宝石ざくざく◇ほらあなJournal3

ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

新宿にて

2019年08月13日 | 日常の記録
8月6日-7日の上京覚え書き

NHK朝ドラ『なつぞら』は正直イマイチと思っているのだけれど、
(設定盛り沢山のわりに肝心のことが描かれない、豪華出演俳優の魅力が生かされていないetc.)
なんだかんだで影響されてか、翌日は新宿中村屋に行ってみた。
ドラマに出てくる「川村屋」の一応モデルということで。
(中村屋の歴史をたどるだけで朝ドラ1本できると思うのだけど、そういうのは、無し)
おのぼりさんらしい選択ではある(^^;
パンフレットに「一人でも家族でも仲間同士でも」というようなことが書いてあったけど、そういう懐が深い雰囲気があって、良かったなー。
ウエイトレスさんが揃いの制服を着ていて、背格好もなんとなく似ている。
違っていたらスミマセンだけど、ホール係や売り子さんがアルバイトじゃなくて「社員さん」な感じのところはやっぱりなんだかいいなと思う。経営上それができるところは少なくなっているのだろうけれど。

ということで、お昼前は新宿の紀伊國屋書店をウロウロ。
鴻上尚史さんの『ドン・キホーテ走る』を買おうかなというのがあった。
週刊SPA!連載の「ドン・キホーテのピアス」シリーズはタイミングが合えばたまーに買ったり、文庫で出てないのかなぁと探してみたりしていたのだけど、時事コラム本の旬は短く、本棚にないものをあえて注文するとかまではしていなかった。
今回たまたま「水筒を持っているのに飲んでいいと言うまで飲まない小学生」のツイートを矢野さんのツイッターで見て、なんとなく鴻上さんのツイッターを辿って、新刊の発売を知ったという次第。
大人の事情で出版社が変わったとのことで、ふーん、じゃあ今回はぜひ買うとしよう、と思ったのであった。

が、発売から1ヶ月経ってるからかなー、新刊コーナーにはないし、エッセイやサブカルチャーのコーナーにもない。まぁ売切れならしょうがないけど。
と、思ったら。
新宿紀伊國屋は、さすがというか「演劇」のコーナーだけがぽつんと4階にあるのですね。
脚本集ばかりが並ぶ棚から、ふと目線を移動したら、おお、平積みされていたではないの。
しかしそれにしても見つけにくい。
この本を「たまたま」買う人は皆無であろう。
それにしても分厚い本だ。
いやそんな熱烈なファンというわけじゃないし、旅先だしなーと迷いながら「あとがきにかえて」を読み・・・買いました。わはは(^^;

演劇関係の出版社だからかなーでも4階ではこの本だけなんか違和感あったなー。もとが週刊誌のコラム集なんだから、そういうのを読みたい人が見る棚に置けばいいのなーという素朴な疑問が旅の思い出となった。

久しぶりに詩

2019年08月12日 | 音楽
(8/13記)

8月12日
「みみをすます-詩の朗読と歌で綴るコンサート 出演 谷川俊太郎&DiVa」
@富山県教育文化会館ホール
に行ってきました。

前にこのような谷川俊太郎さんの朗読を聞いたのはいつだったかなー、その時はDiVaではなくて、谷川賢作さんのピアノだけだったと思う。

当日券で行ったのだけど、前売りだと2000円、朗読会としては妥当かなと思うけど、音楽コンサートとしてはすごくお得なような。いずれにしてもありがたい。

俊太郎さんはとてもお元気そうだった。(今日は特に調子がいいらしいと賢作さん)
最初は言葉遊び的な詩から始まって、「意味」に囚われていた頭がほぐれる感じで、ほっとした。
DiVaはよく知らなかったのだけど、ピアノとウッドベースの組み合わせって好きだなぁー
ヴォーカル麻里子さんの歌声も美しく。
時々入るリコーダーとか、他のよく分からない楽器(打楽器というか振り楽器というか)にも、胸がつーんとくる。
CDも買いまして、帰りの車で聴きながら帰ったんだけど「あなた」とか「私たちの星」とかコンサートでやった曲も入っていて余韻に浸れてよかったー。
12月15日谷川俊太郎さんの誕生日に(というのはたまたまだそうだけど)新譜が出るとのことです(^^)/

