宝石ざくざく◇ほらあなJournal3

ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

10月のロシア語学習よもやま

2010年10月31日 | にわかロシア語
NHKラジオ『アンコールまいにちロシア語』は、さすが、アンコールだけあって、充実して分かりやすく、楽しく聴いています。
ロシア語自体とは関係ないんだけれど、ロシア語講座、おもしろいなぁ~と思ったことを。

○月~水曜日の「カタツムリの中級編」
第12課のテキストは、「○○語を勉強しています/○○語を話します」のまとめ。
ケーシャというオウムが、オウムなんだけど、英語で「こんにちは」を何というかも知っているし、フランス語で「ありがとう」を何というかも知っている、という内容でした。

テキストの内容解釈をひととおり終了した後、

黒田先生「カーチャさんは、英語で『Здравствуйте(ズドらーストヴイチェ)』は何て言うか、知ってますか?」
カーチャさん「ハロー」(声がカワイイんですよね~^^)
黒田先生「けっこうですね。じゃあフランス語で『Спасибо(スパシーバ)』は何て言うか、知ってますか?」
カーチャさん「メルシ」
黒田先生「すごいですね~。この講座は英語やフランス語まで分かっちゃうんですね~。詳しくは、それぞれの講座を聞いてくださいね。
わたしたちはロシア語を勉強しています。」

最後のお言葉は、思わず
Мы изучаем русский язык.
と、習った例文を暗唱したくなりますが、しっかり他の語学講座の宣伝(誘導?)をしているところに笑ってしまいました。
黒田先生の講師らしからぬ独特のせかせかした話し方、私はいかにも東京っ子らしいな~などと思ったのですが、カーチャさんのおっとりとかわいらしい話し方との対比が、だんだん癖になってきました(?)

○木・金曜は「会話力アップの実践編」
スキットは
「日本の大学生ミキがモスクワ旅行で体験するさまざまなできごとを会話仕立てで表現しました。」
とのことで、序盤は、飛行機の中で知り合ったロシア人ヴォロージャとの会話が主になっています。
はじめは、楽しい旅行なのに、飛行機が怖いだの高所恐怖症だの言っているのに、なんかヘンなのーとうっすらと思いつつも、スキットに関して特に感想はありませんでした。

ところが、第6課、
空港で、ヴォロージャが、親切にも、ミキのスーツケースをタクシー乗り場まで運んでくれようとする場面、

ヴォロージャ:「・・・おや、なんて重いんだろう! こんなどでかいスーツケースなら家一軒まるごと引っ越せそうだ!」
と、彼が予想外の重たい荷物にとまどっているところに、間髪入れず、元気いっぱいのミキ、
ミキ「さあ、ヴォロージャ、どうしてそんなにもたもたしているんですか! 早く行きましょう!」

・・・ああ、うまくこのおもしろみが伝えられなくて残念でならない。
このミキちゃんの、KY? マイペース? お姫様気質っていうんでしょうか、ワガママというんじゃないけど人を振り回す感じが、なんだかとってもウケるんですけどー。
登場人物に思い入れがでてくると、会話フレーズが楽に覚えられるような気がしてきます。
無難な会話より、突拍子もなかったり、ひっかかりがあったりするほうが、記憶に残りやすいですものね。

とは言っても、現段階では、単純なフレーズは繰り返してみるものの、全体には聞き流している状態ですが^^; とにかく、よくできたスキットだー、とあらためて感心している次第です。

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○「カワイイ」「美しい」以上の形容詞

フィギュアスケートシーズンに入り、また時々、You Tube で、他国テレビ局の中継録画を観ています。
ロシア語の解説は、まだまだ全然聞き取れない・・・が、また学習意欲がわいてくるというものです^^

NHK杯エキシビションにおける、浅田真央選手演技のビデオ、
http://www.youtube.com/watch?v=FXexiDyLv_4&feature=related
(↑音声画質ともあまりよくないですが)

冒頭で、
японская прекрасная Мао Асада
(イポーンスカヤ プりクらースナヤ マオ・アサダ)
日本の すばらしい(orすてきな) マオ・アサダ
と、言っていたのは聞き取れた。
順位に関係なく、真央ちゃん自身にかかる形容詞として、прекрасная って文字通りすてきな言葉だなぁと思いました。
(と書いてはみたが、たぶん合っていると思うんだけど、違っていたら恥ずかしい^^;)

