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映画 『カラフル』 レビュー #colorful

2010-09-22 | 日本映画
映画『カラフル』公式サイト

「おめでとうございます!あなたは抽選に当たりました!」

「あなたは大きな過ちを犯して死んだ罪な魂ですが、もう一度下界に戻って再挑戦するチャンスが与えられました。そして、自分の犯した罪を思い出さなければいけません」

死んだはずの<ぼく>の魂にむかって、天使が言った。


この間の日曜日,つまり109シネマズが1000円だったので,チャンスとばかりに観てきました.

公開終了間近,というかもう終了してしまったような作品なので,ネタバレは気にしません.
一応書いておきます
><ネタバレあり><

ことの始まりは確か『宇宙ショーへようこそ』を観に行ったときだかの予告編.
「森絵都?ああ,知ってる」
「カラフル?ああ,ちょっと知らない」
「面白そうじゃん?」
といった感じでした.

そんなこんなで,公開されて,同時にネタバレ予告も放映され初めて,オチを予想できるようになって,公開終了直前でついに観賞という流れです,はい.

原作は今日から読み始めています.


画がすっごくきれいでした.真の部活が美術部であるように,人にはそれぞれの人生があるように,人間はカラフルであっていいように,それこそ,映画とはこうだって言うのがないのと同じように,画がキレイでした.

真が地上に堕ちてくるシーンでの空撮は「あーこれ実写じゃないかな」と思ったぐらいでした.

真のガイド役<プラプラ>,よかったです.
原作とはかなりキャラクター違うんですね.
白い衣を身にまとって背中に羽の生えている天使,なんてのをそのまま映画にしたら華がありすぎたかというところ.

涙腺崩壊イベントはいくつかあるものの,やっぱり一番の山場は「真が初めて出来た友達“早乙女”との約束を信じて家族の勧める高校ではなく,地元の公立高校の受験を決意する」シーンですか.

もうこのシーンでは<ぼく>は気がついていなくても<ぼく>が真であったことを認識していると考えることが出来るかなと.

でもやっぱり,個人的には「<ぼく>が真の魂だったことに気がついてホームステイを終えるために,早乙女と佐野さんに挨拶して屋上に上がってからプラプラとのお別れ」という一連のシーンが好きです.

「もし,明日の僕が今日と違っても,見捨てないでくれるかな…?」
「…うん,いいよ」

「あのときは,あんなことをしてごめんなさい.ちゃんと謝っておこうと思って」
「ちょっと待ってて,すぐに戻ってくるから」

「僕は人を殺したんだね….小林誠を」


まあ,ラストシーンは前にも話をしたとおり,<ぼく>イコール<真>だったわけで,古典的かつ,魅力的な終わり方でした.

やっぱりパラパラプラプラとのお別れがなんだかんだ言って良いシーンです.

というわけでこの辺で.


こっから佐野さん,改め宮あおいのターン.

キャストを観たときに宮あおいがリストされていて,それだけでもういつか絶対に観るリストに登録されたわけですが,やっぱり劇場で観ることが出来てよかった.

宮あおいは大好きだけど,やっぱり声の仕事も大好きなわけで,佐野さんが喋るたびににやけてしまうほどの安心感とテンションの上昇.キュンキュンしまくりです.
もう,ひろかなんてどうでもいいんです.
この作品のメインヒロインは佐野昌子なんです.といったカンジ.

「earth music&ecology」のCMがかわいいなんて言ってる場合じゃないですよ.
これを聞くためにこの映画を観てもいいぐらいですよ.もう.


結論:宮あおいは素敵な女優

あれ?


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