賢作さんは今59歳なのだそうだが、俊太郎さんが佐野洋子さんと結婚されたのが59歳のときとのことで驚くという話をされていた。そうなのかー
俊太郎さんの体調がいいのは、インナーマッスルのマッサージをしているからとか、焼酎、ワイン、ビールと飲酒はするが、お酒では酔えないとか、ここだけ?の話も楽しかった。

前も思ったのだけど、自由人俊太郎さんの手綱をうまく引っ張る賢作さんという感じで、賢作さんのような息子さんがいて俊太郎さんは幸せだなー、息子が音楽の道に進んでくれるって最高だ。
そしてこのコンサート、朗読と歌のバランスがよくて、こういう形式っていいなと思った。

後半の「おばあちゃんとひろこ」(表記は違うかも)という詩、ちょっと泣いちゃったな。
アンコールは
「ありがとう」の詩の朗読と、DiVaによる「さようなら」(ぼくもういかなきゃなんない)で、またちょっと泣いてしまった。

至福の時間

2019年08月06日 | 音楽
(8/13記)

矢野顕子さんのファンクラブイベント、『うちコン』と題したピアノ弾き語りコンサートが4夜連続でありまして。
これは1日だけでも行きたい!と申し込み、8月6日火曜日、無事に行ってきましたのです。

会場は東京汐留、これがイタリア街かーオシャレな街並みの一画にある「ベヒシュタイン・サロン」。
ベヒシュタインブランドの美しいピアノが並ぶショールーム奥の小さなホール(定員80名)。

席が後方で見えにくいかなと少々がっかりしていたのだけど、矢野さんが登場して、ピアノを弾き始めると「うわぁいい音」、さすがピアノを聴かせるための専用ホール、どの位置でもよく聴こえるのだろうけれど、後ろのほうがより良く聴こえてよかったかも、などと、まったくのシロート耳ですが。

この『うちコン』、事前に参加者からリクエストを募っていて、それを基にしたセットリストだったのだけど、みなさんさすが、聴きたい曲ばかりで、曲にまつわるエピソードを聞くのも楽しい。
私もリクエスト出したけど、つくづく採用されなくてよかった・・・(^^;
(思い入れはあっても、読まれて嬉しい具体的なエピソードとなると難しく・・・さらにピアノ弾き語りでベヒシュタインに合いそうで、今の矢野さんが「やってみようかな」と思ってくれそうな曲はーとか考えだしたら混乱した(^^;うっかり「うちコン」を「うたコン」と書いていたのは内緒である。「うたコン」はNHKの歌番組だ。次回はがんばる。)

特に「ヨ・ロ・コ・ビ」と「WATER WAYS FLOW BACKWARD AGAIN」は、そうそうそれもあった!と嬉しかった。最初の「NEW SONG」は全然記憶の外だったけど(知ってるけどタイトルなんだっけと悩む)、今回で印象に残る曲になった。

NHK朝ドラ『なつぞら』にハマっての、主題歌『優しいあの子』は、スピッツの原曲よりも、より北海道=北の大地感があったような(^^♪

「5年後にはもっとこのピアノを弾きこなしていたい」というような言葉があり、感激した。
私も停滞している場合ではないわー

終演後は、矢野さん自らお土産のコースターを一人一人に手渡し、握手してくださった。
「そつなくふるまう」ことを第一に、手短にお礼を申し述べただけだが、今はこれでよしとしておこう。

帰宅後、思い出しても、つくづく良い時間を過ごしたと思う。
またの機会を楽しみに、精進しよう。