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ラブファイト レビュー

2010-07-08 | 日本映画
ラブファイト | 東映[映画]

幼馴染と稔と亜紀。いじめられっ子の稔はケンカの強い亜紀に幼い頃から助けられてきた。
高校生になり稔は強くなろうと決心しボクシングジムの門を叩く。ボクシングの事は亜紀には知られたくなくて内緒でやっていたがばれてしまい、亜紀もボクシングを始める。
(引用:Wikipedia


><ネタバレあり><

BSJでやってたのを観た.

大沢たかおプロデュースっていうのはまあいいとして,北乃きいと林遣都のダブル主演,というより,北乃きいが高校生で青春ラブストーリーやるんだからストーリーはそれなりだとして,ビジュアルは満足するだろうという個人的な大前提で観ました.

内容とか,全然知らなかった.


で,そしたら案の定,北乃きいは良かったわけで.
ずっと,「この制服かわいいよなー」とか「回し蹴り痛そうだなー,自分も受けたいなー」とか思いながら観てました.

でもなんだか,北乃きいって個人的には幅の広い演技してるイメージはないので,「あーいつもの元気な女子高生だ」と安心の北乃クオリティで良かったです.

亜紀が稔を守るためにずっとケンカに強くなってがんばってきた.っていうのが,いろんな意味でうらやましいわけで.

その一方で恭子ちゃんがビックリするぐらいかわいくない.というとちょっと失礼かもしれないけど,なんて言うか普通の女子高生で.
そりゃメインヒロインの方がいろんな意味で目立つのは当然だけど,あの役はちょっとビックリというか,

だって,稔を好きになった理由が大ファンの宝塚の男役に似てるからで,ずっとその相手役をやる事が夢で,稔がボクシングシューズのひもを解くのをみながら,自分のコルセットのひもを稔が解いているのを想像して,誕生日に家で2人きりになったところを狙って襲っちゃって亜紀の事なんか忘れさせちゃおうっていうのは,なんかこういろいろとエライ.

でもやっぱり,稔はそんな恭子ちゃんをみて逃げるように飛び出していったわけで,最終的に稔と亜紀は付き合う事になるんだと思うけど,そんな事実を真実として知った恭子ちゃんが亜紀に対して何をしでかすかと思うと,なんだかとても楽しみなわけです.
もう,きっとそういうところがダメ人間.


メインの話はそれぐらいにして,桜井幸子が出てるとは思ってなかったので.それもそれで楽しめました.

順子さんがいきなり稔を後ろから抱きしめるシーンなんかは,「お!これそういう展開がある映画なんだ!」とわくわくしながら観ていたわけですが,結局,そのシーンだけであとは期待するような絡みがなかったのが残念です.

尊健,あ,いや波岡一喜ですね.も良い感じのスパイスでよかったです.
一見ワルだけど,実は底抜けに良いやつっていうのは彼のビジュアル的にピッタシはまってる気がする.


ここまで,結構高評価だと思うんだ.

でも実は,青春ものって嫌いじゃないんだけど,青春ラブストーリーって終わったあとの展開を想像するんですが,こう,「この2人はこのあとこうなっていくんだろうな」っていうのが後味としてあんまり好きじゃないんです.
だからどちらかと言えば後日談をはっきりさせて欲しいというか.そういうスタンスになるんです.
青春じゃなくてもっと大人になってからのラブストーリーはすんなりと受け入れられるんですがね.
何ででしょうね.


そんな感じで,全体としてはキャスティングのおかげで高評価.ストーリーも程よいドキドキ感で満足.
でも,やっぱり恭子ちゃんは今思い出しても怖いのでちょっと苦手(関係ない).

といったところです.

『ハルフウェイ』も観たいんだけどな.


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