「痛い」で作文してみる

2010年10月27日 | にわかロシア語
『アンコールまいにちロシア語』第8課では、「おなかが痛い」というような「痛い」の表現を学習した。

今のところ私はどこも痛くないし、へたに口に出して言うと、ほんとに痛くなりそう、今回の例文はなかなか覚えられないわー・・・などと思っていた。
ところが、先日テレビでフィギュアスケートを観ていたら、この課の例文を使って言ってみたくなることが、いろいろ。

У неё наверно болит нога.
(彼女はたぶん足(単数)を痛めている。)

画面では分からなかったけど、アナウンサーがそう言っていたので。

Я боюсь, что у него болит спина.
(彼は背中が痛いのではないかと心配だ。)

『まいにちロシア語』107課に出てきた表現も織り交ぜてみた。
(ほんとにこれでOKなのか分からないのが、独学の難点ですが^^;)
ビールマン・スピンって、まぁきれいはきれいなんですけど、ほんとに体は大丈夫なのか心配になる。とくに男性の場合。

そう言っているうちに、自分が痛いところも思い当たる。

У меня болит провое плечо. 
(私は右肩が痛い。)

これがいわゆる四十肩ってやつかーと感心したりして。
まぁ「痛い」といっても全然たいしたことはないんですが。
「肩」という単語はテキストでは扱っていないので、辞書で引いたのだけど、やっぱり音声がないせいか、なかなか覚えられないなー。
ラジオ講座登場単語はやっぱり記憶の定着率が断然高い。
(とはいえ、やはり記憶力の衰えは否定できない。
ちなみに「足」は短くても「ナガー(нога)」とダジャレで思い出している。
「窓がアクノー(окно)」同様、黒田先生には嫌われそうだが・・・)

名前の不思議2/似ている単語

2010年10月27日 | にわかロシア語
○名前の不思議2

ロシア人のフルネームは、名前、父称、名字の3つの部分から成っているということに関して、前にも書いたのですが、『まいにちロシア語』本放送でも、ちょっとつっこんでお話されていたのですね。
(前の項を書いたときはCDのみ聴いていて、そちらにはお話はなかった)

「お父さんが日本人でたとえば『ひろし』だったら、こどもの父称は『ヒロシーェヴィッチ』になるんですかね~」
とおっしゃっていて笑ってしまいました。

また、たとえば英語の名前で Joseph というお父さんの場合だと、語源的には Иван (イヴァン)と同じだから、こどもの父称は Иванович(イヴァーナヴィち)にしてしまう場合もある、ということでした。
なるほど。
ここでも「お父さんと名前の形が違っていたら、こどもが不審に思うんじゃないか」というような(うろ覚えで言い回しが違いますが)柳町先生のツッコミ(?)がありました。
うんうん、やっぱり私だけじゃなくて、日本人にはいろいろ疑問がわく慣習だよなー。

○似ている単語

テレビを観ていて「あの人とこの人は似ている」という発見をすると、なぜか無性に嬉しくなります。
最近の芸能人には疎くなってしまったので、収穫がなく寂しいのですが・・・
その代わり(?)これまでの学習で覚えた数少ないロシア語単語の中に「似ている!」を発見して、嬉しくなっておりました。
それは、

яйцо (イイツォー:卵)
лицо (リツォー:顔)
кольцо (カリツォー:指輪)

どれも語尾が「ツォー」で終わっているという点で似ている。
そして、この言葉が表すものはどれも「丸い」。
日本語の「たまご」と「かお」は、言葉としては全然似てないけど、それは、日本では「卵形の顔」は多数派ではなかったからだろうか・・・
(「卵」の言葉の元となっている対象は当然「鶏卵」なのですよね。イクラやキャビアではあるまい・・・)

「逆引き辞典」って使ったことがないのですが、英語の場合、こんな一見ばらばらな基本単語の中に共通項があるという例は、思い当たらないような・・・?

にわか鑑賞再び/通訳に感謝

2010年10月26日 | にわかフィギュアスケート
週末にやっていた、2010NHK杯フィギュアスケートの覚え書き

なにしろ、バンクーバーオリンピックからの、にわか鑑賞。
ジャンプの種類も、今年初めて全部覚えたのだった。
(なかなか見分けられないけど^^;)
NHK杯が、グランプリシリーズのひとつというのも、いままでちゃんと把握していなかったような・・・?

