んまい、いなせやのブログ

いろんな人との出会いを楽しみに・・・

生死

2013-10-02 18:54:54 | Weblog
 小さい頃、死ぬ事を考えると凄く怖かった。

だって、息できなくなるなんて苦しいやんとか

眠ったままなんて、真暗で恐いやんって思ってた。


今日は知人のお葬式に参列したので、お経を聞きながら

いろいろ考えた。人間は入れ物なのだ。あっちの世界から

我々は修行にきているのだ。だから入れ物に入ってる我々は

不自由なのだ。お腹はすくわ、どっか痛いとか、悲しいとか。

でも、死んだら入れ物から解放されるのだ、魂は死なない。

きっとこの世では、感じられない解放感に包まれるんだろうな~。

修業お疲れ様でした!って思うんだよな。


先日友人が、言っていた。一人っ子で結婚して滋賀に住んでるんだけど

おかんを孤独死させてしまったと。家でお亡くなりになったのだ。

こういう時、いつも気のきいた言葉が思いつかないのが悔しい。

家に帰って考えた。人の死はいつ来るか、誰にもわからない。

例えば隣に寝ていたのに、朝になったら息を引き取ってらした

なんて事もあるし、どこかに出掛けている時かもしれないのだ。

最後の時に間に合ったからと言って、何が出来るか?

なんて言葉をかけてあげれるか?人前で最後を迎えるってのは

本人にとってどんな気持ちなのか?死んだ人にしか、わからない。


お葬式っていつも、そんな事を考える場所だ。

なのに、今朝から「白いシャツが何故かない~」と

慌ててる大将が、隣でバタバタしている・・・・。

準備しとけよ~ってイライラしたけど、思い出した。

いたいた、保育園で散歩に行くよ~って言って数歩歩いたら

「先生~おしっこ~」って言う子。人それぞれ個性がある。

テンポも皆違う。買ったシャツを広げて

「うわ~これでかすぎた~」と笑っている・・・。

まったく~と思いつつ暖かく見守るしかないね。

生きてるうちだけ、いろんな感情とも付き合わなきゃね。

これは、修業なのだから。