宝石ざくざく◇ほらあなJournal3

ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

今年を振り返って

2010年12月30日 | しつこく多言語
今年を振り返って
と、書き始めてはみたけれど進まないのは、NHKラジオ語学講座聴講中の身としては、新しい始まりは4月と10月だったわけで、今はまだ年度の途中という意識が大きいからでしょうか。
ドイツ語の本放送はお休みだけど、ロシア語は12月31日も通常放送だし。

(↑と思って朝ラジオの前に座っていたら違う番組だった・・・通常放送はお昼のアンコール講座のみだったようです。31日記)

2010年は、冬季オリンピックに始まり、フィギュアスケートにはまり、ロシア語を始め、語学学習の楽しさに味をしめて(?)ドイツ語も始める、という1年でした。

ゼロから新しい言葉のしくみを身につけていく過程はものすごく楽しいのですが、習得途上で停滞している言葉のほうも気になってきています。
ということで、来年は、英・仏語にもっと力を入れて、普通に(ってのもヘンですが)読み書き聴く話すができるようになりたいなと思っています。
となると、時間配分をどうするか考えてしまうのですがー・・・
このブログは、ソチオリンピックまでのロシア語習得過程を記録するというミッションも抱えているので(?)、他言語に軸足を移して、ロシア語をおろそかにするのは望ましくないんだよなー。
まぁ、そのあたりはお正月中に考えることに^^;

関連して、ロシアの歴史および西洋史とキリスト教については、やっぱり知っておかないとなぁと思う今日この頃。
いや、学生時代からずーっと思ってはいたのですが、どうも苦手で。
しかし、やはり年の功(?)、昔は自分と無関係に思えた歴史上の物事が、身近に感じられるようになってきた今なら、興味深く吸収することができるかも、と期待して、ちょっと本など読んでみようと思います。
(NHKテレビ『坂の上の雲』日露戦争前夜の話もなかなか興味深かった。ロシア語はほとんど聴き取れなかったけれど・・・)

ほかにもいろいろあるのですが、ま、来年のことは来年、具体的に、ということで、とりあえず本年は終わります^^;

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最後にあまり関係ないんですけど、
いつだったかの週刊文春のインタビューで、女優の由美かおるさんが、毎朝6時から、NHKラジオの基礎英語1・2・3を順に聴いていると語っていたのが、印象に残ったので、今年のうちに書き留めておこうと思います。
外国語学習のアンチ・エイジング効果を証明している(!?)

『まいにちフランス語』テキストを買った

2010年12月25日 | しつこく多言語
現在毎月購入しているテキストは、NHKラジオ『まいにちドイツ語』と、同テレビ『テレビでロシア語』の2冊です。
(NHKラジオ『アンコールまいにちロシア語』は半年分が1冊になっているので毎月買う必要がない。お値段だけで考えるとかなりお得だ。)
1月号は『まいにちフランス語』も加わりました。
新作の応用編がなかなか面白そうだったので、ネットストリーミングでも聴けるしと思って、購入することにしました。
それぞれ違う言語のテキストを3冊レジに出すのは少々恥ずかしかったりもしたのですが・・・って、多言語学習に励んでいらっしゃる人は大勢いるのに、恥ずかしがる必要もないんですけど、やっぱり「一道専心すべし」というココロがどこかにあるからかなぁ・・・

ま、それはともかく、
『まいにちフランス語』テキストは、巻末の「単語ア・ラ・モード」という連載で、パソコン周りの用語がまとめてあったのも、購入理由のひとつでした。
私がフランス語を熱心に学習していたのは主に90年代だったので、まだIT用語を覚える必要性を感じなかったのですよねー。
恥ずかしながらパソコン(に限ったことではないけど)の「キーボード」のことを「クラヴィエ (clavier)」というのも、つい最近知った次第。そういえば昔そんな名前の電子ピアノが売られていたような・・・
(知ったのは、東京外国語大学言語モジュール内フランス語ダイアローグにて。http://www.coelang.tufs.ac.jp/modules/index.html
こういう形の社会還元はすばらしい!)

フランス語に関しては、文法はいいとして、語彙力をつけたいのと、発音もちゃんとやり直したい・・などと思っています。
「文法はOK!」と言いつつ、上記「単語ア・ラ・モード」の穴埋め問題で現在形の変化を間違えて焦ったりもしているわけですが^^;

読み物として、ほかに奥本大三郎氏のエッセイもおもしろいし、「クイズdeフランス語」のBD(フランスコミック)の絵もかっこいい(クイズに出てきた成句をどれも知らず、また焦って調べた^^;)、なかなかお得な気持ちになります。

『まいにちドイツ語』テキストは口絵ページがおいしそうなのは嬉しかったりするのですが、「ドイツ語力アップ計画」という検定試験対策ページ?は、入門編の私には見る気もせずまったくスルー、ちょっともったいなく感じています。検定を受けられるくらいになるまで、テキストは取っておけってことかもしれないけど。

一方、9月号で半期終了した『まいにちロシア語』テキスト巻末の読み物とクロスワードは、今も恋しく思っているのですが、巻末数ページのために毎号テキストを買っている人はいるのでしょうか??