「NHK杯 動画クリップ」というのができていて、地上波で放送されなかった選手の演技や表彰式の様子が観られるのが、嬉しい。

http://www9.nhk.or.jp/figure2/index.html

くわえて、各選手の演技構成要素の名称や配点まで分かって、いたれりつくせり、初心者にはたいへん参考になる。
これ、期間限定とは書いてないから、ずっとあるのかな?
(後日付記:11月末日までのようですね)

とりあえず男女シングルを主に鑑賞。
感想はいろいろあるんだけど、短くまとまらないので削除^^;
外国語学習関連(?)で、ちょっとだけ。

女子シングルの優勝者は、カロリーナ・コストナー選手(イタリア)。
インタビューは英語にて。
最後にファンへのメッセージとして言っていた言葉が、素敵で感動的だった。

「今日わたしがみなさんにいちばんお伝えしたいことというのは、
このフィギュアスケートという競技、楽しいものなんです。
もちろん、たくさん努力もしなきゃいけませんし、辛いこともあります。
大変なんですけれども、
ひとりで氷上に立つ、そして、転ぶこともあるんですけれども、
やっぱり、誰もが、このスケート競技を愛しているからこそ、
そしてそれを伝えたいというために、氷に立っていると思いますので、
これからも応援をよろしくお願いしたします。」

上記↑は、通訳さんの日本語訳を書き起こしてみたもの。
このメッセージから私が受ける感動は、通訳さんの、文意の通った美しい日本語に負うところが大きいと思った。
コストナーさんが話している時点では、私にはほとんどピンとこなかったので(T_T)
そして、コストナーさんが話す英語をあらかじめ分かっていて、私が訳しても、こういうふうには訳せないなぁと、再びこの場面を見直して、感心するのであった。

インタビュー映像があるのは、優勝者と日本人選手だけなんだけれど、できれば、女子シングル2位のフラット選手と、男子シングル2位アボット選手の言葉も聞きたかったなぁ~。
あ、男子3位のアモディオ選手も。アモディオくんはフランス語だと嬉しいな。
(You Tube で見つけた過去のニュース映像では、いまどきっぽく早口でよく分からなかったけど^^;)

ドイツ語遠回り

2010年10月19日 | しつこく多言語
某日、古いカセットテープ置き場を見たら、白水社から出ていた『コレクションドイツ語 入門編』の付属カセットテープが出てきてびっくり。
買った覚えもなかったのだった。
しかも、このカセットテープ、単体で4400円もするのだ!
よく買ったなぁ。
しかし、肝心のテキストは、どこにも、ない。(たぶん処分した)
内容もまったく覚えていない・・・
(購入したのは90年代半ばだったと思うけど、語学教材に関してはまだカセットテープが主流で、必ずテキストとは別売りだったはず・・・ほんの10数年前のことなのに、隔世の感がありますな)

NHKラジオ『まいにちドイツ語』、今のところは、なんとか続いている。
英語と似ているということで油断しがちだけど(私だけか)、当たり前だけど、まったく別物と思って取り組むほうが、相似形に出会ったときにありがたさが増すような気がする。
まず綴りと発音の関係に慣れるのが、第一関門か。
ドイツ語は文法が難しいとよく聞くけど、それ以前に発音が私には難しい。
初期段階は、やっぱり集中して、繰り返し聴く時間が必要だーと感じる。
まだ慣れたとはいえないロシア語と並行して始めたのは、やっぱり失敗だったかなぁ・・・と弱気になったりもするのだけれど、とにかく1日15分は必ず聴く、ということで経過をみようと思う。

思えば、上記カセットテープのころは、英語とフランス語をなんとかすることが第一で、ドイツ語までは手がまわらなかったのだった。
(「手がまわらないなら教材は買うな。買ったらやれ」と当時の自分には言いたいですが^^;)
今も、ロシア語に時間を割いているので、なぜかドイツ語は後手にまわってしまうのだけれど、とにかく少しでも前に進みたいものだ。
(とブログに書けば、頓挫しないかもという期待を込めて、この項をエントリーしております^^;)

