの先続いたとき,確実にオリンピックネタをやるわけで,そのときのエピソードが非常に楽しみです.
「だいぶ前に開会式を観た」とか聖火を持つドクターをドクターが観るとか,実は聖火ランナーが倒れたのはアイソラスのせいではなく,別のエイリアンの影響でそれをドクターが解決するとか.おもしろそうです.

やっぱりシャドウはシャドウ議定書と関係があると思います.

重要なのは次回予告.
ドキドキの展開にわくわくします.
因みに今回の予告編はラスト2話分の予告編ですよ.

キャッチアップでお送りしました.


伏線
「ロンドン2012」「シャドウ議定書」

ドクター・フー レビュー S2#024

2008-02-23 | ドクター・フー
S2#024『エルトン君の大冒険』Love & Monsters

前回:ドクター・フー レビュー S2#24


ドクターを追う地球人の話.

「LINDA」この名前かっこいいと思いました.なのでいろんなところで利用させてもらってます.

いや,相変わらずスイコロリンは気持ち悪い.どうやったらあんなエイリアンを思いつくんだ.しかも微妙にスリジーンには似てないし.

トーチウッドファイルのローズに関する情報はバッドウルフが消去してました.これはこの先の話にもつながるわけですが,いろいろ想像できるわけです.

ドクターは常に現れる.事件が起こる場所に.


伏線
「トーチウッド」「バッドウルフ」

ドクター・フー レビュー S2#023

2008-02-23 | ドクター・フー
S2#023『地獄への扉』The Satan Pit (2)

前回:ドクター・フー レビュー S2#23


定期的にドラマはチェックしていますが,こっちに手を出せません.

今回は前回からの続き,ビーストの正体についてです.

序盤のビーストとドクターの会話は興味深いのでコピペしておきます.


ビースト:暗闇こそが余の支配する領土.おまえ達虫けらは光に生きる哀れな太陽にすがりついている.だが太陽もおまえ達いつかは死ぬ.
闇だけが生き残る.

ザック:こちらザックハリー・クロスフレン.トーチウッド・アーカイブ所属,サンクチュアリベース6のキャプテンだ.そういう貴様は何者だ?

ビースト:分かっておるはず.

ザック:何が望みだ?

ビースト:おまえ達は皆此処で死ぬ.此処が墓場だ.

トビー:あいつだ.あいつ,あいつだよ.

ドクター:ビーストだってんならたずねるけど,どのビースト?ん?
おたくが消えてから宇宙も大変でね,星の数より多くの宗教が生まれた.
アルキゼット,クオリドリティ,キリスト教,パシュパシュ,ネオユダイズム,サンクラー,ティンバガモ.おたくはどこの悪魔?

ビースト:そのすべてだ

ドクター:するとおたくは….神話の神も真実?

ビースト:彼が余を知るように,余も彼を知っている.仲間殺しの殺戮者.

ドクター:どうして閉じこめられた?

ビースト:光の使徒達が余に立ち向かい,そしてこの穴の底に鎖でつなぎ止めた.

ドクター:いつのことだ?

ビースト:時の前.

ドクター:どういう意味だ

ビースト:時の前だ

ドクター:だから時の前の意味だよ

ビースト:時間と光,空間と物質の前.大変動の前.
この宇宙が創られる前のことだ.

ドクター:あり得ない.命など存在できないはず.

ビースト:それがおまえの宗教か

ドクター:信念だ

ビースト:愚か者よ.おまえ達は虫けらだ.キャプテンは命令することを恐れ.兵士は妻の目におびえている.今も父親から逃げている科学者.嘘つきの若者に,女を知らぬ男.そして迷子の女.
故郷を遠く離れ,勝ち目のない戦で勇敢に戦い,死ぬ定め.

ローズ:ドクター.どういう意味?

ドクター:耳を貸すな

ローズ:どういう意味?

ビースト:おまえ達は死ぬ.余は生き続ける.


「この宇宙が創られる前のこと」「故郷を遠く離れ,勝ち目のない戦で勇敢に戦い,死ぬ定め.」どれもこのドラマに深く関係するかもしれないフレーズです.

初見の人はローズの未来を心配し,再見の人はこの先の展開とその意味について考えます.

