Vastra-daの裏側

オリジナルフィギュア原型師。原型師が裁縫もするよ。求めるモノが探して無ければ『作ればいいじゃないか!』を実践中。

春の暖かな日差しに包まれ、マロンばぁちゃん逝く

2022-04-16 03:32:19 | 我が家の猫たち
春の陽気に誘われるように若芽や花たちがたくさん咲き始めた4月11日 マロンばぁちゃんがジロー兄貴のもとに逝きました。


   


御年19歳


猫嫌いだったマロンばぁちゃんが唯一大好きだった ジロー兄貴が昨年の初夏に亡くなり、その294日後にママさんが見守る中で苦しまず静かに旅立ちました。

最期の最後までママさんの呼びかけに応えていたそうです。

オイラは事情がありその日はマロンの傍にはいられず、夕方帰って来るまで命がもってくれるだどうか…と思っていたが

オイラは看取れなかったが寂しがり屋のマロンだったので、ママさんが傍に居てくれ『 独りで逝かせなくてよかった 』と心底思った。

ママさんもジロー兄貴の時とは違い、一人で まーちゃんを看取ったので覚悟はしていたが寂しさと悲しさが一気に押し寄せ一人大声をあげて泣いたそうだ。




マロンばぁちゃんライフ(がいなくなってすぐに腎不全ですでに腎臓の機能がほぼ動いていない事がわかり、 自宅にて 皮下点滴の闘病生活が始まった。


    3年半ほど闘病生活を頑張ったんだ



人間でいえば90代という高齢。健康優良児でもこんなにも長生きするのは難しいといえるのに、病気を患いながらも長生きをしてくれた。


もともと マロンばぁちゃんは若かりし頃から小食・偏食であり食べるモノには『 どんなご飯なら食べてくれるのか? 』と苦労した覚えがある。

猫が夢中になるという「 ちゅ~る 」でさえもあまり好んで食べないという「 食の好みにこだわりがある猫 」であった。

4月にはいってすぐパタリと ご飯を食べなくなり、腎不全のために水ばかり・水しか飲まない日々。


    小さじ一杯でもいい、食べなくては動けなくなってしまう  なにか食をそそるようなモノはないだろうか…


毎日一日 3食『 味を変え・品を変え 』何か一つでも食べられるモノをと試した。

キャットフードやウエットパウチ・猫缶など今は豊富に売られているし、地元では売っていないような品(ご飯)もネットで取り寄せて、どれか一つでも食べてくれるならと必死だった。

それでも身体の調子が良くない・食欲すら起こらず食べる気力もない・身体が栄養を摂ることをやめたのかご飯の入った器を顔に近づけるも嫌そうな顔をしてプイッっと背け何も食べない


この数週間で食べない日が続き、身体も骨が浮き出て皮だけとなり前足の関節も痛みがあるのだろう普通には曲げられず寝ることもままならず

後ろ脚も関節が曲がらなくなり歩く時もロボットのように突っ張った状態で外側から足を開いて一歩を踏み出し歩くのがやっと。

猫特有の顔を洗う仕草をするも前足1本だけでは支えきれず倒れてしまう、指一本でちょっと押しただけでも倒れてしまうほど弱々しくなってしまった。

ほんの数年前までは 庭や近所を駆け回っていた姿を思い出すと…老いというモノに対し抗えないことは分かっているがやりきれない思いもある

毎日心配でたまらなかったけど食べたくなかったら無理に食べなくていい、見たい景色・お気に入りの場所・好きな匂い…存分に今を謳歌してくれたら嬉しいや


それでもオイラとママさんは マロンばぁちゃんには


    今日もキレイね~ マロンはおばぁちゃんになってもカワイイね~


毎日毎日欠かさず言い続けてきた



脱水症状を防ぐための 皮下点滴も4月に入り食欲低下とともに随分と嫌がるようになってきた。


   ( ¯•ω•¯ ) 点滴をせねば死期が早まる… でも嫌な思いをしてまでするべきなのか…


点滴をマロンが嫌がるたびにオイラとママさんは葛藤し相談し合った

マロンには長生きをしてほしいが、老いて痛みを我慢しままならぬ身体を持て余し果たしてそれが正解なのか? オイラたちの失うことへの寂しさからのエゴではないのか?