こどものころの興味関心と外国語学習を結びつけるならば、ドイツ語が先にくるべきであったような気もする。
世界文学をロクに読んでいないことが、コンプレックスのひとつだったりするのだけれど、世界児童文学全集の類は、割と読んでいた。
ドイツの児童文学といえば、エーリッヒ・ケストナー。私も大好きであった。
お菓子作りにも興味があって、アプフェルシュトゥルーデルとかシュヴァルツヴァルト(確認のために検索したらこれは地名で、お菓子の名前としては「シュヴァルツヴェルダーキルシュトルテ」らしい)とか、ドイツ語名のお菓子にはとりわけ興味があったのだった。
しかしながら、その辺から、ドイツ語を学びたくなるというようなことは、10代のころはまったくなかったのが、不思議というか、まぁ当然というか・・・

辞典を買う/発見(?)

2010年10月17日 | にわかロシア語
タイミングとしてどうなのか分かりませんが、露和辞典を買いました。
たまたま見たYahoo知恵袋で、「語数は少ないが単語帳代わりに使い倒す」というような内容で紹介されていて、なるほど!と思った「パスポート初級露和辞典」(白水社)です。
薄くて気楽だし、挿絵も味がある。カタカナの読み仮名がついているのも、今の私のレベルにはありがたい。が、基本的な例文がたくさん載っているので、ちゃんと覚えれば、そうとう実力がつきそうでもあります。
実ははるか昔、NHKロシア語入門とともに博友社の露和辞典を揃えたものの、まるっきり使うことなく、えーと、たぶん、結局、古本屋に持っていたのだろうか(記憶なし)・・・という苦い経験がありまして。
「お財布に優しい範囲から始めて、とにかくモトを取る」ことを目標にしようと思っております。

『アンコールまいにちロシア語』の「会話力アップの実践編」には、長い単語がたくさん出てきます。
こんなのどうやって覚えてるの~(T_T)と思っていたのですが、ふと気づいたことがありました。
例えば、「勤勉な」は、трудолюбивый
じっと単語を見てみると、『まいにちロシア語』で覚えたтрудно(難しい)とлюбить(好きだ)が入っているような・・・
辞典を見てみると、труд(労働、労力)から来てるようですが、ははーん、(労働が好き)ってことで(勤勉)という意味合いになるのね、と合点がいきました。
また、「めまい」は、головокруженне 
головаが「頭」というのを、『アンコール・・』中級編テキストで見た覚えがある。
кру...で辞典を見てみると、кружиться(回る)という単語がある。
で、горова кружится(めまいがする)という例文も載っている。
なーるほど、(頭が回ること)=(めまい)なのですね。
ロシア語にも、漢語みたいな合成語があるのかーと、嬉しくなってしまいました。
いや、これって、常識なのでしょうけれど、知らなかったもので。
まぁ、でも、まずはある程度基本単語を覚えないことには、こういう合成語も予測できないわけで、やっぱり地道にひとつずつ、ってことですね^^;

テレビ講座/小出しがありがたい

2010年10月17日 | にわかロシア語
後期はNHKテレビ『テレビでロシア語』も観ています。
ロシア人出演者みなさん、日本語が上手なのにびっくり。
講師である沼野恭子先生の第一印象も、「美しい日本語を話す方だなぁ」というものでした。
ロシア語はもちろんですが、日本語の話し方も見習いたい。

今期は、前期にやっていた「シベリア4都市紀行~知らないロシアに出会う旅~」の再放送とのことです。

先日は、小学校段階から日本語が必修になっている公立学校の様子がリポートされていました。
将来の夢について聞かれて、こどもたちは「日本語の先生、あるいは通訳」「東京の銀行で働けたら」
などと答えていて「ほほぅ」と思いました。
ひとりの女の子が
「この町でモデル学校を卒業したので、日本でモデルになりたいです」
と言っていたのですが、この子たちはたしか小学3年生、モデル学校って?