そして,タイムロードが創りだしたようなものだという「重力」と「ブラックホール」.これは単にそういった類はタイムロードにしてみれば朝飯前だということなんでしょうけど,それらすべてが始まる前から存在していたビーストはその上をいく存在だったわけですか.

第一,ビーストが幽閉された理由,なぜ悪魔にまで殺戮者といわれた太陽が勝たなければならなかったのか.それすら分からずに宇宙の始まりの鍵を握るビーストを抹殺してしまったわけですね.悪い子.


伏線
「タイムロード」「トーチウッド」

ドクター・フー レビュー S2#022

2008-02-03 | ドクター・フー
S2#022『闇の覚醒』The Impossible Planet (1)

前回:ドクター・フー レビュー S2#22


ブラックホール,正式名称「K-37-ジェム5」の静止軌道上に浮かぶ小惑星に建設された宇宙ステーションが舞台でした.

ステーション内にはターディスの知識がおよばないほど遙か昔に使われていたと思われる言語,新エネルギーの開拓のためにブラックホールを調査する調査隊,生まれながらにして奴隷のウードという種族.

ブラックホールについてベルティーノの古文書にはこう記してあるそうです.

~苦い薬を意味するこの星,黒く通るは,悪魔の象徴ブラックホールに飲み込まれた.でも,その苦さに耐えきれず悪魔もはき出した~

因みに小惑星がブラックホールの静止軌道上に留まるには6秒おきに6の6乗のエネルギーを供給し続けなければいけない.

ウードを介してビーストが話していた内容の一部.
「ビーストとその兵たちは地獄から這い上がり紙との戦いに望む」
「彼が目覚めた」
「黒い太陽を浴びている」
復活の言葉は
「いま姿を現し光の中を歩む,我が軍団が群れをなしてこの世界を覆う」

地盤沈下によって失われてしまったターディス.
長い眠りからよみがえったビースト.
重力場の崩壊.

緊張のクリフハンガー,次回はどうなることやら.

伏線
「タイムロード」「ターディス」「ビースト」

ドクター・フー レビュー S2#021

2008-01-27 | ドクター・フー
S2#021『テレビの中に住む女』The Idiot's Lantern

前回:ドクター・フー レビュー S2#21


なんかねえもう,ワイヤーのあの声を聞くだけで危険な感覚に陥るわけですよ.
ドクターのリーゼントですとか,ユニオンフラッグですとか,トーチウッドが知ったら大変なことになるとかもうそんなことよりもワイヤーが不気味すぎて.

しかもテレビ番組の出演者の姿を借りているってのがさらに不気味ですね.

伏線
「トーチウッド」

ドクター・フー レビュー S2#019 S2#020

2008-01-16 | ドクター・フー
S2#019『サイバーマン襲来』Rise of the Cybermen (1)
S2#020『鋼鉄の時代』The Age of Steel (2)

前回:ドクター・フー レビュー S2#19
前回:ドクター・フー レビュー S2#20


S2#019はレビューできなかったのでS2#020とあわせてお送りします.

シーズン2中盤のエピソードですがこの先の展開にとってとても重要なエピソードでした.

前回のレビューでは「タイムプロテクトを失った」と書きましたが,正しくは「タイムボルテックスが消えた」からターディスが機能停止に至ったわけでした.

トーチウッドのリンクはローズの携帯にダウンロードされたニュース「男性の生殖機能の低下に関する発表」と,パーティー会場でのピートの台詞「スティービー!トーチウッドはどうなっている?」でした.

今回のエピソードで最重要ポイントはなんといってもサイバーマン.
ドクター・フーシリーズ初登場はオリジナルシリーズS4『The Tenth Planet』
新シリーズではS1#006『ダーレク 孤独な魂』でスタテンの博物館に頭部のみが展示されていました.意外な共演.

ターディスの天井から落ちてきた酸素マスクは6つですかね.

ムーアさんの本名アンジェラ・プライスについては今回も調べてみましたが分かりませんでした.
ドクターが彼女に旦那さんのことを聞いたのはかなり唐突な気がします.あれ,指輪していたからかな?その可能性には気がつきませんでしたね.
個人的な予定としては「過去のサイバーマンエピソードにアンジェラ・プライスという名前もしくはそれに値するキャラクターが登場していた」という展開が欲しかったのですがどうやらそうではないみたいですね.残念.