語学学習に必要なもの

2010年12月09日 | しつこく多言語
どんよりしたお天気やその他もろもろで、気持ちもネガティヴになりがちな今日この頃。
ロシア語学習についても、以前は、ほんの少し分かっただけでもものすごく嬉しかったのに、このごろは、「ああ、まだほとんど分からない・・・」と嘆きがち。ネガティヴです。

そんな今日、NHKラジオ『まいにちロシア語』の直後にやっている『英語5分間トレーニング』、番組最後の岩村圭南先生からのメッセージは

Always be positive, and keep practicing!
(いつもポジティヴに、練習を続けましょう。)

でした。
(always の位置がここでよかったか自信ないんですけど^^;)

機嫌の悪いときは、英語講座のいくつかにありがちな無駄に明るい番組進行(「ヒ~アウィゴー!(Here we go!)」とかね)にムッときたりもするんですけど、今日は、
「うんうん、語学学習にはポジティヴな気持ちが絶対必要だ。そしてとにかく続けることが必要なのだ」
とメッセージが心にしみました。

ポジティヴさに加えて必要だと思うものは「ミーハー精神」です。
どんよりしていたのに、ロシアのアイスショー番組の一場面(You Tubeの)を観たら、たちまちテンションが上がり、ロシア語ほとんど聴き取れなかったけど今は気にしなーい、どしどし勉強して分かるようになるわよー、と意欲が甦ってきた私、「ミーハー精神」の重要性を実感した瞬間でした。

英語やフランス語の学習初期段階では、この手のミーハー精神を向ける対象が見つからなかったんですよねー。
「ミーハー」というのは、ここでは幅広くテンションが上がるタイプの好奇心、という意味で書いたのですが、その最たるものが芸能ミーハー、洋楽や映画のスターに恋焦がれた結果、語学の達人に、という話を聞くとうらやましく思ったものでした。
私は基本的に擬似恋愛方向への情熱が薄いので(批評するのは好きだが)、今後もそういう方向での語学上達は望めそうにないのですが、ともあれ、単純に「わーキャー」と嬉しくなる対象があると、常にポジティヴ、意欲が持続しそうではあります。

以下、ミーハーというのか分からないけれど、テンションが上がった映像。

チェブラーシカ サッカー
http://il.youtube.com/watch?v=dDd9Bsdx4GY

(ぱっと聞いて「牛乳が好き」っていうのしか分からなかった・・・)

チェブラーシカ in 吉祥寺 2009年10月11日
http://il.youtube.com/watch?v=iJNA2wGLSd0

(ああ・・・いとおしい・・・冷静に見ると、中のひと、ごくろうさまです^^; 誰か壇上で一緒に踊ってあげればよかったのにー)

漢字っぽい?ロシア語の単語

2010年12月02日 | にわかロシア語
ロシア語の語彙に関しては、ラジオ講座に出てきた単語(「会話力アップの実践編」は除く)は順次すべて覚えようと思っているのですが、それも、なかなかままなりません。
「単語帳代わりに使う」というネットにあった言葉に惹かれて購入した「パスポート初級露和辞典」ですが、この「初学者に必要十分な7000余語」を全部覚えられる日が来るのでしょうか^^;
(あ、私の場合、単語帳代わりといっても、暗記しようという気は、はなからないんですが。挫折感で暗くなるだけなので・・・)
まぁ、覚えられなくても、ただ開いたページを眺めているだけでも結構楽しいものです。
この辞典、掲載語数が少ないせいか、単語の並び方を見て、感心することがしばしばあります。
以下、独学ではなくて先生がいたら教えてもらえることなのかもしれませんが。

例えば、テキストに出てきた
「родители両親」
という単語を辞書で引いてみたところ、その前後には以下のような単語が並んでいる。
「род 出身(種類、(文法の)性)」
「родина 祖国、ふるさと」
「родиться 生まれる」
「родной 肉親の、生まれ育った」
「родственник 親戚」

ほほぅ、語幹(でいいのかな)が共通するものは、イメージが共通している。ひとつ単語を覚えると芋づる式に知っている単語を増やせそう。
(「増やせそう」と思うのと「実際増える」かはまた別なんだけれど^^; とりあえずひっかかりやすくはなりそう)
これ、例えば英語でもそうかというと、案外そういう例は少ないような。基本語彙だと、イメージが似た単語でも、語源はばらばらという気がする。
(上の例に倣えば、「be born (bear) 生まれる(産む)」と「native 生まれながらの 」は別物だし)
むしろ、「親」という字が「親戚」「親密」etc. とバリエーションをつくるような、漢字の熟語に似たような印象を受ける。

漢字っぽいといえば
「деревня 村、田舎」と
「дерево 木」
が並んでいるのには、不思議の感に打たれた。
漢字もそうだけど、村って、大きな木の元にあるイメージだ。
この例に倣うと、
「гора  山」と
「город 町、都市」
も、「町は山のふもとにある」あるいは「町は周辺よりも隆起している(←人口が密集してにぎわっている)という点で山と共通している」ということで似ているのかなー、などと思ったけれど、単語の並びとしてはやや離れているので違うかもしれない。
(間に入っている単語は以下のようなものだし・・・
「гордость 誇り」
「горе 悲しみ、不幸」
「гореть 燃える」
・・・でもなんか「隆起している」「周囲から突出している」という点でイメージが似ているかも???)

