宝石ざくざく◇ほらあなJournal3

ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

2020年末の記憶

2020年12月30日 | 日常の記録
ストリーミングで観た矢野顕子リサイタル12/21@鎌倉芸術館の最初の曲で、2020年暮れの記憶として印象に残ったのが「そりゃムリだ」。
全速力で、なにもかも手に入れたい、なにもかも成し遂げたいというのは無理なのだ。
ということで大掃除は後回しにする。(そういう歌じゃない。分かっている)

MUSIC ON! TV (加入しているケーブルテレビで追加料金なしで観られる)で放映があり、喜んで録画しておいた King Gnu の11/25日本武道館ライブを観る。
炎がメラメラ燃え上がる演出に、大丈夫かと心配しながらも、ふいに炎柱・煉獄杏寿郎さんを連想する。
そのうちステージ上の彼らが、「飛行艇」ならぬ「無限列車」の乗客を救うべく奔走する鬼殺隊の面々に見えてきたりしてー
というのはこじつけすぎか。
とりあえず、せきゆーくんは伊之助っぽい。

などと、昨日やっと観に行った「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」、翌日に印象を持ち越すほどハマっていたのか?
興行収入歴代1位を記録したニュースの翌日ということで、少々気恥ずかしさもあったのだけど、映画館はまだまだ盛況、世間はそんなの気にしていない。
泣けるという話は聞いていたけど、私はショックで呆然。
漫画を読んでいる人は展開が分かって観るんだろうけど、知らなかったから。ネタバレされなくてよかった。
思っていた以上の充足感で劇場を後にする。グッズ売り場を物色して記念に手ぬぐいも購入。バンダイさんも潤ってますなー。

もっと感想を書きたいところなのだけれどまとまらない・・・
久々の映画館、上映前の広告?に「人生に無駄な時間を」というのがあったのだけど、ああパソコンの前でまた貴重な時間を無駄に費やしてしまった・・・「鬼滅の刃」風に言うと「判断が遅い!」ために書いては消し書いては消し・・・教育的効果が高いというのも鬼滅大ヒット要因の一つだと思う・・・

眠いいねで笑う

2020年12月20日 | テレビ・ラジオ・映画など
12月19日深夜24時5分より放送のNHK「おやすみ日本 眠いいね」
矢野顕子さんがゲストで出るというので観たかったのだが、22時過ぎにはもう眠気に襲われ、とても起きていられない。録画して翌日昼間に観た。(オンタイムで観るのが正しい視聴方法だとは思うのだが・・・去年のスカパラ登場回も録画したなあ)
矢野さん演奏の番組テーマ曲「ねむいいね」よかったなぁー。
新しいアルバムに入るといいな。
ピアノのあのロゴマークはスタインウェイかな。

矢野さんの出演時間は26分あまりだったが、その後も「もやもやすること」の雑談がおもしろく最後まで観た。グループ魂の演奏が終わった後あたりから、格段にテンションが下がって眠いい感じになってきたのが、昼間に観ても、深夜の放送だったんだなーというのが感じられておもしろかった。
おもしろいおもしろいと書いているが、ゲストの港カヲル(皆川猿時)さんがおもしろすぎて何回もお腹が痛くなった。なんなのあの人。笑っていいストレス解消になったありがとう。

港カヲルさんは「スターウォーズ」を観たことがないと言っていたが、実は私もちゃんと観たことがない・・・「E.T.」も観ていない。
世代的に観ているものと思われそうな「ガンダム」とか「エヴァンゲリオン」とかも観ていない。
観ていなくて、今になって観て(読んで)みたいと気になっているのは大友克洋作品の「AKIRA」「童夢」。「ブレードランナー」も観ないままに年月が過ぎた。
要はSFっぽいものに苦手意識があったからなんだと思うけど。(でも憧れはあるので評判は知っている)
しかしSF以外にも私はあまり人気作品を観ていない。
今からでも後追いしてみようかな。
(あっ又吉直樹作品『劇場』は気になっていたので、読んで、映画観てみようかな。港カヲルさんも泣いたと言っていたし)

購入&未購入記録

2020年12月20日 | 
12月18日 本を3冊買った。

『いいかげん、馬鹿』(中野翠 毎日新聞出版)
『コラムニストになりたかった』(中野翠 新潮社)
『細野晴臣と彼らの時代』(門間雄介 文藝春秋)