ミッキーは自分のやるべき事を見つけターディスの旅をリタイヤ.
しばしのお別れです.
というわけでミッキーの伏線もこのエピソードで回収したわけです.
パラレルワールドではミッキーはリッキー・スミスでした.
ドクターもミッキーと初めてあったときからずっと彼のことをリッキーと呼んでいたわけですから,これはやはり何か訳があると思うのですが.


伏線
「時空間の亀裂」「サイバーマン」「ミッキー・スミス」「タイムボルテックス」「パラレルワールド」「トーチウッド」「タイムロード」

ドクター・フー レビュー S2#018

2007-12-26 | ドクター・フー
S2#018『暖炉の少女』The Girl in the Fireplace

前回:ドクター・フー レビュー S2#18


このエピソード,思った以上に興味深くて面白いわけです.

51世紀の宇宙船がつながったのは18世紀のフランス,パリ.
船の修理のためにポンパドール婦人の脳が必要だったから.

前回のレビューでは「マダム・ドゥ・ポンパドール号」について深く考えませんでしたが,これは興味深いテーマかもしれませんね.

51世紀に実在の人物の名がついた宇宙船があり,クルーのプログラムミスの結果ですが人間をもパーツの一部として修理し,中枢となるメインコンピュータには船の名のごとくポンパドールの脳を使う必要があると.

あれですね,この時代に似たような船がほかにもあるとすれば何人かは首をとられているんでしょうか.
歴史にはかなり疎いんですが,実在の人物で打ち首等でなくなられた人たちはもしかするともしかするという設定になるわけです.

今回またドクターについての言及が.
孤独な少年時代,そして今もこの先もずっと孤独な人生.
これは旅の仲間をどんなに連れていたとしても「決して死ぬことのない」ドクターは一方的な別れしか体験することができないため,深い関係になることができないということでしょうね.
一人生き残ってしまったタイムロードの運命ということですか.

伏線
「タイムロード」「孤独」「子供時代」

ドクター・フー レビュー S2#017

2007-12-19 | ドクター・フー
S2#017『同窓会』School Reunion

前回:ドクター・フー レビュー S2#17

ミッキーからの呼び出しを受けハイスクールの調査をすることになったドクターとローズ。ドクターは教師に、ローズは休職係に扮して内部調査をすることに。


意外とこのエピソードは忙しいわけですよ.

前回も書きましたがクリリテーンという名前はやっぱりふざけているような気がします.

でははじめから.

今回のゲストはサラ・ジェーン・スミスとK9-MARKⅢ.
サラ・ジェーンは3代目ドクターから4代目ドクターの時の助手です.
キャスティングは当時と同じElisabeth Sladen.
サラ・ジェーンと分かれて6回目の再生なわけですね.

サラ・ジェーンのスピンオフに「The Sarah Jane Adventures」という作品がありますが,こちらは11月にシーズン1が終了したばかりの低年齢向け番組だそうです.NHKとしては放送するしかないんじゃないでしょうか.

当時の流れを知らないのですが,ダーレクとドクターのファーストコンタクトは4代目ドクターの時.その後タイムウォーが勃発し,サラ・ジェーンと別れ,5代目ドクターに代替わりということなんでしょうか.

クリリテーンのリーダー,ブラザー・ラッサーからもタイムロードについていくつかの言及がありましたね.
タイムロードという種族は「古く,堅く,傲慢であり,さらに変化をおそれる」と.それ故にタイムウォーによって滅びてしまった.
とまあ好き勝手なことを言ってますが,実際そんな気もしますね.時間という流動的なものの中でその流れを正そうとしていますから.

クリリテーンが解こうとしていたのは「スケイサス・パラダイム(Skasis Paradigm)」.このパラダイムはゴッドメイカーであって,解くことが出来れば時間・空間,そのすべてを思い通りに操ることが出来るようになる.

ブラザー・ラッサーが挙げた滅びた種族は3つ.
ペルガノン,アシンタ,タイムロード.

やはり最後の爆発は過剰演出でしたね.

