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慣れたと思ったら、実はそうでもなかったヘブライ語 (6)

2013-10-31 12:51:51 | ヘブライ語
昨日はヘブライ語基礎・中級講座の基礎Ⅲコースの第6回目でした。全10回のコースも半分以上が終わったことになります。時間が経つのは本当に速いものです。

さて、今回の授業は「円描きのホニと木(ホニ ハメアゲル ヴハエツ) חוני המעגל והעץ」という物語の読解からスタート。この「円描きのホニ」とは紀元前1世紀の人物で、祈りの力を持つ人として知られていたそうです。ホニが祈ると必ず実現することから、雨乞いの祈りを頼まれ、地面に円を描いてその円の中に入り、「神様、雨が降るまで私はこの円から出ません」と祈ったことでこの名前で呼ばれるようになったそうです。今回学んだ物語はそのホニが、植樹している老人に出会った時の二人の会話が中心でした。イスラエルでは木を植えることは国の復興の基礎となると認識されていて(エゼキエル書36章、37章をご参照ください)、イスラエルが建国された後の第一回目の閣議も、当時のベン=グリオン首相らが木を植えてた後に行われたそうです。

話がそれてしまいましたが、今回の物語でおじいさんが植えているのは「いなごまめ」の木。日本で「豆」と聞くとえんどう豆や大豆を想像する方が多いと思うのですが、いなごまめは木になっていて、えんどう豆よりもはるかに大きなさやの中に大粒の豆が入っているという感じです(興味がある方はぜひイナゴマメで画像検索してみてください)。聖書では放蕩息子のたとえ話(ルカによる福音書15章)に豚のえさとして登場するので、あまりおいしくないものだと想像していたのですが、実は甘くてお菓子の材料にされることもあるとのこと。ただし、非常に硬い豆だそうで、アラブ人などは絞ってジュースにもするそうです。

続いて学んだのは先週少しだけ学習した「注文する(マズミン) מזמין」「始める(マトゥヒル) מתחיל」などのヒフイル動詞の過去形。最大の特徴は現在形では存在する「ユッド י」が過去形の一人称と二人称では消えること。先に挙げた מזמין なら過去形の一人称は הזמנתי 、מתחיל なら過去形の一人称は התחלתי という具合です。さらに「知らせる(モディア) מודיע (語根は ידע )」「出す(モツィ) מוציא (語根は יצא )」など「語根」の第1字が「ユッド י」のヒフイル動詞の過去形についても学習。これらの単語は語根の י が現在形や過去形ではヴァヴ ו に変化するのが特徴です。

ヒフイル動詞の過去形の特徴を学んだ後は当然それらの単語を使った文章の発音と訳の練習。今回も「上着(メイール) מעיל」「火(エシュ) אש」「ステージ(バマ) במה」「ハト(ヨナ) יונה」「帽子(コヴァ) כובע」など新しい単語がたくさん出てきて大変でした。

授業の最後は「~を助ける(ラアゾル+前置詞ラメッド) לעזור ל」の用法について学習。もちろんこの表現を使った文章の発音と訳も練習しました。例えば「私を助けてください」は「ベバカシャー ラアゾル リ בבקשה לעזור לי」となります。ちなみに לעזור はヒフイル動詞ではなくパアル動詞で、なぜこのタイミングで出てきたかは不明ですw
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