サンデー毎日連載コラムをまとめた毎年末恒例の単行本、田舎では書店の仕入れ数が少ないからだと思うけど、発売日から日が過ぎるともう買えなくなってしまうのだ。
ラッキーだった。
『コラムニスト・・・』が出るのは知らなかったのだけど、サンデー毎日の連載欄を見たら書いてあったので、その場で書店の検索パソコンでチェック。1冊あってよかった。
『細野晴臣と・・・』も知らなかったのだけど、先日ブログを書くときに坂本龍一さんのライブについての参照記事を検索したら、17日発売の情報が出てきて、これはぜひ買いたいと。
検索パソコンでチェックした書店には無かったのだけど、別の書店の棚に1冊ささっていて、無事購入。

発売日から日を待たずに3冊も買えたことが嬉しく記録。
書店でのタイムリーな出会いが難しいというのも、都会と田舎との違いかと思う。
中野さんの本は結局アマゾン経由で買った年もあったのだけど、予約、注文するのはなんとなく気が進まないのはなぜだろう。面倒くさがりだからか(^^;

書店にあれば買いたいと今思っている本は、林立夫さんの『東京バックビート族 林立夫自伝』、高橋幸宏さんの新書(PHP新書『心に訊く音楽、心に効く音楽 私的名曲ガイドブック』)、前にも書いたが鴻上尚史さんの『ロンドン・デイズ』(小学館文庫)・・・
あ、あと文庫版の『ゲゲゲの女房』(武良布枝 実業之日本社文庫だったのね・・・)。ドラマ化の後日談など、今年初頭の再放送後に無性に読みたくなったのだが、自分の本棚になく・・・水木しげる記念館に行ったときに買ったと思っていたのに、単行本は読んだからと、妙なところでケチってやめたんだなきっと。

雑多なよもやま

2020年12月17日 | 日常の記録
(「よもやま」=「雑多なこと」だから、このタイトルは変だった・・・しかもよもやまのつもりが話題2つで終わってしまった。が、書き直すのもなんなのでそのままにしております(^^; 後日付記)

この際、ここのところのよもやまをまとめて。
個別にまた書くかもしれないけど。

・NHK杯フィギュア(11月27日~29日)
今年はほとんど情報も入れていなかったのだけど、やっぱりフィギュアスケート、いいなぁ。
他国のグランプリシリーズにもにわかに興味が。また動画見てみよう。
アイスダンス、クリス・リードさんの追悼映像に涙。
繰り返し書いているけど平昌オリンピックシーズンの「坂本龍一メドレー」は本当にすばらしかったもの。カップル解消を残念に思っていたのだが。
なので、ちょっと複雑な気持ちもあるけど、村元・高橋組、よかった! 高橋大輔選手はとにかく氷上で輝く人だ!
んーしかし小松原・コレト組を差し置いてオリンピックに出たりしたらちょっと・・・2組出られればいいのか。

・「鬼滅の刃」テレビアニメ版全26話を観る!
非常に遅ればせながら流行に乗ってみた。
映画を観に行く前にと思って、ネットフリックス(スマホのプランに付いていた)で観てみたのだった。
なるほどねー。往年の時代劇とか横溝正史作品とかの世界観が。先日テレビで見た長野県の霜月祭りっていうのも天狗のお面かぶって水切りしたりしてて鬼滅ファンが喜びそうだったわー。「日本」的なものがこうやって受け継がれているのねー。
思ったのは、経典や戒律なき日本の子どもたちの倫理観をはぐくんでいるのは「友情・努力・勝利」がキーワードという「少年ジャンプ」掲載まんがだったりするのかな、と。(対極に倫理観ぶち壊しのとんでもないまんがもある、んだと思う。よく知らないけど)あと勧善懲悪の戦隊ものライダーものね。
そういう意味で、主人公の炭治郎くんは理想的なキャラクターだな、と。
日本版ビルドゥングスロマンという感もあり。
作者が女性なだけあって(ですよね?)やらしさがないのもいい。キャラがかわいい。
あと、禰豆子ちゃんが竹をくわえている姿、あれのおかげで小学生のマスクへの抵抗感がだいぶ減っているのではないか、とふと思った。2020年コロナ禍での爆発的ヒット要因をこじつけてみる。
なんだかんだいってけっこうおもしろかった。早く映画を観に行きたい。

他にもいろいろ書きたかったのだがひとまず。

幸せな記憶を反芻2

2020年12月17日 | 音楽
忘れないうちに2020年暮れの記憶を。

12月12日は坂本龍一さんのオンラインピアノコンサート「Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 12122020」を視聴。

こちらの配信サービスではスマホ、パソコンをテレビモニターには繋げないらしく、パソコンの画面で観た。
ハード面を整えないと高音質は得られないのかな?そもそも音質の良し悪しが私に分かるのか?
分からないけど、予想を超えてすばらしかった。
そもそも音響設備もなにもない自宅だしうっかり眠っちゃったらどうしようとまで思っていたのだが。
音も刻々移り変わる映像効果もほんとに素敵だった。画面越しだけど親密、な感じがした。
坂本さんのピアノの音、やっぱり好きだー。
かつて坂本さんの曲を他のピアニストが演奏するのを聴いたこともあったけど、やっぱり違うのだ。
「Perspective」が個人的に特に印象深く。
ルーティンについて考えていたからか?( Every day, I open the window...)
「energy flow」ってもう20年前の曲なんだなー・・・
アーカイブ配信がないのが至極残念。
また聴きたい。また観たい。