トーチウッドも出てきました.
ミッキーが探っていた情報にロックを掛けていたのがトーチウッドです.
いわゆるトーチウッド・ファイルというやつですな.

次回からミッキー・スミスがターディスのクルーになります.
がんばれ.スミスは一人は必要です.


伏線
「トーチウッド」「サラ・ジェーン・スミス」「K9-MARKⅢ」「タイムロード」「タイムウォー」「ミッキー・スミス」

ドクター・フー レビュー S2#016

2007-12-11 | ドクター・フー
S2#016『女王と狼』Tooth and Claw

前回:ドクター・フー レビュー S2#16


トーチウッドの話.

ターディスが不時着したのは1897年のスコットランド,ビクトリア女王巡業の目の前.

その場をエレクトリック・ペーパーととっさのウェールズ訛で乗り切ったドクターたちは護衛官として巡業に参加することに.
その日の宿は狼男の伝説が残る村にある「トーチウッド館」.

一行はそこで狼男に遭遇し,ビクトリア女王はその体験から対地球外技術研究所「The Torchwood Institute」を設立する.

今回はトーチウッドの話です.(また)

トーチウッド研究所の目的は「未知の脅威への対応」そして「ドクターが戻ったときに後悔をさせるため」

ドクターと英国王室のつながりは1897年ということになりますかね.
コード9がアクティブになるシステムがどの時代に開発されたのか分かりませんが,トーチウッドとともにドクターはイギリスの最重要機密ということ.

シコラックス事件の際,結果としてドクターが地球に戻り,地球を救ったわけですがトーチウッドの攻撃が行われ,違う意味で彼に「後悔」を与えたわけです.


ドラマ「Torchwood」
時間軸は過去ではなく少し先(といっても現代)の話らしいです.
ドクター・フーシーズン3とクロスオーバー.


伏線
「トーチウッド」

ドクター・フー レビュー S2#015

2007-12-06 | ドクター・フー
S2#015『新地球』New Earth

前回:ドクター・フー レビュー S2#15

ターディスが向かったのは西暦50億23年,新地球.


お待たせしてしまいました.
シーズン2も本格始動です.

「緑の月」は全宇宙共通の病院マークです.

ドクターが呼ばれたのはフェイス・オブ・ボー.
伝説では死の直前,孤独な旅人に大いなる秘密を伝えるそうですが,やっぱりドクターは孤独ではない気がしますね.
3度目に出会うときが最後といっていたように次にボーが出てくるときはシリーズの終了直前か,誰かが別の道を行ったあとでしょうか.

カサンドラがかろうじて生き残っていました.
最後に自分のことを「美しい」といったのは自分自身だったというわけです.

伏線
「フェイス・オブ・ボー」


ブログペットにグループ「ドクター・フーユニオン」作りました.
よろしくお願いいたします.
まあ,作ったモンがちということで.

ドクター・フー レビュー S2#014-Special

2007-11-28 | ドクター・フー
S2#014-Special『クリスマスの侵略者』The Christmas Invasion

前回:ドクター・フー レビュー S2#14

リジェネレーションが始まったドクターを乗せたターディスは現代のロンドンに到着する.


S2#014としてありますが,細かくいえばクリスマススペシャルなので次回がシーズン2第1話となります.

個人的にはDavid Tennant篇は結構好きです.
ドクターとローズの掛け合いがおもしろくなっている気がします.
気のせいかもしれませんが.

クリスマスSPだからといって侮る事なかれ.
伏線がベッタベタですよお兄さん(お姉さん).

ドクターのリジェネレーション
ハリエット・ジョーンズの首相就任
トーチウッド

今回初めて気がついたのですが,イギリスの発射した無人探査機の名前が「グィネリア」でしたね.これってあのグィネスに掛けてあるんでしょうか.


シコラックスの話は案外どうでもいい感じなので,トーチウッドの話をしましょうかね.

今回のエピを見る限りトーチウッドはイギリス政府が首相クラスにもその存在が明かされていない超最重要機密機関です.
その目的は例の攻撃からいって「対地球外技術防衛部隊」とでもいうのでしょうか.

グィネリアの管制室がイギリス国立宇宙センターの管轄だとすれば,トーチウッドはもっと深いところに位置しているわけですね.

