宝石ざくざく◇ほらあなJournal3

ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

今までを振り返る

2017年12月31日 | テレビ・ラジオ・映画など
You Tube で、坂本龍一・妻夫木聡出演サッポロ生ビール黒ラベルのコマーシャルを観る。
年をとってよかったこととして、昔話しづらかった方とわりと気楽に話せるようになった、っていうの、うんうん、なんだか分かる気が。坂本さん細野さんがっていうことではなく(^^; 自分的に。

12月上京日記の続きなのだけど
12月11日は坂本龍一さんのドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto:CODA』を観た。@角川シネマ有楽町
公式サイト http://ryuichisakamoto-coda.com/

この日は19:00からの上映前に本人出演のトークイベントがあったそうで!
前日に知ったのだけど、この上映回だけは当然チケット完売だった。
私が観たのは、その前の16:00の回。
鎌倉から慌てて戻り、時間ギリギリに入場。
お腹が空いて、お土産の鯵の押寿しをこっそり食べる(^^;
観客が少ない(ひとケタだったと思う)からできることだ・・・

公式サイトで監督が語っているように、坂本さんの全体像が20年後、30年後に観た人にも分かるような「肖像画」的映画。
過去の公開映像や関わりのある映画の場面を繋いでいる部分も多く、「作品」としての評価はどうなのか分からないけど、ドキュメンタリーというのは、作家の個性が前面に出ないほうが観やすいし偏りもないからいいんでしょうね。

個人的には『ラストエンペラー』から『シェルタリングスカイ』の頃が、自分史とも重なって胸がいっぱい。
映画、もう一度観たいなー。両方とも映画館の大スクリーンでこそ堪能できる映像、内容ですよねー。
タルコフスキーの映画『惑星ソラリス』の場面も差しはさまれてるんだけど、ロシア語が聴こえたのが嬉しかった。といっても "Ничего"(ニチヴォー なにも)と "Давай"(ダヴァーイ さあ、行け)だけですけど(^^;(^^;
落ち葉を集める音、雨だれの音などを採集する場面は、私が田舎者だからかもしれないけど、特別な驚きということはなく、音楽家として注目(耳)するのは自然なことだよなー、と。
個人的な感想ばかりで恥ずかしいんだけど、いちばん印象に残ったのは坂本さんがバランスボールに座って制作活動をされていたこと。
私もバランスボール買おうかなー。体幹鍛えたいし。

2月には金沢の映画館でも上映あるのでまた観たい。
そしてニューヨークでの限定ライブを収めた映画「坂本龍一PERFORMANCE IN NEW YORK:async」が1月27日から公開となるそうで、こちらも観たいなー。
2018年の上京予定についてはまったく未定だけど(^^;

今年を振り返ってや来年の目標を書いたりしたいのだけど、もう時間がない。
旧正月までには、ということにしておこう(^^;
とりあえず、健康第一、二番は掃除片づけ(^^;毎日の生活スケジュールに掃除を組み込みたいものだ。
とにかく皆さまお元気で~。

もう一度観たい邦画3つ

2017年12月27日 | テレビ・ラジオ・映画など
周防正行監督映画『ファンシイダンス』のパンフレットを見ているんですが、
主演の本木雅弘さん、ヒロイン鈴木保奈美さんの美しさといったら!
古書店でこのパンフレットを見かけたら「買い」だと思いますよー。はー眼福。

いつどこの映画館に行ったのか覚えてないんだけど、原作の岡野玲子さんの漫画も買っていたし(手塚眞さんとご結婚される前だったか?)オーケン(大槻ケンヂ)も出演してるしというので、封切時に観たんだと思う。オールナイトニッポンを聴いていて筋肉少女帯のアルバムも買っていたし、Roots66の面々の中でそういえば最初に知っていたなー。保奈美さんも丙午の66年生まれなのですよねー。

(Roots66といえば、先日のNHKBS『The Covers』で、初めて『おそ松さん』のエンディングテーマを聴いた!おもしろーい。で次は高橋幸宏さんのプロジェクトなんでしょー、すごいね。『おそ松さん』てなんだか女子人気がすごいらしいけど、まったく分からない。なぜ?声優さん絡み?)