これは ジロー兄貴の時と同じである。


相談して点滴をやめることにした。


つい先日 動物病院で新しい点滴を4セットも購入したばかりだったけれど ( ¯•ω•¯ ) もう必要がないんだ………

そう考えると、やっと病と痛みから解放され・自由に歩ける走れる動けることが出来て喜ばしいことなのに残された点滴を見ると居なくなったと実感して寂しさが溢れた。



ジロー兄貴マロンの二匹は別々の場所から同じ時期に 我が家に来て育った。

本当は甘えたいのに愛情表現が不器用な仔で、瞳が黄金色と緑色の 宝石のように綺麗な仔で、若い頃には病気一つしなかった元気な仔で

歳をとるたびに気難しいところも出てきたけど可愛らしくもあり、愛猫のモナやライフを失った時にはオイラを励ますように何も言わずただいつも傍に居てくれた。

いつもオイラやママさんにサイレントニャ~ をしてくれた。


一日一緒にいる時間を設け、兄貴夫婦・甥や姪も 駆け付け皆が別れをした。


4月13日、荼毘に付しました。

火葬場の方に小枝のように細いと思っていた「 お骨 」はとても綺麗でしっかりしている方だと言われました



    まーちゃん出逢ってくれてありがとう いつも傍に居てくれてありがとう


我が家のまた一時世代を築き上げた3匹が ジロー兄貴・ マロン・ ライフが 皆旅立った

自分が元気なうちに皆を無事に見送れて安堵もしたが、心の寂しさや「 もう重みを感じることはできないのだ 」という悲しみはいつになっても慣れるものではない。いつも大粒の涙が出る。


    先に逝ったジロー兄貴がきっとまーちゃんを待ってる まーちゃんもやっと大好きなジロー兄貴の傍にいけるんだ


楽しい時間を共に過ごすことが出来たことに、ただただ感謝してる。


   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   


長い間、一緒に生きてくれてありがとうね 。必ずまた逢おう
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毎日ブラッシング、この夏も乗り切ったマロンばぁちゃん

2021-09-18 22:59:46 | 我が家の猫たち
今年の初夏に ジロー兄貴が旅立ち


    マロンばぁちゃんはこの猛暑 の夏を乗り切ってくれるだろうか…


ジロー兄貴がいなくなったことで気を落とし、18歳という高齢ゆえの腎不全で2年以上も 点滴闘病生活。

筋肉も衰え足も小枝のように細く脂肪も無くなって全体的に痩せてしまった。これは老猫によく見られる姿なので仕方がないが…。

指でポンッ 」と少し力を入れて押すとよろけて倒れてしまうくらいなのでオイラもママさんも暑さで体力がさらに奪われてしまわないだろうか、死んでしまわないだろうかと気が気ではなかった


だが


    暑い夏を乗り切って、ちょいと涼しくなったので 食欲もモリモリさ


   

   

   

マロンばぁちゃんの後ろの花壇には 赤いゼラニウムが元気にワッサワッサを咲いている

赤いゼラニウムの花言葉は『 君がいて幸せ・君ありて幸福 』 一緒に 写ってるのはイイね


    マロンばぁちゃんは瞳が何とも言えない金色と緑色が混じっていて綺麗なんだ

   


高齢のわりに毛並みが整っているのは毎日 ブラッシングをしているからだ

マロンばぁちゃんのブラッシング要求はすごい


    とにかくブラッシングが大好きで『 毎日の楽しみ 』にしているので欠かせんのですよ


最近はママさんが毎日ブラシをかけている。

老猫になるとただでさえ毛先に栄養がいかずバサバサになったり毛繕いもおろそかになったりする、ブラシをかけると毛玉を吐く回数も格段に減るので嘔吐による体力消耗が軽減できる。

今はもう、たとえ筋肉衰え歩くのがヨロヨロで不自由でも身体が動けるうちはしたいことをして、食べたいモノだけを食べて残りの猫生を生きてくれていればそれでいいと思う


時々、町内の 飼い猫(サビ猫:サビ子)が 我が家(お食事処)へ ご飯を貰いにやって来るのだが

マロンばぁちゃんは現役で威嚇 してる(笑)