建前上はドクターが現れなかったときの最終手段となっているようですが,今回のシコラックス事件よりも前にメンバーの大半が欠けているということなので,ドクター不在の状況で大きな事件があったようです.

因みに,この先シーズン2ではたびたびトーチウッドもしくはそれに近しい団体が登場しますのでお楽しみに.

本国ではS2#014-Special『クリスマスの侵略者』のあと,S2#015『新地球』まで約4ヶ月のブランクがあり,シーズンフィナーレは7月.
その後,12月にクリスマスSPが放送されますが,その少し前の10月後半からスピンオフシリーズ「Torchwood」が始まります.
内容はずばりトーチウッドの活動についてでしょうが,主役は我らがジャック・ハークネス.キャプテンです.

もしかしたら,ゲームステーションに取り残されたあと,ドクターたちよりも少し前の時間に戻ることになってそこでトーチウッドに参加.大きな事件が起こるという展開かもしれませんね.
日本人科学者も出ますよ.

あくまで推測です.この先,本編でドクターとジャックの絡みがないわけではないのでどうなるのかは分かりません.

そんなわけでNHKに期待です.
何処までアダルト使用なのかは分かりませんが,時間帯を調節して放送して欲しいですね.メールおくっとくか.

伏線
「ハリエット・ジョーンズ」「トーチウッド」

ドクター・フー レビュー S1#013

2007-11-21 | ドクター・フー
S1#013『分かれ道』The Parting of the Ways (2)

前回:ドクター・フー レビュー S1#13


Christopher Eccleston篇最終回.

2周目となると目移りが激しいですね.本編とは関係ないところを観ようと必死になってます.
確実にいっておきたいのが,S1#013『分かれ道』はターディスとドクターの話だということ.

シーズン1を観られた方,このブログでレビューを読んでいただいていた方は「バッドウルフ」が何を意味しているのかについていろいろ考えられたと思います.

本編では
・現代に送り返されたローズが街の至る所に書かれている「Bad Wolf」の文字を見つける

・ドクターとローズを繋ぐメッセージだと判断

・ターディスの心臓をこじ開ける

・タイムボルテックスを大量摂取

・未来に帰る

・ダーレクを一掃する

・ドクターにタイムボルテックスを移動

・ターディスに格納

という流れになっています.

バッドウルフが何なのかという回答は未来の時点でローズの口から語られるわけですが,この描き方がうまいですね.

あ,先に言及しておきますが,このブログでは暫定的に「バッドウルフ = ターディス」という公式が成り立っています.


「バッドウルフ = ターディス」

タイムボルテックスを吸収したローズがドクターに対して「すべての時間に残した」と発言しているのでターディスがダーレク一掃のために文字通りすべての時間にバッドウルフというメッセージを残したと考えることが出来ます.



「バッドウルフ = ローズwithタイムボルテックス」

ある過去の一点にターディスが到着した場合,搭乗員とターディスはその時間軸に縛られるとドクターは発言していますが,時間のすべてを見渡すことの出来るターディスに関してはその限りではないと考えれば,ターディスはすべての時間に存在しているとも考えられるわけで,同時にすべての時間に存在していないともいえるかもしれません.
ローズにタイムボルテックスを移らせたあと,未来に戻るわけですが,ローズの記憶がなかったことからその間にすべての時間にメッセージを残すという作業を行った可能性もあります.

もう何が何だか.論理が崩壊してますね.
早い話がタイムボルテックスを吸収したローズが“次の”自分たちのためにメッセージを残したといいたいわけです.


ちょっと話がずれましたが,「私のドクター」という台詞も印象的ですね.

前回のレビューでも似たような事書いてますが,ローズにしてみれば「自分を日常から連れ出してくれた愛すべき人物」なわけで,ターディスにしてみれば「タイムウォーをともに戦い,900年間そばに寄り添った愛すべき相棒」なわけで,見事にローズとターディスの感情がマッチしているわけです.

タイムボルテックスを放出したドクターがやったのは「Regeneration」再生です.
タイムロードの得意技,細胞の死をごまかして新しく作り直すという荒技です.

というわけでNEWドクターはDavid Tennant.
新しい旅が来週から始まるわけです.
次回はクリスマススペシャル.現代のロンドンですよ.

