我が家の訳あり猫たち

【 工房＆アトリエに住んでいる猫さん 】

　　　　　 　　　
パセリ（ ♀ ）…　ママさんが溺愛する肝っ玉お母さん猫。毛が長くノルウェージャン・フォレストキャットに似ている。
　　　　 　　　　　　我が家に来て十数年…歳は不明。もしかしたら２０年近いような気がする。とても頭の賢いニャンコさん。
　　　　　　　　　　 当時経営していたママさんの店の玄関に突然ふらりと妊婦姿で現れた。


　　　　　
セイレム（ ♀ ）…　パセリの子供。子供と言っても十数年経過。毛の手触りが最高に気持ちのいい子。
　　　　　　　　　　　　昔はスターウォーズのヨーダにそっくりだった。ネズミと小鳥の狩りの名手。
　　　　　　　　　　　　黒猫が生まれたら『 セイレム 』と名付けたかった。　※セイレム…海外ドラマ『サブリナ』より



【 我が家に住んでいる猫さん 】

　　　　　
ジャロ（ ♂ ）…　ご飯の時にしか帰って来ない。仔猫の面倒をよくみる心の広い優しい子。
　　　　　　　　　　 弱き者を助け、強き者に果敢に挑んでいく男気溢れた猫さん。その為、生傷が絶えない。
　　　　　　　　　　 当時『 ロブ 』という黒猫が居なくなり新聞広告に載せ探していたところ、しばらくして連絡が。
　　　　　　　　　　 特徴・容姿ぴったりだったため兄が連れて帰って来た。
　　　　　　　　　　 ところが動物病院で診てもらった結果ビックリ猫違い！！一同唖然…。
　　　　　　　　　　 『 ロブ 』はどこかで必ず生きていると信じ、これも何かの縁と思い新しい我が家の一員にお迎えしました。


　　　　　
マロン（ ♀ ）… 捨て猫、知り合いが山で鳴いている所を捕獲。貰い手がなく仕方なくママさんが引き取ることに。
　　　　　　　　　　 仔猫の時に面倒を見てもらったジャロ大好きな子。愛情表現が下手な子。狩りの名手。


　　　　　
ライフ（ ♂ ）…　右目を失った暴れん坊の独眼竜猫。後に右牙をも失くす。
　　　　　　　　　　 貰い手は決まっていたが『 目の見えぬ猫はいらぬ 』と言われ見捨てられずママさんが引き取る。




幼少の頃より今まで数えきれないほどの多くの猫に出逢い、すれ違い、人生を共にし、哀しい別れもあった。
けれど、出逢えて縁ができたこと嬉しくおもう。

独眼竜 ライフ (１４) 病院 （ 爪の経過診察 ）

今日、午前にライフを病院へ連れて行った。

抗生剤注射が切れる頃に来てください…との話だったけれど少しばかり伸びてしまい本日来院。



今日はライフの右足爪抜手術と折れた右牙抜歯手術をするかどうかの決定日なのです

ですが…
黒く変色していた爪が数日前の喧嘩でもげてしまったことを伝え、先生に右足を診てもらうと
『 喧嘩でとはいえ結果的に取れてしまって良かったですね、傷は綺麗に治りかけていますよ。まだ少しだけ爪の根本は指に残っていますが、また爪が伸びてくるとは言い切れませんけど爪１本失っても大丈夫ですよ。爪抜手術はしなくていいみたいですね。 』

よかった～ 爪がもげて指のお肉丸見えで一時はどうなることかと心配したが結果オーライだ


だが… 折れた右牙抜歯が…
先生、ご飯も普通に食べているので抜歯はしたくないので、もう少し様子を見てからでもいいですか？と聞くと
『 構いませんよ。食事や水を飲むときにしみると思いますが、普通に食べているのであれば。 』