スカパラ出演で思い出して『ファンシイダンス』また観たいなとレンタル店に行ったけど、置いてなかった・・・

また観たいといえば、同じく本木雅弘さん主演、市川準監督『トキワ荘の青春』もそのひとつ。
最初に観たのも映画館じゃなくて、レンタルビデオだったんだけど、寺田ヒロオ役モックンの静かなたたずまいが忘れられない。
後年、この映画で藤本弘(藤子・F・不二雄)役をやっていたのが阿部サダヲさんだったと知って、再びレンタル店に行ったんだけど、すでに棚から消えていた・・・

そしてもうひとつ好きだった90年代の邦画、それはアカデミー賞外国語映画賞(あっこれも本木雅弘さん絡みだが)受賞監督でもある滝田洋二郎監督『シャ乱Qの演歌の花道』。
当時ヒマだったので映画館に観に行ったんだけど、小学生(中学生かも)男子グループが「お、つんく、つんく」とか言っていて、当時のシャ乱Qってそういう方面にも人気だったのね。
主演者が劇中の曲を全部手がけて歌えるってのがすごいし、この企画を考えた人がまずエライ。
そして、滝田監督映画の個性(なんとも言えないアクの強さと妖気、おかしみ)が、シャ乱Qおよび映画の題材とぴったり合っていて、傑作!!と思ったんだけど、当時もその後もほとんど話題にならず残念・・・
ヒロイン役の瀬戸朝香さんも良かった。
滝田監督には爽やかしみじみ路線じゃなくて、ご自分の個性が存分に生きる企画に出会っていただきたいと切に願う。

これからも楽しみでいたい

2017年12月21日 | 音楽
ゆっくりしてもいられないのだけど、勢いにのって書いておこう。

東京スカパラダイスオーケストラのライブハウスツアー「涙後体前」
今回のツアーは映像でも観たいなー
全体像と個々のお姿をよいカメラワークでじっくり観たいー
先日スペースシャワーTVのフェスの様子をやっていたけど、ナマで見た後だからか映像では物足りないと思ってしまったが・・・
あと南米ツアー後はやっぱりパワーアップしてる気がした。衣装も今回のほうが好きだなー。

12月16日@豊洲PITの思い出
冒頭、沖さんのキーボード(ピアノ)ソロから始まったのが、かっこよく、いきなり期待が高まった。
ノリのいい曲の間に、マシュケナダとか縦書きの雨とか、暴れずに聴き入れる曲が挟まっているのがやっぱりいい。
もみくちゃ状態の中「あれ?いつのまにドラムス位置移動したの」と思ったら、実は自分が押されて場所が変わっただけ、ということが一度ならず・・・(^^;
アンコールでは、「白と黒のモントゥーノ」でヴォーカル参加の斎&宏、斎藤宏介くん(UNISON SQUARE GARDEN)登場。なんとなく「くん」付けですみません。
テレビで見たとおり、品がよくて育ちがいい感じがしますなー。
ブレのないハイトーンボイスをナマで聴けてありがたい。
ギターのみの演奏で、加藤くんと並んでも、あんまり動かないところがほほえましい^^
(フジテレビ「LOVE MUSIC」で初めて観たんだけど、UNISON SQUARE GARDEN はベースの人の動きに釘付けになった。あれはすごい!!あの隣にいるんだしヴォーカリストって基本直立不動で正解だよね)
12月15日がドラムス欣ちゃんの誕生日ということで、それにまつわる話をしていたのだけど、50歳になって、1の位が9から0にリセットされてまた若返ってる!というのに笑った。
いい考え方だー、自分の時のために覚えておこうっと。
豊洲から離れますが、今年最大に「きゃー」だったのはホールツアーで通路を通る欣ちゃんに手のひらポンしてもらったこと(^^)/いい人だー。いろいろ知るにつけなんていい人なんだすごいんだと尊敬もしている。子供がいたら「欣一」にしたいくらい。欣ちゃんって呼ばれてたら絶対愛される人になるよねー。

