【あらすじ】
凱旋(がいせん)パレード中に首相が暗殺された仙台、宅配ドライバーの青柳(堺雅人)は、久々に再会した旧友の謎の言葉を聞いた直後、警官から突然銃を向けられる。
訳もわからず逃げ出した彼は、身に覚えのない証拠と見えない力によって無実の首相暗殺犯に仕立てられていく。
絶体絶命の中、青柳は大学時代の仲間たちに助けられながら逃亡を続けるが…。
(シネマトゥデイ)
青柳に、「お前、オズワルドにされるぞ」と、この事件にひきずりこんだ旧友役を、ごひいきの吉岡秀隆くんがやっていて、この物語の幕開けに、重要な役割を果たす。「どんなに無様でも、とにかく生きろ」という言葉が、最後になって、映画的のオチにつながって、なるほどと思うようにできてる。
プロットが、細かく積み上げられていって、スピード感のある展開で、ぐいぐい引き込んでいく。伏線を張って、それがストーりー上で、つながっていくという手法が、しっかりしているはずが、カッチイ的には、神出鬼没に出てきて、彼のサポート役の1人になるキルオくんが、あっけなく死んでしまったあたりが、?でした。
堺正人さんは、とにかく走る、逃げる、舞台が仙台市内と限定してあるだけに、仙台の人は、あのシーンは、あそこ、あそことわかるでしょうね。ロケ地マップが、できそうね。
ビートルズのゴールデンスランバーが、青柳の学生時代のショットに流れて、効果的でした。