そういえばウラジオストク編のリポーターは、『アンコールまいにちロシア語』の出演者でもあるカーチャさんだったのですね。
NHK語学番組のサイト『ゴガクル』で見つけた『おうちでゴガク』というブログに書いてあって、はじめて気づきました。

http://gogakuru.com/blog/selection/yuh/

このブログとてもおもしろいです^^

さて、このテレビ講座でも、『アンコールまいにちロシア語』でも最初のほうの学習事項として「これは誰の○○ですか?」という表現が出てきました。
これは『まいにちロシア語』には出てこなかった表現ですが、出てこなくて正解だったと思います。
キリル文字もろくに読めない段階で、いっぺんに出てきていたら混乱していたと思うので^^;
『アンコールまいにちロシア語』中級編のテキストをめくってみて、『まいにちロシア語』では割愛されていた基本事項がまだまだあるのだなということが、分かりました。
第一、第二、という序数詞はやっぱりあるのね、とか。
名詞は複数形になるともう格変化しないのかと思って安心していたのですが、やっぱり変化するみたいですね^^;
このへんは、しっかりした入門書を持っていれば、とっくに分かっていることなのかもしれませんが、『まいにちロシア語』の段階で知らなかったことは幸いでした。
ひと山越えて、満足感とともにちょっとダレていた感もあったのですが、まだまだ新しい道しるべがあると思うと、身がひきしまるというものです(?)

多言語学習を例えてみる

2010年10月16日 | しつこく多言語
『アンコールまいにちロシア語』講師、黒田龍之助さんのお名前で、ふと検索してみたら、三省堂書店での講演録があり、おもしろく読みました。

http://www.sanshusha.co.jp/kuroda/index.html

質疑応答で、多言語学習を「三色寒天」に例えて話しておられるところがあります。
下層が固まらないうちに次の寒天を入れると、ぐしゃぐしゃになってきれいな層にならなくなってしまう。
そのように、多言語を学習するときは、始める時期をずらすほうがよいというお話でした。
思い当たる節がおおいにあり、読みながらうなずきました。

そんな私が、多言語学習に思いをはせて、かつて連想したものは、「皿回し」でした。
並んだ棒の上で、何枚もの皿を同時に回す、あの曲芸のことです。
新しいお皿を回転させるべく、せっせと手をかけている間に、隣のお皿は回転を失って落っこちかけている・・・慌てて、そっちのお皿にかけよっていくが、そうすると、まだ回転が安定していない新しいお皿は、たちまちぐらぐらしてしまう・・・
そんなイメージが、しょっちゅう頭に浮かんだものでした。
しかし、この例えにおいて、ぐらついたり落っこちたりするのは、「外国語」のお皿であって、「日本語」のお皿はといえば、慣性の法則か? さすがにずっと回っている。単独のときとくらべると、他の皿に気を取られるので、ときたま回転軸がブレたりはするかもしれませんが・・・
すると、やっぱり、お皿は1枚ずつ、ある程度ほおっておいても回転が止まらないくらいにしてから、次のお皿にとりかかったほうが、長く安定した芸を見せられるようになるのかもしれません。(芸じゃないけどね^^;)

「皿回し」の次に、思いついたイメージは「植林」です。
これはどなたか他の方も書いていらっしゃったような気がします。
肥料をやったり環境を整えたりして、幹をしっかり、枝葉を豊かにしていくという過程が、外国語学習のイメージに合っていますよね。
で、私が最近思ったのは、最初の段階で、苗木をしっかり地面に根付かせることが大切なんだなーということでした。
大人の外国語学習では、頭の中の土壌や環境はすでにしっかり母語(日本語)仕様になっていて、日本語の木が大きく枝葉を繁らせて(たぶん)います。
そんな中に、新しい木(外国語)を植えるわけだから、やっぱり最初はせっせと肥料をやって注意深く見守る必要があるのだろうな、と。
そしてそういう環境なのだから、あとから植えた木がなかなか大きくならなくてもそれはまぁしょうがない、でも、まぁ、枯れずに元気にいれば、と、このイメージだと楽観的に考えられるような気がする・・・かな^^;
で、うまくすれば、新しい木を育てている分、土壌も豊かになって、環境もよくなり、いろんな木がそれぞれ大きく育つように・・・なればいいなぁ^^
その際、「好奇心」というのは、大切な肥料だなと思う今日この頃。