とはいっても、私はメンバーの誰推しということはなくて、ライブでの立ち位置にも迷ってしまうんだけど、全員あってのスカパラだなーって感じ。さらにそれまでの変遷も含めてのスカパラだなーと思う。
新参ファンながら、思えば「ファンシイダンス」を映画館で観てたりするのよね・・・(冒頭、僧侶修行前のモックン(本木雅弘)の後ろでスカパラが演奏している一場面がある)
当時は結構映画も観ていたから谷中さんの出演作も知っている・・・

これからどうなっていくのか楽しみなような不安なような。
でも楽しみにする!

(まったく蛇足ながら書いてしまうんだけど、グッズに関してはスカパラも・・・どうしちゃったんだろう??)

文章の極意を教えられる2

2017年12月21日 | 音楽
ふいに手拍子を打ちたくなる。
ッタンッッタタ ッタンッッタタ
楽しい。

これは12月10日、矢野顕子さんのさとがえるコンサート@NHKホールにて、石川さゆりさんに提供した「昨日にドドンパ」を演ったときに、矢野さんの指導の下(?)観客全員で手拍子したもの。

Wikipediaによるとドドンパのリズムは4拍目が3連符だそうだけど、やりやすくしたんだと思う。
ドドンパの言葉の由来は、一説によるとコンガの音からきてるんだとか。

「昔の歌謡曲が 身に沁みるのはー」で始まる歌詞。
同日演奏「津軽海峡・冬景色」の新解釈(私が思ってるだけかもしれないけど)はここにつながってるのかーと歌詞カードをあらためて見て思った次第。
(当日は手拍子を間違えないように集中していたので、あんまりじっくり聴けなかった(^^;)

「昨日にドドンパ」が収められている石川さゆりさんのアルバム『x-Cross3』(3はローマ数字)は、同じく矢野さんの「ほめられた」も入ってるし、ツイッターで演歌歌手のアルバムを買うのを迷っているという人を見かけたけど、購入おすすめ。
(一般的にはこのX-Crossシリーズ2の椎名林檎さんとのコラボが評価高いんじゃないかと思うけど)
石川さゆりさんの歌唱の力もあらためて分かるし。
個人的には大江千里さんクインテットのジャズらしい2曲も好き。

そしてあらためて歌詞カードをみながら(この行為もダウンロード時代には過去のものとなるのかな)思ったこと。
音楽性がいちばんにくるからあまり言われないけど、矢野顕子さんの「ことば」は、あらためてやっぱりすごい!
(私が刷り込まれているだけ?という気もするけど、刷り込まれていることも嬉しい)
「昨日にドドンパ」も、ああもうほんとにねーって感じ。もうドドンパですよ。
謎な方は「昨日にドドンパ」を聴きましょう!

この冬、私個人的に最大の収穫は「ラーメンたべたい」における
「思いきり大きな字の手紙」
昔はこの部分、謎だったんだなー。

や、シンプルいちばんですよ。って言っちゃうと興ざめだけど。
文章の極意を教えられた。

グッドデザインなのに

2017年12月19日 | 日常の記録
先週10日に上京した際の目的のひとつに
「鎌倉の豊島屋本店で来年の卓上カレンダーを買う」
ということがあった。

豊島屋とは鳩サブレーの豊島屋。
おととし購入した2016年版カレンダーのかわいらしさが忘れられず、2018年もあのカレンダーを卓上に置けたらなぁと思ったのだ。
売ってたらいいなぁ、たぶんきっと売っているはず。
と思いながら、小春日和の鎌倉へ。
果たして、卓上カレンダーはあった。

あったんだけど、デザインが・・・
いや、漫画の絵も決してかわいくないわけではない。ないんだけど・・・
なぜなぜオリジナルの鳩を生かさない!?
ステキな配色とレイアウトですでに完成したカレンダーがあるのになぜ継承しない!?
今年の流行語大賞候補(だっけ?)は、こういう時に叫ぶのだ。

