うさたろうの 気儘なフランス散歩

2年の予定が丸7年。赤貧学生としてのフランス生活にも終止符。約4年8ヶ月続けてきた日記、改め、気儘なフランス散歩…

大統領選挙翌日…

2007-05-08 05:53:40 | フランス(日常用品・日常生活)
1週間ほど前の暑さはどこに行ったのかしらん?
すっかりまた涼しい(というか肌寒い)ここ数日。
そして、どんより空です。

あの暑さで、家用の服も、長袖・長ズボン類はさっさと仕舞っちゃっていたのだけど。
とてもじゃないけど寒くて、また引っ張りだす羽目に。
あ~面倒くさい…。
それに。
どういうわけだかこちらで暮らしていると、精神的にお天気の影響度が大きく、曇り空だとテンションがぐ~んと下がります。
まぁ、明日はまた休日なので、静かに頑張らず過ごしたいと思っています。

で。テレビをつけたら、ジャッキーチェンの映画をやってる…。
全くもって、ファンじゃないけれど。こういう気分の時には結構いいかも。
下らなくて(←失礼)、元気が出る、みたいな…。


さてさて。
そうは言っても。今日は、午前中日本人のお友達に会って、また喋りまくったし、お昼ご飯も一緒に食べました♪
やっぱり気分転換になるなぁ~、友達とのお喋り、って

ただ、その後寄った研究室はガラ~ン。
明日は休日で、例によって橋を架けてお休みの人もいれば、重鎮の先生と研究生数人がアメリカ出張中なのでした、そういえば。
というわけで、早々に引き上げてきました。




当たり前と言えば当たり前だけれど。
昨日の夜からニュース、テレビ番組は大統領選挙の結果関連オンパレード。
見ていて、うんざり
私はとにかくずっと前からアンチ・サルコジで、テレビで彼の顔を見るとぐぇ~っ!というくらい(←多分これは生理的に好きじゃないという、個人的な判断としては正しくない要素も入っていますが)。
昨日のいつもの劇場的な演説を聞いているうちに「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」って程になってきて、現在の心境としてはとにかくどうしても「見たくない!」状態になってきています。

…元々は、あんまり人を嫌いになったりしないので、自分でもこの状態にチョッと驚いていたり。
だって。
所詮、私にはそれほど「カンケーない」訳だし、ねぇ…。
ま、こればっかりは仕方がない。
暫くはなるべく離れて、それから今後の彼の手腕を静観したいと思っています。
とにかく。フランスがフランスさを失わず、良いように変わって行ってほしいと願うばかりです。
やっぱり、大好きな国なので…。




ところで。
話はコロリと変わり、ここ数日の話を少し。
昨日、美術館に行ったことは書きましたが、そして、その前に今の時期の観光客の多さについても触れましたが。
ホント、(日本のGWということもあって)普段以上に日本人が多かった、という印象。

更に。
昨日行った美術館、オルセーとオランジェリーは、印象派(特にモネ)の作品が充実していることで有名。
つまり、日本人に大人気!というわけで、日本人率が更に多くて驚きました
夕方の比較的空いている時間だったのだけど、4分の1は日本人?というくらい。(ちょっと大袈裟かなぁ…)
しかも。
気になったのは、小さな子供連れが結構いたこと。

…小さい頃からホンモノに触れさせるってことはとても良いことだと思うので、子供連れで来ることに決して反対ではないけれど。
やっぱり美術館とかにはせめて静かでいられるくらい、そして見ることに興味がある年齢から連れて行くべきじゃないかしら、と思ったのでした。

泣き喚く子こそはいなかったけれど、結構うるさい。
それに。
お母さんだけイヤフォンガイドなどを聞いていて、子供が何を言おうと完全無視・そっちのけ、なんていう光景も。
何だかかわいそうだなぁ、と。
きっとこういう人は普段でもそういう態度で子供に接しているんじゃないか…と想像してしまいます。

子供に構いすぎるのも確かに良くないだろうし、また親が自身の楽しみを追求することも悪くないけれど。
なんだかこういうのは違うんじゃないかなぁ、なんて、ね。
…絵を静かに鑑賞しながらも、ツラリツラリと思ったことでした。




注:写真は、ホント脈絡なく載せています
お天気良くなかったし、全然ウマク撮れてないけれど、一応モン・サンミッシェル全景。…実は。ここモン・サンミッシェルとは、私にとって心疼くことを否が応でも思い出させる場所なので、行きたくないなぁとチラッと思う部分もあったのだけど。ま、人間って強いもの。
時間というのはやっぱり心の傷を風化させてくれるものなんだな、と改めて納得したのでした。多分、友達とその家族という大勢で行ったから、でもあるんだろうけど。
次に行く機会があれば、心の翳りが100%もなくなって修道院を晴れ晴れ拝みたいなぁと思っています…。