Vastra-daの裏側

オリジナルフィギュア原型師。原型師が裁縫もするよ。求めるモノが探して無ければ『作ればいいじゃないか!』を実践中。

シリコン型、一発抜きの苦労

2017-03-11 21:50:55 | フィギュア
先日、流しはじめたシリコンですが『 一発抜き 』の型を作った時に必ず困ったことになる。


それは  無理やりシリコン型から原型を引っこ抜かなければならない ということ。

二面式の分割型ならパッカ~ンと楽に埋まった原型も取り出せるのだが一発抜きはそうもいかない。

原型を傷つけないように刃物で切れ込みを入れ、極力切れ込みを少なくして取り出す。
   ※ 切れ込みを少なくするのはラインを付けさせない為にです。


ここで困ったことに


キャストを流した後なら湯口が出来て持つところがあるのだが、原型にはそれがない

原型を傷つけないように無理やり引っ張りだすのが 至難の業…。

本来ならペンチで挟んで取り出したいところだが…傷などつけられない。


    摘まむところがないのよ!!



強度がハンパなく、元へ戻ろうとする反発力もハンパないシリコン型。

    昔、大人の男(兄)と私の二人がかりで力ずくで取り出した記憶もあるくらい




     いざっ


   (>_<) ふぬぬぬぬぬ…ふぐぐぐぐぐ… !!!!!

手と指に全力を集中させ力を込めてシリコンを広げ原型を取り出す。


    ゼェ~ハァ~ あ、あかん…ビクともせん


体力を回復させ、さらに何度もトライ。


   (>_<) ふぬぬぬぬぬ…ふぐぐぐぐぐ… !!!!!



     ゼェ~ハァ~ あ、あかん…指死ぬ


何度も休憩( 体力回復 )をはさみ、徐々にグイグイ引っこ抜いた しんどいっす

なんとか抜けたがまだまだこれからです    
コメント (2)
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東日本大震災から6年

2017-03-11 02:06:05 | 日常
東日本大震災、あれから6年



     なにも終わってはいない。



今や年に一度だけ3月11日だけ報道される忘れ去られる事実。

こんな時ばかり特集番組を流し、クローズアップされ報道されることに無性に腹が立つ。






原発区域では住人が戻れぬ壊れた家。 解体される家屋が一層増えた。


猫たちはそこを寝床とし、野生動物から身を守り、給餌場所となっていた家屋も次々に解体される日々。


   またも失われていく命


政府がとうに見放し見殺しにした『 命 』を6年経とうとする今も必死で繋ごうと助けようとしている方たちがいる。



3月11日だけしか報道され世間の目に触れなくても毎日、毎週命を繋ぐために必死になっている方がいることを。

現地で頑張っておられる方には6年も続けてくれて本当にありがたい。



たとえ現地に行けずとも、これからも私は私が出来ることをやっていこうと思う。

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