宝石ざくざく◇ほらあなJournal3

ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

ピアノバカ

2011年08月30日 | 音楽
(9月8日記)

TOYAMA JAZZ MEETING というのが県民会館でありまして、行けそうになったので急遽チケットを取って行ってきた。

出演は
上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト
ケニー・バロントリオ

まぁ、上原ひろみさんが目当てで行ったわけなんだけど、出演順が、1.ケニー・バロントリオ、2.上原ひろみトリオ だったのに驚いた。
関係ないけど、NHK『のど自慢』のゲスト2人が歌う順番は、人気・実力に関わりなく、必ずデビューが早い人が後なんだけど。
年功序列みたいなのは、あちらの人は気にしないのかな?

ケニー・バロントリオは、スタンダード・ジャズ中心で(たぶん。あんまり分かってないんですが^^;)聴いていてほっとする感じ。肩の力が抜けているけど手抜きじゃない。
最初の曲が、『I hear a rhapsody』で、ジャズについてほとんど知らない私であったけど、この曲は、聴き込んだビル・エヴァンスのアルバムでおなじみ、なんだか嬉しくなって、すっと演奏に入り込めた。
また、「My favorite song...」という紹介で『Blue Moment』(だったかな?^^;)という曲をやったのだけど
「If you are over 30...(後は聴き取れず^^;)」と言っていて、たぶん「30歳過ぎの人だったら、きっと分かるでしょうー」というようなことを言いたいのだと(勝手に)思い、over 30 の私としてはまた嬉しくなったのであった。

20分の休憩の間にピアノも違うものに交換されていた。そして上原ひろみトリオ登場。
ひろみさんの富山での演奏は3年ぶり。
あの時は他のメンバーも「若い」と思った記憶があるけど、今回のメンバーは、ベースにアンソニー・ジャクソン、ドラムスにサイモン・フィリップスという布陣。
サイモン氏の姿は、私の席位置からはドラムスセットに阻まれてほとんど見えず。
でも演奏終了後の3人で並んだときの笑顔はちゃんと見えた。
アンソニー氏はマウスピース(おそらく)を出し入れしていたのが印象的。熱い演奏だと歯軋りしてしまうのだろうか。
そして、上原ひろみさんは、前から見るとチュニックだけど、後ろ姿はショートパンツ姿、足元は赤い靴というキュートないでたち。
くりだす演奏を一聴して、「うーん、やっぱりCDとは違う」
小学生みたいな感想だけど、まず音がデカイ。叩きつける力強さが違う。
演奏に度肝を抜かれていると、MCはあのかわいらしい声で、そのギャップが好感度のゆえんだろうか。
それにしても熱い演奏だった。CDのライナーノーツに似たようなことが書いてあって影響受けてるのかもしれないけれど、観ているうちに「ワーカホリック」ならぬ「ピアノホリック」、「ピアノパカ一代」といった言葉が頭に浮かんできた。
ひろみさんももう30代、気持ちの上でも体力的にも脂が乗っている時期なのだろうなーなどということも思う。
最後は会場多くの人がスタンディング・オベイション。
地方の会場だと「お約束でやっとこう」みたいなこともあると思うけど、今回はほんとに客をスタンディングさせてしまう熱狂があったと思う。
歴史的な大舞台とかではない一地方の一公演なのに、これほどのめりこんだ演奏をみせてくれるひろみさん(とメンバーのおふたり)にまた好感度が増したのであった。

今年もブルーノートに

2011年08月20日 | 音楽
(8月30日記)

8月20日(土)矢野顕子トリオのブルーノート東京公演を観に行った。(1st stage)

日が経つと「楽しかった!」以外の記憶が薄れてしまうのが困りもので・・・
今、あちこちのサイトを覗いて、「おお、そうだった!」と楽しさの詳細を甦らせたところ。

この日は、猛暑から一転涼しくなっていて、湿度は高かったものの体力の消耗が避けられて助かった。
久しぶりに来た青山・表参道周辺は、またなんだか変わった感じ。スパイラルビルが内部改装中?でその名前がなくなっていて、目印としていた私としては迷ってしまう。『変わるし』って感じですねー。まぁもともとよく知らないんですが。
終演後歩いていたら、MUJIカフェを見つけ、シャンパンなんかも出しているし、ごはんはここで食べたら安上がりだったかも・・・と思う^^;いや、後述ですが、ブルーノートはお料理もいただく価値のあるものですから^^;

