宝石ざくざく◇ほらあなJournal3

ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

堂々とエモく

2020年02月18日 | 音楽
サブスクリプションというシステムのおかげで聴くようになった音楽もある。
今はSpotifyのほうが主流なのかしらん。
なんとなく惰性でapple musicに毎月980円課金しているだけなんだけど。
てか、初期は「サブスクリプション」とは言ってなかったと思うのだけど。こういう言い方で合っているのか?(と不安に思う例が最近多い)

去年の『関ジャム』やその他ミュージシャンの方々の推しで、ちょっと聴いてみたKing Gnuなんだけど、ずるずるリピートし続け、最近出たアルバム「CEREMONY」がまた、なんかすごくないですか。全曲看板曲の要素を持ちながら、バラエティに富んでいてかつバンドの個性としての一貫性もあって、アルバムとしてのコンセプトもまとまりもあるって。すごいお買い得。

が、お買い得ながら、昔ながらのCD購入システムだったら、私のような者は手に取らなかったと思うのだ。
切れ端を耳にすることはあるかもしれないけど、頭から終わりまで聴いてついつい繰り返し聴くということもなかったと思う。
Mステも紅白も去年はしっかり観てなくて、この間のNHK『シブヤノオト』で初めてビジュアル込みで観たんだけど、写真でも思ったが「ビジュアル先行だったら絶対ハマらんな(^^;」という印象。が、ネットで情報を得ながら見慣れてくると、親しみがわいてくる不思議。

で、テレビは歌詞が出るから見ながらじっくり聴くわけだけど、歌詞もすごいいいんですね。
検索したら井上陽水もルーツにあるとあってなるほど。
「白日」の雪に対するこの感覚、私も文章に書きたかったなとちょっと悔しかったりさえしたりして。

Suchmosでも思ったけど、表現にテレがないところが、ほんとに感心する。
「技術があればエモさは恥ずかしくない」という言葉がふっと浮かんだ。
ちょっと違うけど技術や準備が追い付いてないとき、しばしばテレや笑いでごまかすということを私はしがちなんではないかと、振り返ってみる。

天国にユーモアはない

2020年02月18日 | ずるずる英語
通勤の車の中で聴き流しているだけで全く身についていないNHKラジオ『実践ビジネス英語』なのだけど、1月末の"Quote...Unquote"(金言・格言のコーナー)で、はっと耳を傾けたフレーズを書き写しておこう。

The secret source of humor itself is not joy but sorrow; there is no humor in Heaven.
(from "Following the Equator")
-------Mark Twain (U.S.writer, 1835-1910)

ユーモアそのものの隠された源は喜びではなく、悲しみである。ゆえに、天国にユーモアはない。

この「天国にユーモアはない」というのが、なるほどと思った。
さすがマーク・トウェイン。(前に書き写したのもこの人の言葉だったような)
「天国にこそユーモアがある」と思っている人もいて、そこで「笑い」に対する感覚にズレが生じるのだろうな。

AIは気を発せられるか

2020年02月04日 | テレビ・ラジオ・映画など
NHK大河ドラマ『麒麟がくる』がおもしろい。
日曜8時は大河という家だったのだけど、私自身は歴史や時代劇はむしろ苦手で、この時間帯は時に苦行、脱落もしばしばだったのだが。
台詞が説明調じゃないのに、しぜんと登場人物の関係性とかそれぞれの性格とかが分かって、しかも味わい深い。割と義務感で観ていたのがついつい引き込まれてしまった。
カメラワークもうまいなーとシロウトながら。

それにしても、本木雅弘さんの美しさよ。
斎藤道三はすごいチャレンジングな役だと思うんだよねー。
声音とかまるっきり変えててすごい。
はっきり言えばほかにもっとハマる俳優がいそうなんだけど、現代では見当たらないから白羽の矢が立ったのかなとも思う。
かつてうちの母親が「北大路欣也が(または津川雅彦が)こんな人だと思わなかった」とか驚いていたことがあって、若い頃のイメージを知らない自分には「?」だったが、その順送りで、これが初見の世代にはモックンはこういう人って受け取られるのかもねー。って「モックン!?」って感じか・・・ま、でもジュリー、ショーケン、カツシン、バンツマとか別に変と思わないんだからいいか。

話題の川口春奈さんも、私全然知らなかったんだけど、がんばってていい感じ。
初登場時は立ち姿が現代人だなーって感じだったけど、場面を追うごとに馴染んできてる。
それにしても仲間由紀恵さんに似ている。
(そういえば仲間由紀恵さんてまだ若いけどロールモデルになりそうな偉大な女優さんだなとあらためて。大河の主役もやってるし。で、そういえば双子がいて、そういえば旦那が浮気してなかったっけ…と余計なことまで思い出した。あの人はそこまで世間で糾弾されてなかったような)

で、観ながらふと思ったことは、AI(人工知能)は俳優をやれるのかということ。
時代劇は台詞回しとか所作とかが独特で難しそうだけど、それらが完璧ならいいってもんじゃないなとあらためて感じた。
「たたずまい」というか、気迫とか凛とした空気感とか、その時代の人らしさとか、そういうものが大事なのね。そういうのははたしてAIで現すことができるのかしらん。