お待たせしましたが、11/9の日記「『アルゴ』についていろいろ書いてみようかと(ネタバレしまくりです!)(1)」の続きを。繰り返しになりますが、ネタバレしまくりですので、まだ観ていない方はここでストップ!
5. レスター・シーゲルという人物
私にとってこの映画で一番印象に残った役者はアラン・アーキンでした。彼が演じたレスター・シーゲルはハリウッドの映画プロデューサーで、ニセ映画『アルゴ』でもプロデューサーを演じるという設定。トニー・メンデス(ベン・アフレック)が提案した、ニセ映画のスタッフと偽って6人をイランから出国させる作戦に、ハリウッドの特殊メイクの専門家、ジョン・チェンバース(ジョン・グッドマン)が「ニセ映画にはニセプロデューサーが必要!」と判断。二人が直接レスター・シーゲルの家に行き、このニセ映画作戦の話をするわけです。恐らくレスターは当初この話を引き受ける気はなかったと思うのですが、その時たまたまテレビで流れるイランアメリカ大使館人質事件のニュース。レスターの瞳が曇り、短い沈黙。そして、彼は覚悟を決めた表情でニセプロデューサー役を引き受ける。この場面、本当にドラマティックだと思いませんか?
で、私が本当に書きたいのはここから。トニー・メンデスとジョン・チェンバースは実在の人物ですが、このレスタ・シーゲルは恐らく映画を面白くするために設定された架空の人。正確には、レスタ・シーゲルというプロデューサーは実在したのですが、この救出劇には関わっていない、ということのようです(詳細についてはアラン・アーキンのインタビュー記事でどうぞ)。でも、この人物の設定とキャスティング、最高じゃないですか? 彼がいなかったら、物語はここまで面白くなかったと思います(実はこの映画で最初にキャスティングされたのもアラン・アーキンです)。ちなみに、いかにもハリウッドの映画プロデューサーらしく、レスターは恐らくユダヤ人という設定。ジョン・チェンバースがレスターに「おめでとう」を伝える時、ヘブライ語の "Mazel tov!" を使っているのが証拠です。
うわー、1つしか書けていませんが、時間がないので今日はこの辺で。続きはまた後日。
5. レスター・シーゲルという人物
私にとってこの映画で一番印象に残った役者はアラン・アーキンでした。彼が演じたレスター・シーゲルはハリウッドの映画プロデューサーで、ニセ映画『アルゴ』でもプロデューサーを演じるという設定。トニー・メンデス(ベン・アフレック)が提案した、ニセ映画のスタッフと偽って6人をイランから出国させる作戦に、ハリウッドの特殊メイクの専門家、ジョン・チェンバース(ジョン・グッドマン)が「ニセ映画にはニセプロデューサーが必要!」と判断。二人が直接レスター・シーゲルの家に行き、このニセ映画作戦の話をするわけです。恐らくレスターは当初この話を引き受ける気はなかったと思うのですが、その時たまたまテレビで流れるイランアメリカ大使館人質事件のニュース。レスターの瞳が曇り、短い沈黙。そして、彼は覚悟を決めた表情でニセプロデューサー役を引き受ける。この場面、本当にドラマティックだと思いませんか?
で、私が本当に書きたいのはここから。トニー・メンデスとジョン・チェンバースは実在の人物ですが、このレスタ・シーゲルは恐らく映画を面白くするために設定された架空の人。正確には、レスタ・シーゲルというプロデューサーは実在したのですが、この救出劇には関わっていない、ということのようです(詳細についてはアラン・アーキンのインタビュー記事でどうぞ)。でも、この人物の設定とキャスティング、最高じゃないですか? 彼がいなかったら、物語はここまで面白くなかったと思います(実はこの映画で最初にキャスティングされたのもアラン・アーキンです)。ちなみに、いかにもハリウッドの映画プロデューサーらしく、レスターは恐らくユダヤ人という設定。ジョン・チェンバースがレスターに「おめでとう」を伝える時、ヘブライ語の "Mazel tov!" を使っているのが証拠です。
うわー、1つしか書けていませんが、時間がないので今日はこの辺で。続きはまた後日。
上記URLの「『アルゴ』についていろいろ書いてみようかと(ネタバレしまくりです!)(祝アカデミー賞作品賞受賞!番外編)」でも書きましたが、ジャック・ニコルソンです。
コメントありがとうございました。