ブルーノート今回のスペシャル・カクテルは「私を離さないで」。
小説(映画)の題名から来ているのか? 矢野さんからは特に由来の説明もなかったから、今回はブルーノートの人による命名なのかしらん。ブルーノートのサイトによると「ネクタリンのサングリアとプラムのリキュールをベースに夏によく合うすっきりとした味わいに仕上げたカクテルです。」
おいしかったけど、小さなグラスだったもので、喉が渇く私は「ハロー!トゥモロー」というカクテルも追加でいただく^^;

店員さんお薦めの「うずらの赤ワイン煮マッシュルーム添え」(だったかな?)を、つい注文。後で2人の店員さんから、それぞれ「いかがでしたか?」と聞かれる。うーむ、相当お薦めだったのか、せっかくうずらを仕入れたのに、注文が入らず困っていたのか。店員さんのおっしゃるとおり、小骨の多さがちょっとネックだったけど、ともあれ、さすがブルーノート、おいしかったです。

ポラロイドカメラのサービス、頼む人がいなさそうだから、今年はなくなったのかなと思っていたら、終演後カメラ係の人が現れた。継続しているのね。

肝心のライブは、やっぱりとてもステキだった!
時間は短いけど(1時間半くらい?)、とても充実していた!
音楽でずっとごはんを食べている人たちなんだなー、それってすごいことだよねー。
(と同時に、ドラムスのクリス・パーカー氏のように、配管工事(でしたっけ?)も絵描きもやり、かつ良き父親でもあるというのも、ステキだなーと思う。)
んでもって、矢野さんとベースのウィル・リーって、70年代からのお付き合いなんだよねー。
みんな元気で、ますます演奏に磨きがかかって、素晴らしいパフォーマンスが繰り広げられるって、素晴らしいことよねー。

セットリスト(よそのサイトを見させてもらいました<m(__)m>)
1.You Really Got Me
2.Happiness
3.家路
4.Joy
5.いいこ いいこ
6.変わるし
7.Let's Get Out of Here
8.The Rubberband Man
アンコール
1.All The Bones Are White
2.Gasoline and Matches (原曲だとたぶん燃え上がるような熱い関係ってことなんですよね?矢野さんとウィル氏だと、また意味合いが変わってほほえましい感じ)

他の日にやっていたという『愛があれば?』と『湖のふもとでねこと暮らしている』も聴きたかったなぁ。
『家路』(後の『ごはんができたよ』につながる歌詞内容だなぁと思った。72年作ということは矢野さん17歳!?)を聴いて、久々にこれが入っているアルバム『いろはにこんぺいとう』とその後の『ト・キ・メ・キ』を聴いてみる。うわーんやっぱりすごいんですけど。
私としては、21世紀版ライブの『ト・キ・メ・キ』を聴いてみたいなぁー。(YMOメンバー+コーラス山下達郎・吉田美奈子という最強ライブ音源がありますが)

1年遅れで「やもり」に

2011年08月08日 | 音楽
「やもり」というのは、矢野顕子さんと森山良子さんのおふたりによるユニットで、『あなたと歌おう』というアルバムが去年発売されたのだが、買っていなかったのだった・・・
(アルバム1枚買うのも躊躇するような状況で・・・^^;?)

で、1年遅れで先日このアルバムを購入したんですが、いいですよおこれ。
「やもり」の公式サイト(http://www.やもり.com/)の対談もおもしろい。(今年初めて見た^^;)

なんか、文化人類学的(?)に「おんな」って感じがするんですよねー。

本日も真夏の洗濯日和でしたが、ステレオデッキでこのアルバムを聴きながら、洗濯物を干していたら(室内窓際で)、こう、なんというか、「小確幸」な気分になったもので、記録してみる次第。
車の中で聴いていたとき(旧型軽四なので走行音がうるさい)と違って、アッコちゃんのピアノがクリアに聴こえたのもよかったのかな。

『恋愛宣言』の「長生きしましょう」というフレーズが、沁みるなぁ・・・

ところで、このアルバム定価が3,150円なのだけど、なぜか2,520円で買えた。
なにか値引きがあったのか、はたまたレジのお姉さんが間違えただけなのか分からないんですが・・・^^;