宝石ざくざく◇ほらあなJournal3

ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

来るなら行かねば

2018年06月26日 | 音楽
6月24日は
奥田民生「MTRY TOUR 2018」@本多の森ホール
へ行ってきました!

単独のライブには行ったことがなかったので、早めに公演を知ったこの機会に、と。

思っていた以上にものすごく良くて、ほんとに来てよかったー!
いやーおみそれしておりました。
いや、決してみそれてはいなかったのだけど、もっとなんというかキャラクター重視な感じかと思っていた。
バンドメンバーの頭文字を取ってる今回のツアーだからなのかもしれないけど、小原礼(ベース)、斎藤有太(キーボード)、湊雅史(ドラムス)そして、奥田民生(ギター&ボーカル)、
4人それぞれの存在感、一体となって発せられる、あの重低音がずがーんとくる感じ、うおお、ずっと聴いていたいと思った。
「イージューライダー」「さすらい」といった鉄板曲も、もちろん嬉しかったのだけど、(2曲めに観客参加型の「イージューライダー」を持ってきて「今日はどうもありがとうございました」と言っちゃう奥田さん(^^;))、それ以外の曲のほうが、このバンドらしい感じ。
私は聴いていなかった近作アルバムの中の曲がまたよかったなー。チェックせねば。
音響さんはもちろん、美術さん照明さんもよい仕事をしておられた。白山羊さんの影絵がかわいかった。

奥田民生さんはつくづく不思議な人だ。
ぱっと見、キレ者って感じはしないし、かといって朴訥を売りにしているわけでもない。
曲ごとにギター何本も替えていて演奏技術だってたぶんすごいんだろうけど、巷では特に技巧派とも言われてないと思う。
歌声だって、いわゆる美声ではないし「歌がうまい」と言われるタイプではないと思うんだけど、最後までかすれも途切れもせず、みんなの心に届いてる。
愛想がいい感じもしないけど、決して無愛想じゃないし、観客のことも考えてる。

アンコールの個人的には懐かしい「愛する人よ」でちょっと分かった。自己言及していたのね。
「とぼけてる顔で実はがんばっている」んだな。って言ってしまうとなんだけど。
その昔、個人的に「愛のために」が心の支えだった頃があったけど、奥田さんの歌には、大げさにいうのならば「人生の指針」を感じる。
「そうだこの心構えでいけばいいのだ」的な。漠然としてうまくいえないが。
ちょっと涙ぐんだりも。

全体に、奥田さんはじめバンドメンバー皆さんの、密度の高い演奏後も全然へばってない感じの強靭さも印象に残った。
最後、セットの扉から退場する間際、こちらを向いて深々と頭を下げる奥田さんに、またぐっときた。

タクシーは並んでも来ない2

2018年06月18日 | 日常の記録
(前項からの続き)