「違うだろーーー!!」

あの鳩じゃないと駄目なんだよー
涙目で他のグッズを見ると、ワンポイント刺繍のタオルがある。
これはネットで見たんだけど、オリンピックイヤーに五輪の5色展開で販売されるらしい。
こちらは迷って黄色と青色のを購入。
(でもやっぱり全色買えばよかったかなー・・・)
でも、どちらかというと紙製品のほうがグッズとしては合っていると思うんだよねー。
鳩サブレー本体も缶入りではなくて、紙の箱のを購入。
あのパッケージは、イラストレーターの故・安西水丸氏も気に入って描いていたことを知って、やっぱりねーとますます好きになっていたのだった。

今回の旅行での最大のショックだったので、書き留めてみた。

(ここにこっそり書いちゃうんですが、
「違うだろー」といえば、今回のコンサートグッズも残念ながら購入意欲が湧かず・・・全部買っていた人もいたから個人的な好みなのだろうけれど・・・そういえば私「リアル猫プリントの手鏡」云々とこのブログに書いてたけど・・・ああーーー宇宙と猫というコンセプトはいいと思うんだけど…夜廻り猫Tシャツだったら買ったのにー。
失敗コピー用紙をメモ紙にしているからブロックメモも・・・なんだけど、金沢の販売ブースに、直筆サインとともに「買ってね」ということがふきだし入りで1枚目に書いてあったのが見本としてあって、これ売ってくれるんだったらなーと思った(^^;)

晴れの日雪の日

2017年12月17日 | 日常の記録
今週末の私は盛りだくさん。

16日はまたまた上京。
今回は東京スカパラダイスオーケストラのライブハウスツアー「涙後体前」を観るために。
「涙後体前」とは歌詞の一節「涙は後ろ、体は前へ」の略ですよ。
会場は豊洲PIT。PITは「Power Into Tohoku!」の略称。東北の復興支援をしてるんだそうだ。
恥ずかしながら初めて知った。

当日は上天気で、開場前にTシャツ1枚でもそんなに寒くはなかった。
冬ライブにはありがたい。

詳細はまたゆっくり書くとして。
とにかく最&高でした! それしかない!
が、近くでお姿を拝めたのは嬉しかったけど、もう腕を上げることもできないくらいの密集地帯だったので、音楽を堪能するなら後ろにいてもよかったのかなー
今回のセットリスト、良かったなー
ほとんどシームレスに演奏を繰り出していて、ほんとみなさんの体力どうなってるの?
スーツに汗もにじんでいなかったような・・・
こちらは汗だくで、見上げるために首が痛くなってしまったけれど、疲れたってことはなくて元気だった。
パワーもらったんだな。あと会場が広いから息苦しくないってのもあるのね。

開演前に流れていたBGM、ほとんど知らない曲だったんだけど、ふいに高橋幸宏さんの歌声が聴こえてきて、なんだかとても嬉しかった。
「こみあげる涙と君のために」だー。
というのは書いておきたかった。

17日は矢野顕子さんの「さとがえる/ひきがたるツアー」最終日が金沢であるので、残念ながらお昼には東京をサヨナラ。
17日はNHKホールだと予想してたんだけどなー。うまくいかないものだ。
天気予報で雪の予測はしていたから、厚底靴も抱えて行ったのだ。(スカパラは足元軽くしたいからズック)
北陸新幹線が上越妙高に差し掛かる頃から案の定一面の雪景色。
屋外駐車場に車を停めてきたので戦々恐々としていたのだけど、さほどの豪雪ではなく、凍り付いてもいなかったので助かった・・・
うん、北陸らしい冬景色ということでは、いいんじゃないかなと思ったよ。(足元悪いのは勘弁だが)
矢野さんのピアノは、雪の降る中で聴くほうが合っている、ような気もする。
(ま、夏に聴いたらそれはそれでまたいいと思うんだけど(^^;)
矢野さん、金沢は2009年以来かー。
私行ったんだっけ?と記憶がなかったが、そうそう21世紀美術館の会員になってその場で先行チケット買おうと思ってたんだけど間に合わなかったんだということを、検索して思い出した。外部記憶ありがとうー。
今夜の矢野さんも、ほんとうに最&高だった!
座席がよくてよく見えたせいもあるかもだけど。
両手を挙げて好きだーって叫びたくなったよ。
演奏と歌にじーんときて、MCでは笑って。
いつも以上にのめりこんで聴いていたためか、後半ちょっと嗚咽してしまい、我ながらとまどう。
でもアンコールのSUPER FOLK SONG RETURNEDでにっこり笑って終われるって分かってるから冷静に戻れた。やっぱり疲れてるのかな(^^;
と、詳細についてはまたゆっくり書くとして。