   (((;°Д°;)))) マロンばぁちゃん そんなに怒ったら血圧上がるでやめて


見ているこっちがハラハラするが威嚇して怒れるほどとは元気な証拠


もう少し一緒にいてほしいものだ
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生涯「 男 」を貫き通したジロー兄貴、逝く

2021-06-24 11:36:54 | 我が家の猫たち
2021年6月21日、 ジロー兄貴が最期まで男気溢れた猫生を立派に貫き逝きました。


   




昨年の夏、「 お盆までもたない 」と動物病院の先生から余命宣告をうけましたが

それから約一年あまり…本当によく生きてくれた。


猫エイズを患いながらも、普通の猫の平均寿命を超えるという 奇跡のような18歳


ママさんが 手術で入院している間もジロー兄貴は容態が良くなかったりしていたので


    頼む!!! ママさんが 退院するまで持ち堪えてくれ!!!


そう言い励まし合い、願うようにママさんの退院をジローとオイラは今か今かと待っていた。


ジロー兄貴はママさんが大好きで、またママさんも『 私のジロー 』と言っていたほどだった。


無事ママさんが手術を終え帰って来た時にはオイラには見せない顔で本当に嬉しそうにしていた

ジローにとって本当に気を許せ、我儘を言えるのはママさんだけだったと思う


   ジローはママさんが帰ってくるのを待っていた、数日ふたりは一緒に過ごしジローはママさんとオイラに看取られ吹く風が心地よい中で静かに逝った



大怪我して手術したり・数日帰って来ず心配も覚悟もしたし・闘病・死の淵に何度もたったけど、その度に復活した。

我が家に来る前にすでに生後1年(成猫で我が家に)経っていたかもしれなので正確には19歳かもしれんが

いろいろな出来事があったけど18年もの長い間、一緒に過ごせたことに感謝してる。

ただただ、出逢えたこと・共に生きれたことへの感謝しかない。長い間、闘病も頑張ってくれてお疲れさん




男気があって、勇敢・果敢・弱き者を助け、強き者に挑む・頼りがいがあり、他の猫たちの面倒見がよく兄貴肌…寝たきりにもならず亡くなる数十分前にもフラフラなのに立ち上がり、どんなに衰えてもプライドがあったのだろう。



    最後の最期まで ジロー兄貴は『 惚れ惚れするような男前の格好いい男 』でした


   

   

   

   


晩年のジロー兄貴は猫エイズの免疫不全によるクリプトコッカス症など様々な病気を患い、高齢という事も重なり筋力・体力・脂肪などなくなり衰えた姿だったのでほとんど 写しておりません。

いつまでも「 あの頃 」の勇ましい姿のままであってほしいのです。それはジローの想いでもあり、オイラたちママさんたちの想いでもあります。


先にいる ライフ にぃちゃん きた!!! がきっとジローの事を迎えに来ているはずだから大丈夫



    ジローさんよ、オイラもママさんもそのうちそっちに行くから先に行って待っててくれ




出逢うのに6年ほどかかるだろうと予想していた グリムと早めに出逢い我が家へ来たのはライフだけではなく、もしかしたら「 自分がもし居なくなっても少しでも寂しくないように 」というジロー兄貴の計らいもあったからなのかもしれないと…ふとそんなことも思った。


翌日に一日だけ一緒にいる時間をオイラとママさんでとった。


6月23日、荼毘にふしました。




姿を消した我が家の黒猫を探し、新聞広告に載せ連絡がきて兄貴が迎えに行ったら…まさかの「 猫違い 」(笑)

出逢いはともあれ『 これもなにかの縁だ 』と我が家の一員となり最期まで共に過ごせ看取れたこと、本当に楽しかったし嬉しかったね



   


ジャロ 幸せくれてありがとな 生きてくれてありがとな


世話に手がかかった分、ポッカリ穴が開いたように張り合いが無くなってしまい寂しくなったが18年立派に生き抜き旅立ったことにママさんもオイラも誇りに思う
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数日嘔吐繰り返し、食欲不振、マロンばぁちゃん無理するなよ

