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映画のはしご

2005-12-07 00:00:00 | 映画&ドラマにハマル!
休日に、Webで知り合った吉岡ファンと、映画のはしごとをした。佐々部監督の新作だから見ておかなくちゃとということで、午前中、「カーテンコール」ランチも食べずに、梅田の街を移動、午後から、山崎貴監督の「Always三丁目の夕日」

くしくも、2つの作品は、昭和という時代を舞台にしている。
佐々部監督は、ふるさと下関にかかる映画は、全部見たという映画小僧だった自称されるが、昭和30年代に活躍した幕間芸人にスポットを当てた子の映画を見ると、監督が、どれだけ映画を愛しているのかがわかる。

親とぎごちない関係のタウン誌の記者・香織が、ふとしたことから、幕間芸人の「安川修平」を探すことになる。

この安川修平に、藤井隆くん。このアマチュアっぽい芸人さんの一番の売りは、笑顔かな。子供をはさんで、奥さんの手作りのお弁当を、劇場のベンチで食べるささやかな幸せのシーンが、いいんだよね。このシーンは、最後に印象的に使われる。

しかし、映画の衰退期とともに、彼は、居場所を失い、奥さんが亡くなったあとは、娘を捨てて、姿をくらましてしまう。「安川修平」が、在日であったということが、途中明かされるが、この設定が、若い人のなかには、唐突に映る人もいるかもしれないが、朝鮮半島に近い下関で育った40代の佐々部監督には、在日という登場人物が出てくるのは、不自然ではないのろう。

現代っ子の香織が、学生時代に、内心、自分も好きな相手に、好きだと告白されたが、その人が在日と知って、断ってしまった。「こわくなってしまったの、ごめんね」と再会した時に言うシーンをはさんで、この問題を映画のバックグランドにしている。

地味なささやかなお話なんだけど、しっとりと家族の物語を、描くところは、やっぱり佐々部監督らしいなと思いました。

さて「Always三丁目の夕日」は、私は、4回目で、われながらスゴイと思ってるのだけど、友達は、二桁らしい!もう、どのシーンが出てくるのか覚えちゃったね。

茶川先生が、淳之介に対して、「お前と俺とは、赤の他人なんだからな」というセリフをいう場面が、3回あるのだけど、全部ニュアンスが違うのよね。茶川先生は、そんなにイヤなやつじゃない。世間に認められないから、すねて、愛に不器用なだけ。そんな人が、淳之介を抱きしめるから、感動しちゃいます!吉岡くんは、今年は、アカデミー男優に違いない!


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