帰りはバスに乗ろうと思っていたんだけど、気が向いて駅まで歩いてみた。
富山県に戻って車を雪から救出してから、ラーメンを食べに行ったんだけど、
「あいにくチャーシューを切らしていて」と言われて笑ってしまった。
ぜいたくいわないよー。
ま、なるとはのってたけどね。
(なるとは個人的にはどちらでもいいんだけど。正確には端切れのくずチャーシューでもよければと言われて、それでいいですよーということで)

ピアノの違い

2017年12月12日 | 日常の記録
12月10日は矢野顕子さんのさとがえるコンサートに行ってきたんですが、今回の新しいアルバムとコンサートに使用のピアノは、いつものスタインウェイではなく、ベヒシュタインという私は今回初めて知った銘柄。
音楽シロートの私、たしかにうんうん違うと思うんだけど、どこがどう違うか言ってみろと詰め寄られたらうろたえる。
スタインウェイのほうが、なんかしっとりしていたなぁと思い、「スポンジケーキ」と「シフォンケーキ」という例えを思いついたんだけど、イマイチかな・・・
ベヒシュタインは音域ごとに音が違うということなので「三層ムース」とかに例えたほうが合ってるかもだが。
なにか思いついたらまた書こうっと。

そんな私だが、日本製のヤマハとカワイの違いははっきり知っている! とふと思い出した。
なぜなら、はるか昔、小学生の頃通っていたピアノ教室がカワイ系列だったから。
カワイのピアノは鍵盤が固くて、しっかり弾かないと音がこもってしまう感じ。
(学習用に調節していたのではない・・・と思う)
弾きにくいとは思っていたけれど、嫌いではなかった。
親しみやすく誰からも愛される人気者ヤマハと比べて、カワイは控えめだけど芯のある女の子というイメージ(?)

思えばあのピアノの先生は短大出たてだったら、矢野さんと同世代くらいだったのかなー
順番待ちの間に読める少女漫画雑誌に夢中になったものだった。
自分で買うのは「なかよし」「りぼん」だったけど、ここにあったのは小学生は買わない雑誌。
『綿の国星』の初回が載っていた「LaLa」があったのは覚えている。くらもちふさこさんもここで「別マ」を読んで知ったと思う。
教則本を1冊終わるともらえるサンリオ商品も楽しみであった。今と違って当時のサンリオグッズはもっとおしゃれで持っていることにステイタスがあったと思う。ってモノで釣って練習させてたのね。
先生が書く文字が特徴のある丸文字だったのも、お姉さん文化って感じで小学生にはステキにみえた。

ピアノ以外にはいろんなことを得られた場所だったが、肝心のピアノは全く練習せず、週1回のはずが月に1回しか行かなくなり、中学にあがる頃にフェイドアウト・・・今はまったく何も弾けない(^^;

新天地へ向かうんですよ

2017年12月10日 | 音楽
12月10日は、今年も行ってきました!
「矢野顕子 さとがえる/ひきがたるツアー“ひとりでみんなに届けます”」@NHKホール

新しい弾き語りアルバム『Soft Landing』からの曲を中心に、NHK『みんなのうた』での糸井・矢野コンビ作「ふりむけばカエル」、石川さゆりさんに提供した「ほめられた」「昨日にドドンパ」というセットリストの中で、異色にしてハイライト、大感動したのが

