うさたろうの 気儘なフランス散歩

2年の予定が丸7年。赤貧学生としてのフランス生活にも終止符。約4年8ヶ月続けてきた日記、改め、気儘なフランス散歩…

夜の美術鑑賞

2007-05-21 08:31:21 | フランス(余暇・習慣)
ほぉんと!冴えません、そうお天気。
朝起きても雨、昼過ぎに、あ、止んだのかなぁ?と思ったけど。
またいつしか雨の音が…。

ふ~っ。
何か特別な用事があるわけでもないけど、気分がスキッとしません。
まぁね、昨年の今頃は試験前で焦りまくっていた毎日ということを思い起こせば、今年は静かな毎日。
自分としては、耐えやすい環境なのかもしれません。



って。
ここまで書いた所で、いきなり大きな邪魔が入ってしまいました。
となると、俄然書く意欲を失くす、うさたろう

というのも、明日の朝は大っ嫌いなコインランドリーに行くつもりの朝なので、早めに寝ようと思っていたのです。
…普段は目が覚めると少々寝不足でもすぐに起き上がれる体質なのが、嫌なことが控えていると思うだけでまるで小さな子供のようにベッドの中でぐずぐずしたくなるここ最近のお年頃(???)。
やっぱり火曜日の朝にしちゃおっかなぁ。


って。
そんなのはどうでもよくって。
今日私は何を書こうと思っていたんだっけ?
というのが、邪魔のお蔭ですっかり頭から抜けちゃいました

う~ん。昨日の続き?
いや、違う。。。
悶々。
思い出さない…。

今日の出来事の1つ?
ううん、多分、それもなさそう。
だとすると、何かをキッカケにツラツラ考えたこと?

むぅ。全然思い出せない。
ま、いっか。
じゃ、昨日の続きをやっぱり少し書くことにしましょっと。
(って。そういえば昨晩、続き書くって予告までしていたのでしたね、ポリポリ。今日はその気分じゃないんだけれど…。)


そう。
何が昨日そんなにも楽しかったって。
純粋に、美術館そのものが私の好みにあった、ってこと。
それが1番、楽しく感じた理由かもしれません。



ところで。私は、批評とかは全くできないけれど、絵を見るのがすっごく大好きです。
だから、絵を見ることを目的として行く、美術館は文句なしに好き
でもって、絵はできれば風景画がいいなぁ。
だから、基本的には現代抽象画系じゃないほうがいいです。
とにかく、自分で絵の内容の理解が出来る絵、とでもいいますか…。(ごくたまに、好きな抽象画も好きになるけれど。そういえば、カデンスキーとか結構好きですね。

で。
次に、見るのが好きな部類とは(たぶん)使える(つまり置物じゃないってこと)美術工芸品系。
ガラス細工のものや、とりわけ宝石類は、本当に目がキラキラしちゃいます
見ているだけで、心がウキウキ。時間をすぐに忘れてしまいます。
…自分が身につけることは、殆どないくせに、ね。
ま、却ってその反動(=夢)なのかもしれないけれど。

で。
それだけじゃなく、昔の生活用品・調度品 -陶器の食器類、木製の工具、家のランプなど-、これらもすっごく見るのが好きです。
だから、日本の民芸博物館なども行くとすぐ楽しめちゃう。

あ、そういえば。
全然違う分野だけど、科学技術博物館の類も好き。
だから、ヴィレットの博物館はちょっと遠いけど好きだなぁ…。
でも。
久しく行ってません。
また行きたいなぁ…。
ただ、この手の博物館は、趣味が合う連れがあったほうが、格段に楽しさが増える気がします。


って。話しがドンドンそれていました
…昨晩行った装飾芸術博物館の話しでしたね。
そう、ここはルーブルの隣(建物は続いている)で、その中でも普段は分かれているのだろうけど、モード・織物博物館と繋がっていて、その両方に行き来ができたようです。

建物自体がやっぱり立派!
そして展示品が本当に面白い!

椅子などの調度品が各階ごと年代別に展示されていたり、宝石や、モード系の過去の広告展示、はたまたゴルチェのファッション部屋(?)などがあって、本当にどれもこれも大変楽しめるものばかりでした。

しかも。
混んでいるといっても、充分、ゆっくり1つ1つを自分のペースで楽しむことができる範囲。
更には、学芸員さん(?)が1フロアに1人くらい常駐していて、いろいろ専門的な質問に答えてくれる。

…知らないのと何かしら基礎知識をもって見るのとでは面白さも差が出てくるもので。
結構シャイな私ですが、昨日は結構、いろいろ質問させてもらったりして、しっかり楽しみ倍増させてもらいました。

ここはでも。無料じゃなくても、文句なしに見る価値が十分あったなぁ。
またいずれ来たいなぁとしみじみ思わされた美術館でありました。
(って。あくまで好みの問題で。私は上↑に書いたように、こういう工芸品類がすごく好きなのです。)



というわけで。
昨日はその後、他の美術館を回るつもりだったのはとりやめ。
だって、時間が思ったより遅かっただけじゃなく、ふと気がついたら足もかなりお疲れ状態だったんですもん。
そういえば、エレベータではなく、階段も結構使ったし。
例によって途中で
「やっぱりあれをもう1回見納めしてこよう」と思いなおして、一度見た展示室に戻ったり。なんてことをしていたものだから。余計に…。


とにかく。お蔭で、心がスッカリ満たされた気がしました。
それに。
夜、1日の終わりに美術館を鑑賞するのっていいもんですね。
帰ったら、せいぜい食べて、寝るだけだし。

…普段でも、曜日を限って夜間開館をやっている美術館も結構あるので(因みにルーブル美術館は水・金22:00まで。オルセー美術館は木曜日・21:45まで。オランジュリー美術館は金曜日・21:00まで)、入館料も少し割引になるし、たまにはこういう夕べを過ごして帰宅するのもいいかもな、と思ったのでした。
…ところで。日本って、こういう夜間開館しているところってあるんでしたっけ?