人間の抜歯ですら痛いのに…　ニャンコとなると…無理はさせたくないっす。

後の診察は、喧嘩で他が怪我をしていないか診ていただきました。
すると先生から『 今日の診察代金は結構ですよ。 』 と… なんと無料！ありがとうですじゃ～


右足爪を１月の半ばに怪我をし、２か月半かかりようやく治りの兆しをみせた。　長かったの～。
けど、まだまだ喧嘩をして怪我をしてくるんだろうな。　負けん気の強いヤンチャ坊主も困ったものよ


　　　　　　　　　　　　　　そして、病院疲れでまたもお昼寝が夕方まで続く…。

　　　　　　　　　　　　プスプス…　ズピ～

複製作業 ( 猫の頭 )

今回、初めて使用するシリコンの塩梅を見る為に原型の出来上がっている猫の頭部でいざ実験。


猫の頭部 ＝ 凄まじく細かい毛並がびっしり ( 毛の細かい隙間にシリコンが食い込みシリコンが千切れるおそれ有 )
機械チックなパーツも付いている為に難易度高 ☆☆☆☆


我が信念　『 出来るだけ複製パーツには最小限のラインのみで！　素人個人でいかに綺麗に抜けるかを実践 』


シリコンをアンダーゲートにすると気泡の危険性は低くなるものの、最低でもアンダーの入口と気泡抜けの２ヵ所が出来てしまう。

どうしたって毛並びっしりの所にキャストの流し込み口が付いてしまうのは 許せんのだ！！
猫の頭部の原型は特に頑張って作ったし、せっかくの毛並の所に流し込み口など見た目もスマートではない！
もし、キットを購入してくれた方がいたとしても制作するうえで、失われた毛並みを再現せねばならんという手間がかかのも嫌なのだ。

もう一つはパーティングライン。
二面型にすることにより複製品を取り出す時、シリコンにも複製品にも負担がかかりにくく型が壊れにくい。
だか！　頭部を横切る感じでパーティングラインが嫌でも入ってしまう。
下手をすれば締め具合により毛並の所に段差が生じてしまう。　また、段差を埋める為の手間をかけなくてはならない。
そんなのは 許せんのだ！！
首と胴体との接合面の凹凸部分も残したい。


この問題をどう打開するのか…　なにが一番最良な方法なのか…　しばし考え込む。


よしっ！　一発抜きでいこう！！　（ 失敗したら別の方法を考えればいいのだから ）

湯口と気泡抜けは首（ 凹凸部分を避け ）からに決定。
心配なのは猫の耳部分がシリコンに食い込み、取り出す際に型が崩壊する可能性が…



　　　　　　　　　　　　　　　　　一発抜き　　型崩壊

　　　　　　　　　　　　　　　　　　いざ！　参らん！！


【 猫頭部テストショット結果報告 】
ええやないの～ ♪　なかなかの出来やないの～ ♪

心配していたパーティングラインもほとんどわからないくらいの出来。素晴らしい。
常圧でキャストを流してみたところ案の定、気泡が入りまくりで毛並の細かいところまでキャストが流れていない。
真空脱泡器を使用すると綺麗に流れるが湯だまりの為に余分なキャストが必要となるので勿体ない。
加圧装置を使用すると綺麗に流れる。空気を送り込むために体力は消耗するが無駄がないので猫頭部の複製には加圧がむいている。
型からキャストを取り出す時にかなりの力技とコツがいるものの、型も崩壊せず持ち堪えた。
今回急遽取り寄せたシリコン、あいつはなかなか使えるヤツだ。