「津軽海峡・冬景色」

いわずとしれた石川さゆりさんの代表曲ですよー。
青森育ちの矢野さんだから、冒頭の歌詞への共感から選んだのかななんて、最初は思っていたのだけれど。
聴いているうちに、この歌の世界に、別の角度から光が当てられたように感じた。

そうだよ。向かう先は北海道。北の大地。
歌の主人公の故郷なのだろうけれど、過去と決別するときは「帰る」といっても別の心境だよね。
過去を思って泣いてるばかりじゃ海峡は越えられないのだ。
凍えそうな寒さの中にも、キリッと身が引き締まるような爽快感がきっとある。

わーそういう歌だったのか、と思いっきり蒙を啓かれた感が。
作詞の阿久悠氏が聴いたらどう思うかな。でもきっと喜んだんじゃないかな。

思えばこの歌が内包しているものって、矢野さんがアルバムでカバーしている山口百恵さんの「いい日旅立ち」とも共通しているのかなと思えてきた。
さらに勝手に深読みすると、歌詞が言っていることとしては、矢野さんのデビューアルバムに入ってる「気球にのって」とも共通している。気球で行くか、連絡船に乗るかの違いで。

発表年を調べると「気球にのって」1976年、「津軽海峡・冬景色」1977年、「いい日旅立ち」1978年なんだそうで。
同時代の歌謡曲を聴いていろいろ思うところはありそうだ。
(昭和の歌謡曲は、過去に未練を残す心情を歌い上げることで多くの人の共感を呼んでいたのだなと今書きながら思った。百恵ちゃんの「いい日旅立ち」が子供の自分にはよく分からなかったのもその辺に理由があるのかな)

とにかく、かっこよかったなー。これぞ矢野さんの真骨頂!

ということを、まずは書きたかった。

(12/12記 この日NHK『ごごナマ』ゲストが清水ミチコさんだった! モノマネメドレーの最初に矢野さん版『丘を越えて』もやっていたよ。どういう人をモノマネの対象として選ぶかについて「自分に自信があって自分の意見を持っている人が好き」とのことで、なるほどーと思った)

テレビ出演いろいろ

2017年12月01日 | テレビ・ラジオ・映画など
12月1日、NHK「あさイチ」矢野顕子さん出演を観た。
前日にツイッターを見ていてよかった。情報収集は大事。
「ラーメンたべたい」「Soft Landing」
どちらも素晴らしい演奏と歌唱だった。朝から贅沢、というか感情が揺さぶられる。
黄色の衣装がステキ。髪型もウェーブがあるほうが好きかな。

矢野さんはいのっちファン
「頼りになるお兄ちゃん、みたいな」ふむふむ
有働さん
「私もフェスとか、ジャズの上原ひろみさんとのセッションとか、ライブで観させていただいて・・・」
そっかーと親しみ。(お仕事かもしれないけど)

「Soft Landing」という言葉について、11月23日フジテレビ系「アウト×デラックス」でもやっていたけど、あの番組スタッフさん、がんばったなーと思い出す。
「アウト×デラックス」はちょっと心配していたのだけど、違和感なく楽しく観られた。
冒頭マツコさんの
「こんな番組出ちゃだめー。矢野さんはNHKだけ出てればいいのよー」が効いたね(笑)
矢野さんの扱いでテレビタレントの力量は分かると個人的には思っていて、マツコも山ちゃんも好きなタレントさんなのでさすがと嬉しい。
(山ちゃんはスカパラGAMOさんと同系統とちょっと思っている)

11月24日のNHKBSプレミアム「The Covers」も観た。
もちろんステキだったけど「SOMEDAY」に限ってはアルバム「SUPER FOLK SONG」に入ってるほうが好きだったかなー。「若すぎてなんだか分からなかったことがリアルに感じてしまう」まさにリアルタイムに聴いていて沁みたからかな・・・今もいろいろリアルに感じてますけど、ちょっとこの歌のもとの意味合いとは違うかな、と。
(矢野さんのこの番組での演奏も、軽やかに聞こえた)

まとまらないが、取り急ぎ。