Vastra-daの裏側

オリジナルフィギュア原型師。原型師が裁縫もするよ。求めるモノが探して無ければ『作ればいいじゃないか!』を実践中。

独眼竜

2012-10-09 20:47:29 | 独眼竜 ライフ
私の誕生日に1匹の仔猫が来た。

我が家にはすでに2匹の猫がいて、ママさんが経営していた店(今は兄の一刀彫工房とママさんの天然石アクセサリー&彫金アトリエ)には2匹の猫がいる。

この子達はすべて訳あり野良猫なのだ。
しかし、これ以上猫を増やすわけにはいかぬ。


まさか…

   

カワイイじゃないか!!  手のひらに乗るじゃないか!!  なんだこの愛らしい生きものは!!


ん!?  この子…右目がおかしくないか?

仔猫に眼病はつきもので良くなることもあれば、そのまま失明することもある。
生後1ヶ月くらいのこの子の右目は猫本来の水晶玉のような透き通った瞳はなく、白濁していた。


ママさんが言うには…
知り合いの家に居ついた野良母猫が5匹の仔猫を産んだけど、この子以外の4匹の兄弟達は皆死んだそうだ。
そして、この子だけが生き残った。
この子の貰い手は決まっていたが目が見えないかもしれないと伝えると

『 目の見えぬ猫はいらぬ 』 と…


なんだとっ!!!

健康であり、五体満足なのが一番良いには違いないが
片目が見えないからって簡単に捨てるのか!? それが人間でも同じことが言えるのか!?


こうして、行き場の失った仔猫を見捨てられずママさんは連れて来たのだ。
行き場を無くしたすべての猫は救えないけど、今手を差し伸べなければ確実に死ぬ。この子を死なせるわけにはいかぬ。
この子だけが生き残ったのはきっと意味があるのだろう。ならば


『 一緒に生きていこうじゃないか 』


猫のご飯代・動物病院代・怪我や病気・行方不明…心配事が増えるけど仕方がない。


生きたくても生きられられなかった兄弟達の分までお前は生きろと
『 ライフ 』と名付けられました。







コメント (2)
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