悩み・失敗しながらこんな作業をあと何回繰り返すのか…　考えただけでテンション下がるっすわ

独眼竜 ライフ (１３) 喧嘩で爪もげた

２１日の夜、ライフが慌てて家へ飛び込んできた。

またも喧嘩をしてきた様子。　たぶん相手は茶色の大きな♂猫さん。

２０日の深夜も庭で猫の唸り声が聞こえ、慌てて外に見に行くとライフとその♂猫さんらしき影が…。
ライフとの喧嘩の仲裁に入り、茶色の猫さんは逃げて行かれた。

とある日には
茶色の大きな♂猫さんが我が家に入り、猫の食事場に置かれていたカリカリ （ キャットフード ） を食べていたそうな ！！　（ ママさんが目撃 ）



それよりもライフの喧嘩の傷が気になる。

傷を見ようにも興奮して落ち着かない。　抱き上げるも唸り声をあげ暴れる。　とりあえず興奮が冷めるのを待つ。

ふと、私の服を見ると血が…！！　服が血まみれやんけ

傷を負っている… 　嫌な予感しかしない…。

ライフが落ち着いたところで、いざ怪我確認。

右太ももに引っ掻き傷。　右腕の根元に引っ掻き傷。
両手の肉球の一部が損傷、お肉見えてる。 ( 毎回、同じ肉球を怪我してここからかなりの出血。せっかく治りかけていたのに )
左足爪数本から少量の出血。

一番気になっていたのは、右足爪

嫌がるライフの足を押さえつけ、よく見えるようにＬＥＤライトで照らす。


んっ！？　あれっ！？
つ…爪があらへんやんけ～！！


血が通わず黒く変色していた爪が跡形もなく根元から無くなっていた。　何度確認してみても、あらへん。

当然、爪がもげたことにより多少の出血と、爪と指のお肉があらわに… どないしよ

結果、爪抜手術はせずに済んだにせよ、これはこれでかなり困ったことに
傷口からバイ菌感染しては大変だ。　とにかく消毒を。

抗生剤注射の効果切れまであと少し、化膿は防げるだろう。



我が家のジロー兄貴といい、喧嘩をして負傷する。　♂猫のサガとはいえ心配は絶えませんな

ライフが怪我をして帰って来るたびにフィギュア制作が中断。　頼むから制作を進ませてくださいまし…。

独眼竜 ライフ (１２) 怪我の診察

今日は午前にライフを病院へ。

前回、喧嘩の負傷で２週間効果があるという抗生剤注射を打ってもらったのだが 『 １週間後に一度見せてください 』 とのことで来院。
更に喧嘩をして右足爪より出血したことを伝える。


【 診察結果 】

右足指の腫れはほとんどひき、裂けた指のお肉もくっついていた。　驚異の回復力。（ 先生も驚いていた ）
右足爪はやはり黒く変色している所を見ると爪先まで血が通っていないとのことで、抜いた方が良いと言われるが抜くことに抵抗があったので
『 そのうちポロッと黒い爪だけ自然に取れないかな？ 』 と聞くと 『 もしかしたら自然に抜け落ちるかもしれない。それが一番良いけどね 』 と言われた。
中途半端に折れた右牙も状態を見せると 『 髄が見えているので何か飲んだ時や食べた時にしみるだろうから本当は抜いた方が良いけど 』 と言われかなり 凹む。
また注射の効果が切れる１週間後に手術をするか決めることになった。



もし、足爪の手術をするなら同時に牙の抜歯も両方した方が良い ( 体への麻酔の負担が少ないように )。と言われたがライフはいたって足も牙も日常生活に支障をきたしてない様子。
ご飯も良く食べ、水もガブガブ飲み、はしゃいで走り回っている。

今後の事を考えると手術をした方が良いのだろうけど、今現在普通に生活しているものをわざわざ痛みを伴うのを承知で手術はしたくない。させたくない。というのが本音だ。

1週間後に病院へ来院した時に先生と話をしようと思う。

ライフよ、これ以上怪我はしないでおくれ～ ねぇちゃんの心臓がもちませんがな～


病院で凹んで帰って来たので気分転換にライフと庭に出て日向ぼっこ。
（ 大きなビーグル犬・プードルが病院に居てライフはビビりまくって凝固。ライフも凹んで帰って来た ）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あったか～い　にゃふ～ん
　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　喉乾いた （ 踏ん張るムチムチ足 ） 　　　　　　　　ゴクゴク…　んぐふっ （ たまに水を飲みに小鳥がやって来る）


　　　　　　　　　　

南天　くんか…くんか　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　石の上にも〇〇　　　　　　　　　　　 なに見てんすか？ （ 家に来ていた甥っ子ちゃんと )


本日の陽気はポカポカ。　多少気分転換にはなったけれど心配事は未だ晴れず