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自然災害

2005-09-04 00:00:00 | カッチイ’s ジャーナル

台風が、やってくる気配があって、今日は、曇りがちで、どんよりしたお天気である。雨が降ったほうが涼しいかな。なんて言ってられるのは、お気楽。関西、特に大阪、奈良あたりは、台風や自然災害が、すりぬけてくれる地域だが、アメリカでは大変なことになっている。

世界的に異常気象が言われて久しいが、アメリカでは、大型ハリケーンが「カトリーナ」が、ルイジアナ州ニューオーリンズに襲った。

ニューオーリンズは、フランス領であった歴史に加え、ジャズの生誕の地でもあり、グルメな街で、カッチイの中では、アメリカで行ってみたい都市の上位にランクされていた。その街が、水没80%と聞いて唖然とする。

カトリーナは大きな破壊力を持つハリケーンだと、何日も前から来ることが分かっていた。ニューオーリンズ市は、事前に全市民に避難命令を出していたのに、避難しなかった人も多かったらしい。市民に防災対策への危機意識が、市民、行政共に薄かったことが、被害を大きくしたようだ。

ここでアメリカの貧富の差が、露呈したのだ。避難先を確保できたのは、車を持つ人や、自力で避難先を確保できる経済力のある市民に留まってしまった。自然災害の前には、大国も、もろいものだ。過去最大級の、数千人以上の死者を出すことになるという。

ライフラインが閉ざされ、水や食料、医薬品が不足するなか、人々が不安や不満を募らせ、略奪や暴行事件が起こっているという。アメリカ人は、野蛮だなどと言うつもりは全くない。自暴自棄に陥ったら、人間は、何人だって何をするかわかったものではない。ただ、銃が認められているアメリカ社会では、人々が、実力行使に出やすい背景はあると思う。

イラクに投入している資金や人材を、国内に振りかえるべきたという批判があるのにブッシュ大統領は、「テロとの戦いも被災者支援も両方やる。」と言ってはばからなかった。アメリカも、ドイツも、日本も、政権の正念場を迎える秋の季節になりそうだ。


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