今、NHKEテレ『100分de名著』で『ディスタンクシオン』(ブルデュー)というのをやっていて、先日「趣味という闘争」の回を観たのだけど、「坂本龍一」は、どうもこの象徴闘争に用いられやすいワードなような気がして、それがいろいろ書きにくく感じる理由なのだろうなー。
「この音を好きと思う自分、親密に感じる自分は、圧倒的に優位に立っちゃっているのよねーごめんなさいねーほほほほほー」と誰にともなくマウントをとる自分が一瞬いたことは否定できない。
関係ないのにね。「社会」とは嫌なものだ。

画面最後の「May the silence be with you 」のメッセージを心に留めよう。

幸せな記憶を反芻

2020年12月17日 | 音楽
幸せな記憶は焚火のように冷えた心を温めてくれる、というのは村上春樹氏の言葉だっただろうか。
雪が降って、物理的に寒くなってきたこともあって、浮かんだフレーズなのだが。

とにかく、忘れないうちにいろいろ書いておこう。
(なにぶん寒くなってくるとなかなかパソコンに向かうまでに時間がかかり・・・)

12月13日は矢野顕子さんのさとがえるコンサート@NHKホールをオンラインで観た!

さすがに会場まで駆けつけることはできず・・・
ちゃんと配信開始時刻に合わせて画面をあの「さとがえる」くんの絵にして待機していたのだが、それがあだとなった。
なかなか画面が切り替わらないなーやっぱりいろいろ準備が大変なんだろうなー
などとのんきに構えていたのだが、チャットのコメントを見ると、おや?もう始まってる!?
慌ててリロード、ってスマホではどうやるのか分からないんだけど、とにかく再ログインしたら、ああー「クリームシチュー」を演っているー「バナナが好き」見逃したー(というのは後で分かったんだけど。黄色の衣装はバナナをイメージしてかな。肩のラインがちょっと80年代風)
アーカイブ配信でまた観られるからいいんだけど、ちょっとぷんすか。
や、でもぷんすかしている場合ではない。
ああー矢野さんの感極まったお顔が。ううこっちももらい泣きだよー。

てな感じで視聴始まりまして。

後半のお衣装は聖歌隊のような寝巻のような?白くて裾に模様がある、肩の落ちたすとんとしたライン。
「大家さんと僕」はギター弾き語り風も合うなあ。
新曲、「遠い星、光の旅」というタイトルには、ちょっと大丈夫かしら・・・などと思ってしまったけど、なんだかすごくよかった、意味にとらわれない歌詞っていうのかな、言葉も音楽の一部って感じで。ぴかぴかぴかり。
新作アルバム楽しみだー
「また会おね」のバンド演奏は、私はたぶん初めて。「ふりむけばカエル」とともに、小原礼さんのベースということで、私にとっては、コンサート行ってみたかったなーと思っていた高校三年生の冬を思い出す。アルバムでいうと「グッド・イーブニング・トウキョウ」ですね。
それでかなー、アンコールの「ごはんができたよ」で、ふとマッキー(槇原敬之さん)のことを思い出したりして。マッキーもこの曲カバーしていたなー、と。今も聴いているかなー。私は全く何の関係もないんだけれど、同世代人としての思い入れか。
バンド演奏による「津軽海峡・冬景色」(!)はすごく格好いいアレンジ。こういうのをブルージーっていうのかな。夜霧と光る波が目の前に広がるよう。
アンコール最後の「GREENFIELDS」は予測していなかっただけにいっそう嬉しかった。この歌詞ほんとに神がかってる。どうやって生まれたんだろう。

有観客のライブはやっぱりやっぱりいい!
モニターのこちら側からすると、お客さんの姿もライブの感動のひとつ。
会場座席は一席飛ばしなんだけど、カメラ越しに見ると、対角線の配置が視覚的に美しかった。
NHKホールも改装(改修?)に入るとのことで、残念だけどしょうがないか・・・
私、年月を経てこそ作り上げられる建物の雰囲気とか良さとかに、やっと気づき始めたお年頃なのだった。どんなにきれいで感じがよくても、新しい建物にはどうやっても出せないものなのだよなー

と余談が長くなった。
とにかく関係各位みなさまにコンサートの開催ありがとう。おかげで年が越せます。