・・・こういう「例え」を読んだり考えたりするのは楽しいのですが、ついじっくり考えにふけってしまい、この一文を書くにもえらい時間を費やしてしまいました。(その割にはロクな文章にならない(T_T))
黒田先生の講演にもありましたが、しのごの考えている間に、まめに単語を調べたり活用を覚えたり、地道で実際的な努力を続けるっていうのが、いちばんなのですよね^^;
(若い頃は、それがイマイチ分からなかった・・・)

後期講座始まる

2010年10月02日 | にわかロシア語
9月27日からNHKラジオ『アンコールまいにちロシア語』を聴いています。
ラジカセのタイマー機能を使って、カセットテープに録音したものを聴いています。
・・・と書くのが、はばかられるくらい、昨今のオーディオ環境の激変ぶりはすさまじいものがありますね^^;

ま、それはそれとして。
講師の黒田龍之助先生は、『ロシア語のしくみ』を含め、著作を何冊か読んでいたので、親しみがありました。
今回、ラジオテキストで初めてご尊顔を拝し、「へー」、お声を聴いて、「ほー」。
著作で漠然と抱いていたイメージとの違いが新鮮でした。
中級編とありますが、発音のおさらいから始まるのでとりあえず安心。

木曜・金曜の実践編も聴いていますが、こちらは、やはり難しい~。
テキストを読む限りでは、さほどでもないかな?と思ったのですが(和訳や単語の説明があるのでなんとなく分かった気になる)、ネイティブスピードには全然ついていけません(T_T)
ゲストのフリートークも全然分からず。
でも、楽しいので、これからも聴こうと思っています。
英語以外で、こういう実践会話の講座って、なかなか貴重なように思います。
今後上達した後のために、この講座の録音は保存しておくべきか?
(そのうちCD付で書籍化されそうな気もしますが・・・)

9月に終了してしんみりしていた『まいにちロシア語』ですが、再放送もまた聴いています。
完走はしたもののまだまだあやふやなので、やっぱり基礎固めが大切かと^^;
最初のころはCDだけでラジオの本放送を聴いていなかったので、CDに入っていないちょっとしたお話も楽しんでいます。
自分がたまたま聴いていたからといって言うのもなんですが、入門編としてはほぼベストの内容だと思うんですよね~
実践会話と文法説明のバランスがよいというか。
テキストに、変化表一覧と単語帳が付いているのも学習しやすいし。
そういえばクロスワードもよかった!(図書カードに応募できなかったのが心残りです)
柳町先生はじめ、ゲストのおふたり、製作者のみなさんにはほんとに感謝しております。

ブログに書いたということも、ロシア語継続の力のひとつになっていたと思うので、これからも、ちょくちょく(たまーにかもしれませんが)書き付けていこうと思っております。

(「にわかロシア語」前回と今回は、なぜか「です・ます」調になってしまいました)

とりあえずやってみる

2010年10月02日 | しつこく多言語
また別のNHKラジオ講座を聴き始めた。
6時45分からの『まいにちドイツ語』をつけてみたところ、講師の先生が「テキストを持っていない人も、たまたま聴いている人も楽しんで」みたいなことをおっしゃっていた。
その敷居の低さがありがたく、続けて聴いていたら、おもしろい。
テキストを買ってきて継続することにした。
ロシア語もまだ半年であやふやなのにと、大いにためらいはあった。
しかし、ロシア語学習の中で、新しい言葉を知る喜びに病みつきになり、あの喜びをもう一度味わいたい~という気持ちが大きくなっていたのだった。
まぁ、いつまで続くかは分かりませんが^^; こちらは気楽に・・・

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多言語を話せる人には昔から憧れがあった。
古典的にはシュリーマン、現代の人なら、ピーター・フランクルさん(NHK大河ドラマ『龍馬伝』ではフランス語を話していらっしゃいますね^^)、金城武さん(中華系の言語を使い分けられるというのも憧れる)etc・・・
一方、自分の能力・性格などを考えると、そんなの到底無理、一つの外国語に絞って深く学んだほうが、なにかと有利なのではないかと、長年ぐずぐず考えてもいたのであった。

しかしながら、人生は意外と長い、完璧さを求めなければ、ひとつずつ使える言語を増やしていくことは可能なのではないかと思い始めた今日この頃。

ということで、「にわかロシア語」とは別に、これまでとこれからの外国語学習のいろいろと、ことばにまつわるあれこれを書こうと思って、新しいカテゴリーをつくってみた。