ようやっと梅田駅に着いて、まず高速バス乗り場に向かうも長蛇の列。並んでいる間に金沢行は終日運休が決定していることを知りがっくり。続けて富山行がある阪急バスセンターに行ってみるもののこちらも明日まで運休決定とのこと。
大阪駅構内でほとんど唯一?開いていたパン屋(Painduceさん偉い!)で腹ごしらえ兼今後も考えて大目に購入。対策を練る。
明日早朝ならば鉄道運行も再開してそうだけど、駅構内で過ごしても、ホテルに泊まっても眠れなさそうだし、どうなるか分からないので、できれば帰りたい。
新幹線は動いていると聞いたので、名古屋まで出てそこから鉄道かバスでと考え、まずは乗車券の払い戻し窓口に行く。ところが名古屋発金沢行「しらさぎ」も終日運休とのこと。
うーん…と絶句していると駅員さんに「東京まで出ますか」と聞かれる。
えっ…とそこまで考えていなかったので再び絶句。いったん窓口を離れる。
財布を確認するとなんとか支払えそう、ぐずぐず考えている時間もないし、帰ることにしたのだから絶対帰ろうと決めて、今度は購入窓口へ。
東京経由でと言うと、そこの駅員さんにものすごくびっくりされて、こちらがびっくり。
えーだってあちらの窓口で言われたのにー
窓口から奥のドアに引っ込まれて、なんだなんだと思っていると、今回は特例で、持っていた往復乗車券はそのままで、新幹線料金だけ払えばいいとのこと。ありがたい。
後から、名古屋から高速バスは出ていたかもとも思ったけど、乗れるか分からないのに名古屋駅で降りるのも怖いし、やっぱりJRを利用してよかった、と思う。
ともあれ、新幹線に乗ることに決めたので、新大阪駅まで向かわねばならない。
しかしまたしてもタクシー乗り場は長蛇の列。バスは1時間に1本しか来ないとか言ってるし。しばらく待ってはみたものの埒が明かない。アプリのナビを見ると徒歩58分とかだったし、今回も歩くことに決意。その時16時半過ぎくらいだったかなぁ。
北陸新幹線の最終が21時4分で、新大阪から東京までは2時間半ちょっとということだから、遅くとも18時過ぎの新幹線に乗らないといけない。
余裕あるかなと思ったけど、新淀川大橋に差し掛かると人がいっぱい。新大阪駅方向へ向かう人の列と大阪駅方向へ来る人の列がびっしり連なって速度を出して歩けない。
後日の新聞にこの時間帯のこの場所の写真が載っていたけど、私も写ってたかもしれないのだなー(^^;
ようやっと新大阪駅に到着。前の便が遅れていたらしく50何分遅れだったかの列車が入って来た。順番ぐしゃぐしゃになって乗り込んで車両の中まで行ったら席が空いていてほっとして座る。18時10分過ぎ発車。
後は多少の遅れなどありつつも、とにかく北陸新幹線の最終に乗って、0時台には家に着けた。
やっぱり朝まで待つより、風呂に入って慣れたところで眠れたのはよかった…

教訓とかなにがベストだったかとかいろいろ考えるべきところなんだけど、思うのは
・なんだかんだいってスマートフォンとはありがたい文明の利器だ。
(情報収集とナヴィゲーション。今回に限らないんだけど、私が迷子になる率が減ったのはつくづく地図アプリのおかげである)
・歩きやすい靴をはいていてよかった。ウォーキングハイだったのかもしれないけど、歩くこと自体は苦にならなかった。1時間くらいだったら待ってるより歩いたほうがいい。(荷物が比較的軽かったからというのもあるけど)

タクシーは並んでも来ない

2018年06月18日 | 日常の記録
(前項からの続き)

6月17日大阪からの日帰りは十分可能だったのだけど、夜勤明けの来阪で、翌日休みになったこともあり、一泊して帰ることにしたのだった。
日曜泊ということで、通常お高いホテルがお得プランになっていたことも大きい。

大阪城が見えるホテル(^^)/でのんびり。
翌日、朝食会場でビュッフェの食事をばくばくと食べていたところ(^^; 突然大きな揺れが。
わわ、これ以上揺れたらどうしようと文字通り動揺していたが、大きな揺れは1回だけで1分後には何事もなかったかのような穏やかさ。窓の外に見える人たちも普通に歩いている。
被害と言えば手元のカップからコーヒーが溢れてお盆にこぼれた人がいたくらい。
スマートフォンを確認して、震度6弱でこんなもの? 耐震構造ってすごいなー日本ってすごいなーと感心していたのだけど、今日(22日)あらためて確認したら大阪城のある中央区は震度4だったのね。震源地近くはやっぱりもっと揺れがひどかったみたいだし。
何事もなかったかのように、ビュッフェの食事をひと通り食べ終え、朝食会場を出ると、エレベーターが点検中で動かないという。
腹ごなしに非常階段で10階の客室まで上ってみた。
ブログに書いたので覚えているのだけどミナペルホネンの皆川明さんは毎日11階建てビルの最上階のオフィスまで階段で上っているそうで、すごいなーこれを毎日か、と思っているうちにたどりつき、意外と余力があったことに嬉しくなる。エレベーターはまもなく1台ずつ復旧。
その後は様子見と体力温存のため12時のチェックアウトまで部屋で過ごす。
でもこの時もまだ、鉄道もそのうち復旧するだろうから、どこかに寄ろうかななどと考えていたのだからのんきなものである。
が、ネットを見ているとどうやら鉄道は当分動かないようなので、バスで帰ろうと決める。