実のところどうなのか分かりませんが(と適当に流してしまうところがまったく学究肌でない私^^;)、ともあれ、ロシア語の単語、おもしろい、と思った一例を書いてみました。

格変化について2

2010年12月01日 | しつこく多言語
格変化に関しては、「朝、顔を洗う」「食後、歯を磨く」くらい、「こうしないと何かヘンだ。気持ち悪い」と思うくらい、自分で習慣づけてなじませることができればベストなのだろうなと思います。

個人的かどうか分からないけれど、感覚的には、ロシア語の格変化はわりとなじみやすいなーと思いました。
といって、適当にしか覚えていないので、筆記テストをやったらダメダメな予感はあるのですが^^;
言葉では説明できないけれど、語尾がこう変わるという根拠が感覚的に納得できるというか。
なかなかよくできてるなーと感心さえしたりして。

と、あらためて書くのは、ドイツ語の名詞の格変化が、いまだもうひとつしっくりこないからなのでした。
まぁ、学習時間の差というのは当然あるかもしれませんが。
(『まいにちロシア語』では、格はひとつずつ、じっくりと学習したような気がするので)

昔よく聞いた「デア デス デム デン」の丸暗記方式ではない、効果的な覚え方はないものかと頭をめぐらせてみたのですが、結局丸暗記がいちばん速いように思いました。
しかし、たとえば『まいにちドイツ語』の練習にあった「その男性に1冊の本をプレゼントします」という文章を何回も言ってみたら、さすがに、「その男性に」と言いたい時は、デアでもデンでもなく「デム」! と、「食後、歯を磨かないと気持ち悪い」に近い感覚になってきたので、やっぱりなじむまで練習するというのがいちばんなのでしょうね。

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外国語学習ブログに、よく『外国語上達法』が挙げられていて、初めて名前を知った次第なのですが、千野栄一氏の本に以下のような記述がありました。

「英語のように入っていくのは楽だが、いつまでもマスターしたという境地に達しない奥深い言語もあれば、習得しようとすると最初にガチンと衝撃があって、あとは比較的坦々と進めるタイプの言語があり、どうやらその衝撃の核をなしているのが格であるらしい。」
(『格談義』:『注文の多い言語学』千野栄一(大修館書店)所収)

ロシア語はじめ、格変化の多い言語を学ぶ者にとっては、なかなか元気がでるお言葉。しかしながら、前半の英語についての記述にも、「ほんとそうなんだよな~」と、なんとなくため息がでたりもするのでした・・・

格変化について1

2010年12月01日 | にわかロシア語
全体に何を言っているかはいまだ私にはさっぱり分からないのですが、You Tubeにあるロシア語のフィギュアスケート映像で、小塚崇彦選手のことを、しばしば、「タカヒカ カヅキ」と言っているのが聞こえます。
「コ」が「カ」になるのは、アクセントがない o は ア の発音になるという法則に従っているのですよね。
そして、「小塚」の語末が 「キ」になるのは、おそらく、「小塚選手演技」「小塚選手得点」というようなことを言うために、生格形に格変化させているのではないかと思うのですが、どうなんでしょう~。
外来語は格変化しないと習ったような気がしますが(ラジオ講座で)、そういえば、日本語における「の」、英語における「of 」に当たるような言葉はロシア語には、ない。
(んですよね? って何を書くにも確信が持てないなぁ~)
ゆえに、格変化させないと、たとえば「演技」と「小塚選手」を結びつけるものが何もなくて、ロシア語の文として成り立たなくなってしまうということなのでしょうね。
しかし、ロシア語ネイティブの人は、おそらく、そんなことをごちゃごちゃ考えているわけではなく、「語末が『ア』の発音のままだと、なんかおさまり悪いな~」というような感じで、感覚的に変えてしまっているのではないかと推察します。

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そういえば、格変化にかぎりませんが、
『アンコールまいにちロシア語』では、黒田先生が、ゲストのカーチャさんに向かって、しょっちゅう
「ねえねえ、どうしてこうしないといけないの? なにか決まりがあるの? こう言ったら変なの?」
などと尋ねている印象があります。
(しょっちゅうということもないかもしれないけど。このあいだ聞いたのは、場所を表すв とна の使い分けについて)
カーチャさんにとっては、「このほうが自然だから」「理由は分からないけれどおかしく聞こえる」etc. としか言いようがないことが多いようで、そりゃそうだろうなーと自分が日本語について聞かれたときのことを思って納得しています。
(たぶん言語学的には説明できるのでしょうけれど、カーチャさんは、それは自分の役目ではないと思っているのかも。ということはあの二人の会話には「とにかくそういうことだから(質問のお便りを出す前にまず)まるごと覚えてね」というお願い(?)が暗に込められているのかも?)