シーズン2のラストがクリスマスにかぶればそのままBS2でシーズン3放送かと思いましたがそううまくはいきそうもありませんね.
この際「トーチウッド」でもいいので放送してほしい.

伏線
「ターディス」「タイムボルテックス」「ダーレク」「タイム・ウォー」「ジャック・ハークネス」

ドクター・フー レビュー S1#012

2007-11-18 | ドクター・フー
S1#012『バッドウルフ』Bad Wolf (1)

前回のレビューはありませんでした.
ぶっちゃけ観てない.

ドクターが目覚めたのは見知らぬ部屋.
ローズもジャックも見つからない.そこにいた住人はこれがテレビ番組だという.


マーガレットを送り返したあと1336年の京都に立ち寄っていたんですね.逃げるものはたくさんあるような気もしますが,何から逃げたのか教えてほしいです.

というわけで今回の舞台は2001世紀のゲームステーション.
ドクターとローズが歴史を修正したサテライト5の100年後です.

今回のシチュエーションはS1#011『悲しきスリジーン』でマーガレットがいった「ドクターの去ったあとには破壊しか残らない」が見事に当てはまってますね.

第4人類帝国を助けたかのように見えたが実はそれもダーレクの作戦の範囲内だったとはなんとも皮肉です.

タイトルが「Bad Wolf」と謳っているので真実が明らかになるのかと思えばそうではない.そんなに人生甘くない.じらしプレイ.

このエピだけ観れば「バッドウルフ=ダーレク」という公式が成り立ちそうです.
初見の方,焦ってはいけません.そんなに甘くないですよ.

ジャックが銃を取り出したシーンは笑ってしまいました.
さすがにアレをしまっておくのはきついと思うんですが.

伏線
「バッドウルフ」「ダーレク」

ドクター・フー レビュー S1#011

2007-11-13 | ドクター・フー
S1#011『悲しきスリジーン』Boom Town

前回:ドクター・フー レビュー S1#11

スリジーンとの遭遇から半年,ターディスは燃料補給のためにカーディフに降り立っていた.


リッキー!
マーガレットも久しぶりです.
半年も地球で生活して少しばかり変わったようですがそこはやはりスリジーンでした.

カーディフの裂け目を閉じたのは#003の彼女.
裂け目から流れ出る物質がターディスには燃料になると,さすがタイムマシン.

何度観てもかっこいい(可笑しい)のは4人で視聴者に乗り込むシーン.
作戦行動を決めるジャックとリーダーは誰か確認するドクター.そして装備のチェックで取り出したのは携帯電話.もう最高.

ターディスがポリスボックスの姿をしているのは1960年代に旅したときにクローキング・デバイスもといカメレオン回路が故障したからと.

エクストラポレーターをターディスにつないだことで裂け目が拡大とか.

この回でドクターとローズがハッキリとバッドウルフを認識します.
建設予定の原発プロジェクトの名前が「Blaidd Drwg」ウェールズの言葉で「Bad Wolf」.細かいです.

次回は前回見逃しました「バッドウルフ」楽しみです.
シーズン1もラスト2話.佳境ですよ.

伏線
「バッドウルフ」「エクストラポレーター」「リッキー」

ドクター・フー レビュー S1#009#010

2007-11-01 | ドクター・フー
S1#009『空っぽの少年』The Empty Child (1)
S1#010『ドクターは踊る』The Doctor Dances (2)

前回#009
前回#010

時間の流れの中を飛んでいく「不審物」を見つけたドクターはそれを追って1941年,大戦中のロンドンに降り立つ.


キャプテンジャック初登場!
女たらしだなあ.でも彼ってバイセクシャルらしいですよ.

いやあ,怖い怖い.ガスマスクが顔面に張り付いた人たちに追いかけられるなんて想像しただけでも逃げ出したくなります.どんなバイオハザード.

結局,ジャックがカラだと思っていた医療船に詰まっていたのはナノジーン.

ソニックブラスターは便利かもしれないですが.やっぱりここはソニックドライバーです.
何てったって棚が組み立てられますから.

ラストはドクターのダンス.すてきです.
ターディスにジャックが搭乗.これからしばらく彼とともに旅をしますよ.

伏線
「バッドウルフ」「ジャック・ハークネス」