さてここからがまさに「帰宅困難」な道のりで。
まず、泊まっていたのが大阪城近くだったということで、高速バスに乗るには梅田に出ないといけない。JR環状線は止まっているからタクシーに乗ろうと思ったのだけど、ホテル前の乗り場は長蛇の列。待てど暮らせどタクシーは来ない。
地図アプリを見ると徒歩で1時間ちょっとと出たので歩くことに。
そこは旅行者の気楽さなんだけど、歩くことで初めて見える風景がいろいろあって結構楽しい。が、汗をかくし風はあるしで、スカートをはいていたのだけど、途中でTシャツとズボンに着替えて気合を入れる。(こっそりTシャツは今回のツアーのじゃないけどORIGINAL LOVEのロゴ入り(^^))

(次項へ続く)

来ないならこちらから

2018年06月17日 | 音楽
(6/22記)

6月17日は
オリジナル・ラブ ORIGINAL LOVE「Wake Up Challenge Tour」@サンケイホールブリーゼ
へ行ってきました!

バンドで観たいと思っていたのだけど、ビートラム(富山市のフェス)もお休みになってしまったし、これは待っていても近くでは観られそうにない。来ないならこちらから行くしかないなー、とチケットを取ったのであった。
新潟と迷ったのだけど、大阪は列車の便が多くて日帰りできるし、と。

会場はお洒落ビルの7階。座席が狭いけど、一体感があって良い感じ。
そういえば座席があるところでオリジナル・ラブを観るのは初めてなのだった。
どうなのかなと思っていたけど、やっぱりいきなり総立ちだったー(^^)/

やっぱり楽しい!
そして当然ながら楽曲のクオリティ高い。
参加メンバーみなさんの醸し出す雰囲気が良くて、やっぱり好きだー。
ステージ上のいろんな工夫も楽しい。新曲での息のあった動きが面白かった(^^)
そして、田島さんはテレビで見る300倍はカッコイイ!びっくり。
(前も書いたけど。テレビがカッコ悪いというわけではないんだけど)
もっともっとたくさんの人が観ればいいのに、もったいないわーと思ったりもした。
新曲3曲(だったかな)も!とか、まだまだ「途上」っていう感じが嬉しい。
やっぱり当分動向から目が離せないわーと思った。

「座ってください」という時間もあって、スタンディングタイムもシッティングタイムもどちらもよかった(^^)
以下ネタバレですが、

Spotify や iTunes で近作アルバムの配信が始まったということでか、アルバム『白熱』『エレクトリックセクシー』からの曲が多かった印象。
中でも「ふたりのギター」っていい曲だなーと思っていたので、聴けて嬉しかった。
「気取った歌詞で」だか自分で言っておられたけど、自分の世界に溺れず客観視されてるところがまたさすが、なんて。
「ふたりのギターが間違いだらけの和音をかき鳴らしたあの頃」
この二人が対等な関係なんだという感じが特に好きなのかなー。
男女関係というよりも、同志的な感じで。
(配信ですが、Spotifyは最近かもしれないけど、iTunesに関しては以前からやっていた。私、iTunesに『ラヴァーマン』が入ってなかったら聴いていなかったと思う(^^;)

とにかく行って良かった。
また観たい。
しかし遠征(というほどの感覚はなかったのだけど)には、やっぱりリスクがあるものですね(^^;・・・今まであまり考えていなかったけど。