2020-10-30 21:39:24 | 我が家の猫たち
今年の12月が来ると 腎不全の闘病生活(皮下点滴)2年となる マロンばぁちゃん


   


   (´·ω·`) ここ数日、水飲んでも吐いたりして ご飯もほとんど食べずにいるんだ


少しでも何か胃に入れてくれないと力が入らず動き立つことさえ出来なくなってしまう。

マロンばぁちゃんが食欲がわくような食べられるモノはないだろうかと 「 ちゅ~る(あらゆる種類や味)」・シニア用の流動食・回復期ad缶・ジュレ・猫缶・細かく切った焼きカツオ…その他のメーカーや種類


この際、何でもいいから食べられるモノを試す。


    ニャンコが虜になる「 ちゅ~る 」でさえ顔を背け見向きもしない


マロンばぁちゃんは昔から小食・偏食なところがあり、譲れぬ頑固一徹な部分もある。

老いたとて頑固なところは健在なので困ったもんだ


いくつか試し、ほんの 🥄 ティースプーン一杯でも食べたので少しだけホッとした


    スプーン一杯でも自発的に口にしてくれたらヨシだ


何度か吐いた時に胃液と一緒にが混じっていたけれど、たぶん胃が荒れているのだろう。

本当なら 動物病院へ連れて行きたいところだが、治療というより点滴をして終了だと思うので

病院へ行くことはマロンばぁちゃんに極度のストレスがかかるので行かない。 前回病院へ行った時に 嘔吐・おちっこ・うんにょのトリプル大惨事で相当な心の負担がかかったと思われる


今年の 冬を無事超えてくれるといいな と思いながらも…いつ何があってもおかしくはないと、食べないここ数日の間で実感しているので出来るだけ傍で見守ってゆこうと考えてる。


    もし、マロンばぁちゃんに何かあってもオイラは病院へ連れて行かない意志を家族に伝えたんだ


家族の誰よりいつもマロンばぁちゃんの傍に居るオイラは病院嫌いの マロンには無理強いはせん


まだまだ頑張ってもらいたいが、逆に言えば病気も患っているのによくここまで共に生きてくれた と思って毎日感謝の言葉をかけるのを忘れないようにしてる。


   

   


もう少し一緒にいておくれよ
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庭でくつろぐジロー兄貴、マロンの頭を歯ブラシで毛繕いしてみた

2020-09-25 01:20:09 | 我が家の猫たち
8月の お盆まで命はもたないと動物病院の先生に余命宣告を受けましたが


    猛暑の夏を乗り切り9月末、生きておりますよ


涼しくなって過ごしやすくなったけども調子の良い時も悪い時もあってだんだん 食欲が落ちてきたし、ヨタヨタで動ける範囲が少なくなってきた。

猛暑だった夏場は体力が奪われ寝たまま「 お漏らし 」してしまう時もあったのだ。


    動けないからトイレに行けない・トイレに間に合わないじゃなくて、横たわってる時に無意識のうちに出てる感じだった


尿意を意識する前に、たぶん膀胱?なのか無意識で下半身の「 筋肉の緩み 」みたいなのがあったんだと思う。


    本猫ジロー兄貴も『 ちっち が出た 』という感覚がないように見えたし


トイレに行きたいと思う時には自分で歩いて行けているのでオムツはしておらんよ。


   

   

   

庭でのんびりお昼寝


   (ง°̀ロ°́)ง 横たわって 動いてないみたいに見えるけど生きてるからな



そういえば

猫に歯ブラシで頭をなでると気持ちイイらしい ということを随分前に聞いていたので マロンばぁちゃんで試してみることにした

フィギュア制作の時に使う用にと買ってあった100均の2本入りの安いやつ。


   


    最初は微妙に警戒 険しい顔つきをしてた

しばらくすると…


   

   

   ✌( ՞ਊ ՞)✌ マロンうっとり~  とても気持ちがイイらしいぞ


その後、あまりに気持ちが良かったのか掃除機同様( 掃除機で浮いた毛を吸え!!とマロンばぁちゃんに言われる)催促されることとなる
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